5.0
いってらっしゃいーただいま
英語は苦手。だから、タイトルの意味はさして気にもせず、読んだ。感動!今度は、タイトルがすごく気になって、調べた。
マイ←私の フェア←公正な、公平な ネイバー←近所の人 ?!
果たして、この調べ方は正しいのだろうか…。ただ、このタイトルを示唆する印象的なフレーズは、いくつかあった。「恋じゃない けれど愛しい 手放したくない 手放すしかない 『好き』よりよっぽど厄介な気持ち」「かすかな予感を心の内に隠して 俺は最後まで立派な大人でいられただろうか」どちらもユキのモノローグ。28歳の行成は、真っ直ぐな気持ちを向けてくる16歳のモモに対して、「公正な隣人」であり続けることが、生きる支えになっていたのかもしれない。
冬の章(後編)最終シーンの「ただいま」は、4年前のモモの「いってらっしゃい」に対して、ユキが出した答え。玄関に二つ揃えられた靴が、「これから」を予感させる、優しく、深く、素敵なラストでした。
コミックスの新装版には、描き下ろし「いつか未来のクリスマス」が収録されています。花野井くんが大人になったようなユキと、お姉さんっぽいほたる風モモの、とっても素敵なエピソード。今からでも、配信しませんかぁ〜?
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マイ・フェア・ネイバー