5.0
とても好きです
貧乏だけれど愛されて幸せな家庭で育った侯爵令嬢のイリヤが、ワケアリ皇太子のローレン様と婚約するお話し。
ローレン様は、「気難しい」レベルではなく、実は幼い頃に他国への外遊中に攫われて、暗殺者として生きてきたのですって!
なので、感情表現が乏しく、ちょっとの動きにも敏感ですぐに攻撃的になるし、いつでも命の危険と隣り合わせの緊張感を漂わせています。
そんなローレン様に、幸せなお嬢様のはずのイリヤが寄り添えるのは、虐待されて殺された前世の記憶が残っているから。
前世設定、必要かな?とも思いましたが、この記憶のおかげで今生ではたくさんの愛を知り、他人を癒す術を知りながらも、ローレン様の暗い瞳に共感して気持ちを添わせられる、最強の婚約相手になれたのだなぁと思うなど。
とにかく、誰もがめげてしまいそうなローレン様の拒絶に、めげずに食らいつき、どうにか距離を詰めていくイリヤが素敵ですし、逆毛を立てた慣れない野良猫のようだったローレン様が少しずつイリヤに気を許し、彼女の存在をかけがえのないものと感じ始める描写がとても好きです。
ローレン様の生育歴が特殊すぎて、前途多難な感じはしますが、この二人が可愛くて仕方ありません。
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婚約した王子は元暗殺者でした