あくあくぅさんの投稿一覧

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11 - 20件目/全70件
  1. 評価:5.000 5.0

    実はいい旦那さんです!

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    冒頭だけ見ると、時代錯誤のとんでもない夫のように見える、樺花の旦那さん。
    ですけどここには、事情があります。
    ひどいのは旦那さんの方じゃなくて実家だった、っていうね……!

    昔の家庭ではありがちな話だったのかもしれないけど、家庭内で当然のようになされてる男女差別が、わかりみ深すぎて泣けます。

    そうなんだよ! 母親は男の子を甘やかしまくって育てて 「男の子だから」 って金じゃぶじゃぶ注ぐんだよ! 虐げられながら真面目に生きてきた女の子、バカみたいな扱いよ。

    きちんと反旗を翻した樺花ちゃん、めっちゃ応援したい!
    そして悪役を引き受けても樺花ちゃんを実家から守ろうとする旦那さん、超偉い!
    めっちゃいい人です。羨ましいなー。

    樺花ちゃんを虐待レベルで厳しく育てたお母さんも、実は昭和な家庭の被害者ですが、ラスト樺花ちゃんと和解して自分だけの人生を探し始めます。

    めっちゃいい話なんで、ぜひ最後まで読んでください!

    • 4
  2. 評価:2.000 2.0

    母親入院からいまいち。あと1話短すぎ。

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    16話まで読みました。最初のほうは私も毒親育ちということもあり、共感できました。
    毒親から逃げるためにできるだけ夜遅く帰って家ではほぼ寝ちゃってる、めっちゃわかります。
    寝てないで家事手伝えよ、というコメントをこちらで見かけましたが、毒親だと無理なんですよ。
    私の場合は、起きてる限り一挙一動見張られて、気に入らないと文句をつけられました。
    毒親の前では寝てるふりするしかなかったです。

    自立して独り暮らしすれば良い、というコメントについても、確かにそのとおりなのですが、できなかったです。
    独り暮らししたい、といえば 『心配だから』 と必ず反対される。逃げるには黙って家出するしかないでしょう。けど、その時点では一応 『家族』 と思ってるんですよ。しかも、おそらくはまともな親に育てられたよりも強烈に。
    親には逆らえない、逆らってはいけない。そう信じ込まされて無気力に育つので 『なにがなんでも独り暮らししてやらぁ!』 って感じにはなりませんでした。
    抜け出たあとで振り返ってみれば、なんで無理にでも逃げなかったんだろう、と思い切り後悔するんですけどね。
    渦中にいるときには、この漫画のタイトルにも 『逃げかた教えてください』 ってあるけど、本当にわからないんですよ。

    なんで、主人公がもう28歳なのに幼く見えても、私は彼女を責められないかな。毒親と一緒にいて成長できるわけがない。逃れて、やっと自分で自分を育てだして、PTSDに苦しみつつ『もっと早く逃げてれば良かったな』 って後悔するんです。

    …… とこれまで主人公サイドのようなことを書いたんですけど、あとは、私の勝手な意見を述べさせてください。

    母親が入院してからが、展開遅すぎでひたすらイライラします! びっくりするほど短い一話に毒親のしょーもないひとことが1個入るだけ。課金して読む意味がわからないレベルです。
    その母親とのやりとりにしても、今さらじゃない?
    これまでもそんなこと、いくらもあったでしょ。もーいーかげんスルーしなよ!
    どうせ嫌な思いするなら、後でまとめて嫌がらせ受けて、母親いない間だけでも自由に好きに楽しくすごせばいいじゃん!
    着替えいちいち持ち込まなくても、お金出せば病院のサービスだってあるんだから!
    延々と続く毒親と共依存の娘の泣き言。正直、『私のほうが大変だった』 と思っちゃうのでこれ以上読みません。

    • 0
  3. 評価:3.000 3.0

    興味深いが主人公と合わない。

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    無料分22話まで読みました。
    旦那さんが主夫になる、という設定自体は興味深いのですが、それが奥さん目線から書かれているせいでしょう。共感は全くできず。
    主夫側の気持ちがわかるぶん、途中までは主人公(奥さん)にイライラしっぱなしでした。

    そもそもの旦那さん=主夫体制からしてが、しっかり話し合って決めた、ということならわかるのですが、奥さん側の都合とか思いつきで押しきってそうなった感じがあって、そこからまず 『なにこの身勝手な女』 としか思えなかったです。ごめんなさい。

    それでもって、周囲には 『良いママ』 と思われたいアピールだったりとかがウザくて……  旦那さん娘さんのことより、まず自分のことしか考えてない人なんだな、という印象がずっと続いてしまいました。

    それでも、それなりの家族の形だから…… と読み続けていたのですが、22話でノロにかかって実家の両親にヘルプ……
    『え? 頼むのそれ? めっちゃ感染力強い感染症なのに?
    実家の両親当然だけど、あなたたちより年寄りよね? 移ったら命に関わるリスクあなたたちより上だけどその辺考えてるの?』
    と、ドン引きました。

    …… ノロくらい耐えろよ。そういうときのために、レトルトのアレコレとかスポーツ飲料おかドリンクゼリーとか常備しとくんだよ。それも知らないのかおい。

    考えが浅いというか甘いというか自分のことしか考えてないとしかやっぱり思えないというか…… 私にはこの主人公、無理です。

    ましろちゃんはかわいいし、主夫として頑張る旦那さんも応援したくなりますが、課金してまで読む気にはなりませんでした。残念。

    • 4
  4. 評価:4.000 4.0

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    スピリチュアルに依存した結果、ほうぼうから騙されて酷い目に遭った子の話です。
    どんどんとスピリチュアルにハマっていって、他人の忠告を全く聞かなくなる過程とか、リアルで面白かったです。
    お金をつぎ込むと、教団内での地位が上がる…… 普段、自信のない人ほど、ハマるのかもしれませんね。

    面白かったのですが、ラストの友人の恋愛は無駄かな……と思いました。個人的に、こういうの好きじゃないので。
    この友人、そばで心配して見てるだけで、結局何もできなかったじゃないですか。
    なのに、イケメン医師とハッピーエンドになって 「結局スピリチュアルのおかげかな」 って、ふざけるな、と思います。

    あんたがイケメン医師とそうやって笑いあってるときに、あんたの友だちは (自業自得とはいえ) 全てを失って借金だらけで田舎に引きこもってるんですけど!?
    「心の傷が癒えるといいね」 とか、いかにも  「私優しい友人」 アピールしながら、実際には何1つ助けようとしてないことにイラっとします。

    間違えないで正しい選択をできる人が最後には幸せを掴む、っていうのは、正しいかもしれませんが、わざわざこの漫画で描くことはなかったと思います。
    まるで、間違えてしまった人にマウントとって嘲笑っているみたい。
    こんな無駄なものにコマ数割くくらいなら、もっと騙されたその後のことをガッツリ描けばいいのに。

    とてもムカつきましたが、話自体は面白く読ませてもらったので、☆4で。

    • 4
  5. 評価:4.000 4.0

    なぜ特攻なのか……考えさせられます。

    毎日無料、19話まで読みました。
    人間魚雷、回天を巡る人々の思いが中心になって展開されています。
    戦時下の言いたいことも言えず、「国のため」  と言いながら死に向かっていく状況は、現代の私たちからみたら、頭おかしい、洗脳されている、というふうに見えると思います。

    けど、その中でも…… いえ、そんな状況だからこそ、彼らは真摯に 「生きる意味」 「死ぬ意味」 について自らに問いかけ、人と語るのでしょう。
    しかし、彼らの見出だした答えは、私にはあまり納得が行きません。価値観が違いすぎるのだと思います。
    彼らが、死んでいくしかない、それがただただ切なく悲しい。
    なんとかならなかったのか、というモヤモヤした思いが、読み進めていくとつのってしまいます。

    • 0
  6. 評価:2.000 2.0

    考えさせられるが主人公が嫌い

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    62話、毎日無料分(のんちゃんの小学校入学) まで読みました。
    療育への考え方が今と少し違うように感じます。
    現在では、『違いを認めつつ、より個人の幸福を高める』 方向に動いていると思うのですが、 『障がいがあっても皆と同じに』 という価値観の頃の作品かな、と窺える部分が随所にあり、それだけで読むのが少ししんどいです。

    もっとも、少し前までは、障がいがあることは、半ば公然と貶められてきました。私の母の世代なんかだと、表向きは差別しないけど、影では平然と差別意識をあらわにしてて、自分の親でも見ていて気持ち悪かったくらいです。

    そこから 『平等に』 が当たり前になってきた時代が少しあって、そして今…… と考えると、少し前の考え方で描かれたマンガの価値観が全く違うのは、仕方ないかもしれません。

    障がいを巡る、さまざまな人の立場が割かしきちんと描かれているので、そこからいろいろ調べたりして考えさせてもらい、本当に勉強になりました。

    …… ですが。ここからは、個人的感情での意見になります、ご容赦を。

    主人公が超嫌いです!
    障がいのある子に対して、不安や焦りや苛立ちなどを、どうしても抱えてしまうのはわかります。
    が、自分がそうであるくせに、対外的には 『明るく幸せで正しいダウンママ』 アピールが強すぎる! なんなのこの意味不明な自己承認欲求。

    アカの他人の夫婦にいきなり首突っ込んで 『ダウンちゃんは天使。大丈夫だから安心して生んじゃってください』 って……
    そんなの、一生親身になって関わる気じゃなきゃ言っちゃいけない言葉でしょ。
    『私は勇気出して生んだけど結構勝ち組なのよ』 ってマウント取りに行ってるようにしか見えなかったわ。

    そもそも、出生前診断が悪いんじゃなくて、問題なのは障がある人が生きにくい社会と、それに影響される親の思考でしょ。
    診断自体は心の準備をするためにもなるのに、 悪いと決めつける描き方、全国の産科医に失礼と思います。

    そして、この辺は先ほども書いたとおり、時代的な価値観の違いだと思いますが、他人の迷惑を省みない 『普通に』 『平等に』 の圧が強すぎる。

    同級生からケガさせられたら、相手の障がいの有無に関係なく、普通の親は良い気はしません。それが普通で平等の実態です。

    都合の良いときだけ 『差別しないで』 を振りかざす身勝手さに呆れました。

    • 10
  7. 評価:5.000 5.0

    汚部屋は大変だがハッピーエンドです。

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    汚部屋育ちの主人公が、大学で良い友だちに出会い、友だちの助けを借りて毒親から逃げる話です。
    複雑な家庭環境で育ち、気づいたら母親とふたり汚部屋で暮らしていた主人公。
    母親は一見優しいようですが、現実から目をそらし、娘のことをきちんと見ていません。

    汚部屋ではなかったが、毒親との共依存関係のつらさは、私もよくわかります。
    母親が依存してくるのは物凄いキツい。
    何をしようとしても反対してくる。母親の人形でいる以外の価値はないのだと、あらゆる機会を捉えて言われ続ける。
    逃げ出したくても、『母親の許可がないとできない』 『自分のことより母親を優先すべき』 と思い込まされていたため、反対されるとすぐに挫折してしまっていました。

    就職してからそのおかしさに気づきましたが、完全に抜け出られたのは、母から言われるままに結婚してからです。

    それでも、最近までは、ほかの兄弟には普通に良い母だったのに、どうして私にだけこんなだったんだろう、私はそれほど価値のない人間なのかな、とことある事につい考えてしまいがちでした。
    母と会うときは吐きそうになりながら表向き良い娘のふりをし続けていました。
    母を見送って3年くらい経ってからです。やっと 『娘なら私じゃなくても、誰でも同じ目に遭ってたんだ。問題があるのは母であって私じゃない』 と思えるようになったの。

    もっと早く抜け出たかったなー。
    主人公には、依存に気づかせてくれて、脱出手伝っくれる友だちが大学生くらいでできて、ほんと羨ましい!

    • 8
  8. 評価:2.000 2.0

    最初の話は娘サイド詳しくしてほしい。

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    最初の話だけ読みました。
    こーいう毒親いるのはわかる。んで娘が自傷行為に走ったりするのも超わかる。
    けどなー…… 娘が援交して人を脅迫して、最終的に母親に同じことやれって迫るのは…… いいか悪いかは別にして、リアリティーが全くないと感じました。

    生まれて以来、十数年も管理されてきた子どもって、グレるほどの元気も残ってないよ、大体は。ここまで振りきれるくらいのパワーが残ってるなら、最初から自傷とか良い子ちゃんのふりとかする必要ないと思う。

    まあ…… 援交も、自傷行為の延長と考えればありなのかもしれないけど、その辺の事情が説明されてないから、娘サイドの言動が理解不能ぎみ。

    まーこの話では毒親にざまぁできて良かったかな。
    だけど娘ちゃんが、短いコマ数でどーしても良い娘からのどんでん返しザマァにまで持っていきたかった、作者の意図の操り人形になっちゃってる感もあり、いまいち入り込めませんでした。

    • 2
  9. 評価:5.000 5.0

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    19世紀後半頃の西洋を思わせる異世界で繰り広げられる、良質なミステリー。
    地味で平凡な女の子と、亡霊になった悪役令嬢が、悪役令嬢を陥れた真犯人探しのために 『エリスの聖杯を阻止せよ』 という謎のメッセージを解き明かしていくうちに、国を揺るがす大陰謀に巻き込まれて……
    といった感じのお話です。

    女の子ふたりのバディものに、恋愛とヒューマンドラマとサスペンス的な要素が絡んでいて、少々複雑 (突如出現する謎な人物や事象は、複線と考えておけばOK) ではありますが、終始ワクワクしたり ジワッときたり…… とにかく楽しく読めると思います。

    特に地味な主人公コニーに悪役令嬢の亡霊スカーレットが乗り移って、ク○な貴族令嬢やらオバサンやらを圧倒するシーンが爽快!
    コニーは普段、優しい素直な良い子なんですが、その彼女が一気にサド目に変わるの、ほんとイイです。

    終盤に号泣必至の名シーンもあり、最後まで読んでいただきたい作品。
    原作も漫画も大好きです!

    • 20
  10. 評価:4.000 4.0

    テーマ性とほのぼのした雰囲気はいい。

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    無料4話分読みました。
    自分は普通とは違う ――
    劣等感を持った男の人3人が集まって暮らしてるシェアハウスにやってきた、中学生の女の子が主人公。
    不登校で親の理解を得られず 『変な子と思われてる』 といった劣等感をやはり持ってます。
    彼らとの交流を通して、自分と向き合い、『自分は自分』 的な自信を持って不登校から抜ける話なんだろうなー、と予想しています。

    テーマ性の高い話ですが、雰囲気はほのぼのとしていて読みやすそうです。
    同居人の久里原さんというおじいちゃんが、早速とてもいい人ですし。
    彼は 『かわいいものが大好き』  を封印して生きてきたのですが、定年退職を機に、嗜好を解放したところ、奥さんにドン引かれて離婚。それでも 『今は幸せ』 と言い切る、なかなか素敵な人。

    なんだけどなー。
    まず、主人公の中学生にあまり共感できません。同居人の1人が言う 『なんだこのナメたガキは』 的な感想に一番共感してしまいます。
    シェアハウスに引っ越して 『親にうるさいこと言われずに自由だイエーイ!』 的なノリをまず全面に出してるとことか……
    この時点でまず 『えーまじに、ただのワガママな人生ナメきったガキかよ!?』 と思ってしまいます。
    不登校にも家出にも何らかの原因があるはずなのに、ワガママで学校サボり、親がウザいだけの理由で家出、という風にしか見えません。

    で、こういう主人公の目線からの漫画なんで…… なんか、描写が激薄く感じてしまいます。
    久里原さんの話だって、会話形式でサラッとじゃなくて、久里原さん主人公で読んでみたいです。
    オムニバスで各キャラ主人公に深掘りした単話で繋げていけば、すごい楽しめそうなのに……
    なんか残念。

    • 4

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