狙った獲物に皇后と皇帝が同時に矢を射ぬいた。そして、二人とも護衛を付けず本営から離れてしまった。その時、何者かに襲われ二人で何人も倒したが、皇帝がケガをしている事に気がついた。
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5位 ?
狙った獲物に皇后と皇帝が同時に矢を射ぬいた。そして、二人とも護衛を付けず本営から離れてしまった。その時、何者かに襲われ二人で何人も倒したが、皇帝がケガをしている事に気がついた。
ローズモンドにも問いただすと、あれが皇后になる近道だったというのだ。ただ国外にも関わる事はだめだ、皇后は子供を持てないのだから、そこを付けば廃后もあり得るから待てと諭す。皇后にはローズモンドを捨てられない事情があるとも。そして、狩猟大会に向けて弓の特訓に励む皇后であった。
パトリツィアのケガに気づいてハンカチで止血してくれた皇帝。突然雨が降り雨宿りをしていると、使節団と謁見の時、何が起きたのかと尋ねられ、全て真実を語った。そして、ローズモンドにも何があったかと聞いたのだ。
まもなく皇室主催の狩猟大会が行われるという、そこで参加して名声を馳せるのもいいんじゃないかなという皆の意見もあり、乗馬訓練に森に出掛けたパトリツィア。すると馬が手を咬み負傷した所へ偶然皇帝が、、、
使節団一行を無事送った後、姉のペトロにアが皇后宮を訪れた、パトリツィアの侍女になると言うのだ。姉も3年前の光景を記憶しているみたいで、以前とは別人だと両親も感じていた。今度は私が妹を守ると。
昨晩皇后と皇帝が、一緒にいた事が早くもローズモンドに知れ、血相を変えて皇后宮に乗り込んで来た彼女。皇后に真偽の程を尋ねるが、その無礼な振る舞いを咎め、皇帝と皇后が一緒に居たからといって何ら不思議ではないと反論。薄っぺらい寵愛など何の役にも立たないと!良く言ったそれこそ皇后たるもの。
皇后の侍女が皇后宮を後にする皇帝に、少しでも皇后に目をかけて頂けないかと進言したが、すでに初夜で寵愛は期待するな、おとなしくしていた方が身の為だと言い渡してあるという。冷たい奴だなぁあんたは。
皇帝にどうぞローズモンドの所で癒して頂いてと薦めたのに、一緒に雨にうたれてしまい、仕方なく皇后宮にお連れし休んでもらった。
皇后は眠れぬ夜を過ごしていた。いつまで怯えなければならないのかと一人庭で、涙にくれている所へ皇帝がやって来た。何故泣いていたとハンカチを貸してくれた。皇帝も眠れずにいたのだ。
ローズモンドのケガが、皇后によるものと皇帝が皇后宮に話を聞こうと向かった所、皇后と従者が、もし、ローズモンドに肉のすり替えがされてたら、戦争になっていたかも知れないと、話しているのを皇帝が耳にしていた。
復讐の皇后
026話
26話