5.0
実は熱血漢
初めての役づけで主任となり。
昭和の会社らしい風習やしがらみに揉まれながら、中身が熱血漢の島耕作の出世街道第一歩が始まる。
脇役達もいい味出していてアメリカ帰りの亀渕くん、興味深いキャラで楽しめました。
個人的な好みでは、部長以降の出世しきった頃より、若くて仕事に突撃するこの時代の島耕作が好き。
もろもろ痛快です。
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5214位 ?
初めての役づけで主任となり。
昭和の会社らしい風習やしがらみに揉まれながら、中身が熱血漢の島耕作の出世街道第一歩が始まる。
脇役達もいい味出していてアメリカ帰りの亀渕くん、興味深いキャラで楽しめました。
個人的な好みでは、部長以降の出世しきった頃より、若くて仕事に突撃するこの時代の島耕作が好き。
もろもろ痛快です。
初芝に狙いを定め、東京住まいの某企業社長の大叔父さんにも素晴らしい助言をもらいサラリーマンの玉子状態の日々。
バイトでは水商売も経験し、店の女の子の生活に触れるだけでなく未来の自分の姿であるサラリーマン達の会話を聞き。
まだ大学生でありながら、一歩づつサラリーマンに近づく島耕作。
いろいろあったけれど、一流ホテルのバーテンを目指し果たせず帰郷する店の女の子に寄り添い、
一度は付き合った女子大生が島耕作の友人の子どもを流産した際に付き添うなど、打算のない優しさにうたれる。
モテ男ってこういうのだな、と万人が理解する。なぜか課長編と違い、爽やかさで終わるのは学生の特権かな。
「真夜中の主婦‥」という微妙な表現のため、人妻紹介業と間違われ、業績の上がらない主人公立ち上げの会社。
数少ないお得意さんのホステスは人使いが荒く、感じが悪い。なかなかうまくいかない苦労人の主人公。
そんなある日、依頼を受けて駆けつけてみると、そこは空き家で産み捨てられた赤ちゃんが。
なんとか命を繋げてみたものの、釈然としないまま産んだ母親は誰か知りたくなる主人公。
‥と、ちょっと読んだことのないタイプの話で興味を持ったが、赤ん坊の母親をめぐり話がごちゃごちゃではまれなかった。
絵もあまり上手とは言いがたく、無料分だけで挫折しました。ごめんなさい。
島耕作は取締役となり、舞台は中国に。
おりしも中国がその巨大な人口をもって世界を圧巻する時代へ。
課長島耕作では考えられなかった初芝の苦境が描かれ、漫画と言えど暗い気持ちにもなります。
しかしそんな中でも人情や人生の機微が描かれる弘兼ワールド。
経済面の厳しさだけでなく娯楽性も当然あり、それは武闘だったり恋愛だったり。
一番笑ったのは、典子ママが孫さんの百日記念日で王妃みたいに鎮座して客人に披露された瞬間。
中国人の富豪が本当にやりかねないような、流石に大袈裟のような(笑)
と、このように一話一話に上手に山があり、読んでいて飽きません。やはり名作!
視点が面白いというか興味深いというか。
若い妻たちの夫とのレス生活について赤裸々な女子会トークしちゃうところからまず驚いた。
今日的な女性達はそんなものなのか?
ちょっとたじろいだが、これは序盤にすぎない。
こういう話に共鳴したり悩んでいる人はちょっと読んでみては?
サッカーは好きでネットの記事にもよく目を通す方です。
本作品の名前は中国の直撒吧(じかまきは)関連の中国人読者のコメントにも出てくるほどで、いわば世界的。
それで興味を持って読んでみたのだが。
FWを育成するというか見出すプロジェクトという発想は良いが、いかんせん乱暴な感じ。
それからこれは個人の好みの問題だが、話に温かみがないので読み進めるのに努力がいる。
絵も癖が強く好き嫌いが分かれると思う。私は好ましく思えなかった、申し訳ないが推せない。
お題の通り、舞妓さんたちのために日々おいしいご飯を作る主人公の日常を描く。
主人公もごく若く、一緒に過ごす舞妓さんたちと同じくらいの歳で。
それが年季の入ったおばさんよろしく皆の気持ちに沿いながら毎日おいしい賄いを。
しっかりしているのにいじらしい、それは舞妓さんたちの生活とも重なる。
生きていくのは楽じゃないけれど、が毎日おいしいご飯を食べる瞬間は生きててよかったと思える、
そんなお話。ついでに読んでるこちらもおいしいものに癒されます。
第二次世界大戦後、経営の傾いた老舗の料理屋の再建物語。
料理人でもある急きょ跡取りとなった女主人公の生き様が清々しく、好感がもてる。
戦争未亡人の主人公と15歳も年下の切れ者夫の結婚という突拍子もないスタート、
終戦後の駐在米軍とのからみなど、飽きさせないストーリー展開。
無料分だけ、と思いちょっと開いたらどんどん読み進めてしまった。おすすめです。
付け足し
ありがちな男性向けグルメに特化したくどい(笑)展開でないため、女性には読みやすいと思います。
えっ、これ「ブラックジャック」と「美味しんぼ」を足して2で割ったみたいな‥
と思ったら既に同じこと書いてる方がいました。
ブラックジャックは言わずと知れた天才にして大御所の手塚治虫氏の画だし、
美味しんぼはグルメ漫画のザ元祖だし、いろいろな面で本作はちょっともの足らない。
そういう意味で読み進めるには中途半端かなぁ、ということでごめんなさい。
主人公の葵は、華やかに生きている兄と母と自分を比較しては落ち込んで卑屈に暮らしていた。
が、イケメン男子の世那に「自分の人生でははじめから自分が主人公」と言われてはっとする。
当たり前の一言だけれど、ぼうっと生きているとなかなか気づかないものだと私自身はっとしました。
心に響く一言を言われた葵がどんな風に変わっていくのか、期待して推します!がんばって。
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ヤング 島耕作 主任編