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穏やかで幸せなら気持ちで読めるのは久しぶりだなーと思っていたら、最後に大嫌いなロマニョーロ伯爵が…。
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穏やかで幸せなら気持ちで読めるのは久しぶりだなーと思っていたら、最後に大嫌いなロマニョーロ伯爵が…。
ザカリーが生きていることが分かったときのヴァンサンの顔がとてもいい。
ザカリーが領地から追い出されてから、ずっと親子のように苦楽を共にしてきて、自分の過去の行いを悔いていたところに、生きているということが分かったのですから。
ジャコブにも、ヴァンサンのような家臣がいれば、ウィグ子爵のような男が取り立てられることもなかったのに。
アイオラがヌリタスに対して行ったことは本当に愚かで許せない行為だけど、母のいる自分の領地に向かわなかったのは意外だった。
ロマニョーロ家の子供達とは違う。
母親が愛情を持って正しく育てたからか。
あっという間に終わってしまった…
前半は惚けたようなルーシャス。
後半は、貴族だということにしがみついて、生きる術を持たない、かわいそうなアビオ。
ヴァンサンは、
領地を追い出された16歳の少年だったザカリーを、生きるために死と隣り合わせの戦場に送り出したことを、ずっと後悔していたんだ。
ザカリーを領地から追い出さないように、兄のウィグ子爵に進言できなかった自分をずっと責め続けていたんだね。
あまりに配信が遅いので、感情移入ができなくなってしまった…。
遠い世界の遠いふたりの物語という感覚。
アイオラ、親切な女中さんがいてよかったね。
あなたも、もう少し他人のことを慮ることができたら、こんなことにはならなかったのに。
ザカリーとヴァンサンの絆の強さを知った回だった。
主人と家臣というより、父と息子という方が近いようだ。
近しい使用人を家族のように大切にするのは、ビアンカも同じか。
早く戦争が終わってふたりが再会できますように。
ふたりは、離れていても、お互いを想い合っている。
久しぶりに見るザカリーの幸せそうな顔。
そして、陰険なジャコブ。
アイオラのお母さんはいい人そうなのに、なせアイオラはあんな風に育ってしまったんだろう…
ルーシャスはどのような行動するんだろう……。
ヌリタス~偽りの花嫁~
135話
第135話:日常での幸せ(2)