5.0
第一部完まで
文句なく面白い。絵も上手い。んだけど…
不服があるとすれば慧月の処遇。
『楽になりたい、と思ってた願いを叶えてくれた。健康で土いじり三昧な生活を送れた。感情を生のままぶつけてくれた』
これ全部結果論よね。実際は、
『コロコロされかけた(しかも自分がコロコロされかけた罪で死罪になりかける)、反論もできない体に閉じ込められて食料もないところに追いやられた、逆恨みから口汚く罵倒された』
がスーパーポジティブ脳で変換された結果。
とても黒幕に唆されたから、最後には反省したからといって、何事もなく許されるような内容ではないでしょう。
もしこれが玲琳の可愛がってる女官に同じことされてたら?
絶対怒るでしょう。
皇太子や冬雪はまさにそんな気持ちでしたよ。
悪いことしたやつをザマァする、という単純な作品ではないのはとてもよくできていたが、だからといって主人公聖女!自分に害をなすものにも愛の手を!展開は気持ち悪い。
(ま、今回は聖女というか『ふつつかな悪女』なのですがね笑)
でもやっぱり面白いから★5で!
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ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~