5.0
2つのテーマの融合は上手くいくのか?
13話まで読みました。
両親を亡くした小夜が引き取られたのは叔父の家。そこで使用人の様に扱われていた。
両親が大切にしていた病院も、自由も奪われ、ボロボロで生きている。
ある日、桃里にパーティ会場まで忘れ物を届けるよう言われ、ボサボサ髪に、着古した服のまま向かう。
帰りに見知らぬ男にぶつかり、ワインをこぼし、服を汚されたと激昂した男に殴られそうになったところ、パーティを主催する緋月の御曹司、人間と吸血鬼が混在する世界で純血を守る一族の真紘に助けられる。
しかし、そこで真紘は小夜の血の匂いに耐えられなくなる程、反応してしまう。
そして小夜と結婚しようと求婚しに風折家へ。
もちろん、桃里が相手だと思う叔父たちだが、家に入り、あの時失くした宝物のたんぽぽの栞🔖を小夜に渡し、小夜が相手だと話す。
一度は断ろうとするが、叔父たちが、
「お金も入ってくるし、桃里は人間と結婚したいだろ❓」
と話しているのを聞き、何としてでも大切な物
(病院、自由…)を取り戻したいという思いから結婚を決める。
緋月家では、母親が反対しており、小夜に、
「出張に付いてきて、その間に見定めろ」と言うのでついていくことに。
何もかもが初めての経験の小夜だが、懸命なところは伝わってくる。
パーティ会場での「バイトの人でしょ?」と言われて「違う」と言えずに働くなんて、ありえないくらい意見が言えない程の弱さですが、ねじ曲がった性格でもなく、ドレスアップすれば綺麗だし、食事をして
「おいしい〜」とニコニコ☺️してるところは愛らしく、真紘も思わず笑ってしまう程。
この2人、なかなかお似合いだと思う。
吸血鬼と人間、そしてよくある虐げられていた娘の形勢逆転もの、2つのテーマが混ざった作品。
でも、続きはかなり気になる。
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