5.0
舞台は中国へ
島耕作は取締役となり、舞台は中国に。
おりしも中国がその巨大な人口をもって世界を圧巻する時代へ。
課長島耕作では考えられなかった初芝の苦境が描かれ、漫画と言えど暗い気持ちにもなります。
しかしそんな中でも人情や人生の機微が描かれる弘兼ワールド。
経済面の厳しさだけでなく娯楽性も当然あり、それは武闘だったり恋愛だったり。
一番笑ったのは、典子ママが孫さんの百日記念日で王妃みたいに鎮座して客人に披露された瞬間。
中国人の富豪が本当にやりかねないような、流石に大袈裟のような(笑)
と、このように一話一話に上手に山があり、読んでいて飽きません。やはり名作!
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取締役 島耕作