凄い完結の仕方だと思う。
それが『いけない事』という訳ではなく、こんな終わり方を『してもいいんだ』て素直に思った。
そして素敵に思った。
なんだかラストの方はゴタゴタがすごく多くて情報過多になった感じがしたけど、本質は真っ直ぐで曲がる事なく終わったと思いました。
けっして『着地』や『完結』した印象は全くなくて、むしろこのままズルズルと終わりのない旅を続けていく感じ。
あくまでも『続く』事が大事で、『終わり』はあってはならない。
最初の始まり方からは想像も出来ないストーリーで本当に引き込まれました。
そして同時にこれはあくまでも漫画であり、現実はもっともっと厳しいとも感じた。
何が幸せなのかは人によって違うし、基準だって曖昧だ。
ヒロインは重度の障害を抱えていて理解するのは本当に難しいのだと思う。
でもとても真っ直ぐで可愛らしく素敵だと思いました。
ラストの方に髪を長く伸ばした斉藤さんが未来予想図の様に描かれている。
そんな未来にたどり着けていたらいいなと思わされました。
僕にとってとても面白く考えさせられる作品でした、感謝申し上げます。
余談にはなりますが、かなり昔の作品で日本橋ヨヲコ先生の『極東学園天国』という作品も似た様な雰囲気があり自分の中で思い出深い作品です。
絵も似た様な雰囲気(特に目の表情)があり御関係があるのかな?とか勝手に思ってしまいました。
僕の中でこちらの作品も思い出深い、忘れられない作品になりました、有難う。
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アスペル・カノジョ
121話
伝えたいこと(2)