5.0
人前で読んではいけない感動で涙が…。
悲惨な処刑を経て、転生して自分を貶めた相手に復讐するか、同じ展開を回避する物語が多い中で、全く違う切り口の物語!
ヒロインは純粋で何も知らない領主の娘、ところが祖父と父親、母親の贅沢な暮らしで、領民を苦しめた結果怒った彼らに追い詰められ処刑された、恋人でも有り、暴動のリーダーでも有ったカイドは何とか彼女だけは、延命させようと尽力したが、それを良しとしない彼女は悪態をついて断頭台に登った!
その記憶を全て持ったまま養護施設で育ったシャーリー、物心つくと周りの今あるのは、前領主を断罪した現領主カイド様のお陰、と言う声に苦しむ、そして、カイドの専属侍女となって、その余りのストイックさにカイドに問われ、前世の記憶のせいだと明かす。
今世でも贖罪を果たし家族と共に地獄に落ちようという姿勢に涙が止まらない、彼女を守れなかったという罪悪感を持ち、独身を貫くカイドには幸せになって欲しいというシャーリー、いや貴方こそ幸せになって貰いたい、何度健気な彼女の言動に泣かされた事か!願わくはカイドとのハッピーエンドを期待、これは素晴らしい作品❗
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狼領主のお嬢様