とてつもない好奇心や性欲、それらを抑制するはずの思いやりや理性が欠如した未成年男子の自己中心的な思考や発想をうまく描いていると思った。このお話は、小中学生にどうにかして読ませるべき。
学生時代なんてよほどの陰キャでもない限りほぼ全男子が「俺がナンバーワン、この世の中心にいるのは俺、俺さえ良ければいい」だからな。俺もそういう勘違いキッズの1人だった。
それでもコイツのような取り返しのつかないことを女性にせずにいられたのは、女性である母の教育や躾のおかげだと思う。
【たった1回の射○なんかのために、たった8秒間のオーガズムのために人様の命や人生を奪うなんて、サルでもしない。】
女児が被害に遭ってしまったある事件の犯人を見た母が半分怒って半分泣きながら言った言葉を、オッサンになった今でも鮮明に覚えている。
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死役所
294話
第129条 お前が変わったとて②(2)