Mayayaさんの投稿一覧

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621 - 630件目/全1,040件
  1. 評価:5.000 5.0

    メシマズの世界に咲いた一輪の花

     死んだわけでもないのに、異世界に召喚されちゃってって、その上、一方通行で元の世界には戻れないって、女神さま〜ぁ、何てことしてくれちゃってんの〜っ!?ヒロイン理沙は、この手の異世界転生ヒロインの中では、最も理不尽に?転生させられた一人かもしれません。
     それにしても、女神様都合で勝手に召喚されたのに、不貞腐れることなく、むしろメシマズを何とかしようと奮闘する理沙の、何と逞しいこと!理沙に料理を教えた、お母さんとおばあちゃんに感謝だね。理沙の料理を食べた人々みんながみんな、その味の虜になるあたりは、ちょっと都合良すぎな感じがしますが、それだけメシマズだったということで…。
     物語の主流は、料理に関わるエトセトラなのですが、理沙とジークの両想いコーナーもあります。二人とも、こっち方面は奥手で、やや鈍チン同士なので、ピュアな焦れ恋になりそう…。でも、これで理沙の異世界定住は確定的かな?
     メシマズの世界に、美味しい料理を広めたいという夢の実現に向け、工夫と機転で次々と「イベント」を乗り越えてきた理沙。このまま異世界で勢力?を広げていくのか、それとも…。見知らぬ異世界で、一人奮闘する理沙に敬意を表し、星5を捧げます。

    • 0
  2. 評価:3.000 3.0

    平安悪女って誰?

     平安悪女ってタイトルにあるけれど、誰のこと?タイムスリップしたヒロイン「五月」はもちろん違うし、平将門の娘「安芸」だって、罪人の娘ってだけで、悪女とはちょっと違うよね。そもそも将門の評価だって様々あるわけだから、単純に将門を悪とする考え方には賛成できない。
     安倍晴明をヒーローにした作品はたくさんあるから、タイムスリップ+将門の娘で、差別化を図ったのかな。そのため事実1%、空想99%の割合で、自由度の高いお話作りをしていると思います。一話64pは、決して安くないけれど、それなりのボリュームがあるので、許容範囲。
     気になったのは、フルカラーなのに、何か絵柄や色が地味な感じがすること。一昔前の学○漫画や漫画で読むシリーズって、まさにこんな感じ?ストーリーはなかなか面白いのに、今一つのめり込めない理由の一つになっています。結構、あちらこちらに話を広げているので、うまく回収して、きちんと完結してほしいかな。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    Lv999の恋って?

     やったことのあるゲームは、インベーダーゲームとスーファミ時代のドラクエⅤくらい。だから、作中のゲームの話とかお約束とかは、ほぼほぼ全く分からない。それでもこの作品が、現代ゲーム事情を程よく混ぜ込んだ、ゲーム通あるあるの恋愛漫画だということくらいは、理解できる。
     とにかく、山田秋斗がかっこいい。顔よし頭よしゲームよしなのに、基本対応は、基本「塩」でも、その泰然自若としているところが、たまらない!その山田が茜と出会い、天然な?構えない人柄と接するうちに、絶食男子→塩男子→草食男子→ロールキャベツ男子→肉食男子と変貌、もといLvを上げていく様子は、身悶えするくらいワクワク。
     しかも、山田はあまり喋らない。その彼が、何を考え、何を想い、次に何をしようとしているのかを、目線と行動、そして周囲の言葉をもとに理解していく…これ、なかなか楽しい作業かも?
     冒頭で述べたとおりゲームをやらないので、どうなればLv999の恋になるのか、見当もつかない。それでも、人見知りの母親との約束を踏まえて、茜を「そのうち」母親に紹介しようと思っていた山田秋斗…まだ高校生だけど、その気持ち、信じて待っていていいんだよね?二人の恋愛Lvのランク上げ、ガチで期待しております。

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  4. 評価:5.000 5.0

    え、え、え、なぜにスピンオフ???

     胸きゅん焦れキュンしながら読んでいる「虎王の花嫁さん」のスピンオフ?それも、いきなり110pt?!フルカラーでもないし、それほどボリュームがあるわけでもないのに、このお値段だと正直お高め感は否めない。まったく虎王ファンの足元を見おってぇ〜っ💢て感じです。
     これは、凛花が中学生、アヤが高校生の頃の、出会いとハジマリの物語。それなら、本編「虎王と花嫁さん」の回想回の中で扱えば良さそうなものだけれど、きっと片手間で描くには、二人の、特にアヤの想いが、大きすぎるんだろうな。なぜアヤが、あそこまで凛花のことを、好きで好きで大切にしているのか、こちらを読めば、その背景がより分かるという、ズルい仕掛けのようです。
     ということで、結論!虎王ファンなら、110ptでも購入すべし!です。本編では、すでにお亡くなりになられている凛花パパもご健在で、なかなかの大物感を漂わせておられます。現在より若く、まだあどけなさが残るアヤも、一見の価値あり!やはり、眼福です。「虎王の花嫁さん」の始まりに繋がる、更にその前のハジマリの物語、ptは高いけれど、やっぱり星5でお薦めです。願わくば、次回以降の配信は、1話分がもっとお安くなあ〜れ〜。

    • 40
  5. 評価:4.000 4.0

    マイ・フェア・レディ王子版

     最近では珍しい異世界転生ファンタジーではない設定、そして、王子様が全く王子様らしくない!ということで、ちょっと毛色の違う物語の始まりです。
     ただし、家族の情愛が全く欠けているという歪んだ世界観は、相変わらず。何をどうしてどうなれば、こんな人格的に欠損した兄や妹ができるの?教育のせい?それとも、たまたまみんな、サイコパス家系ってことですかい?主人公たちとの差を、より鮮烈にするための設定なのでしょうが、いつ読んでも気持ちのよいものではありません。
     見たところ、生意気殿下第2王子ジルは、根っこのところで父王にそっくり。ヤンチャな性格とか、髪色とか…そして、全体を俯瞰する能力も。スラムで育っていなければ、なかなか頼もしい王子様に成長していたはず。そのあたりの事情も、追々説明があるんだろうな。
     さて、目下の興味は、エリシアとジルに恋愛感情が生まれるかどうかということ。今のところ、教師と生徒、姉と弟という感じですが、それだけじゃ盛り上がらない!エリシア&ジルのざまぁ案件+ジルのマイ・フェア・レディ案件+二人の♡案件の揃い踏みで、このお話、もっと面白くなるはず。スッキリ展開を期待しています。

    • 44
  6. 評価:4.000 4.0

    KADOKAWA vs講談社?

     何だ?いったい何が起きてる?一つの原作を、二つの出版社がそれぞれ別作画者でコミカライズ?連載誌が廃刊に追い込まれたので、それを引き継いでというケースは、無きにしも非ずですが、こちらは如何なものでしょう。詳しくは、Webで…ということで、気になる方は検索してみてください。
     女性漫画と青年漫画ジャンルに分かれているとはいえ、キャラクターデザインがどちらもLaruha 先生なので、雰囲気は似ています。構成は、多少違いがあって、こちらのほうがやや内容を端折り気味。その分、少ないポイントで、ダイジェストに楽しめる可能性がありそうかな。毎話の消費pt数にばらつきがあるのは、話の区切りを重視したからか…個人的には、定額ptのほうが覚えていやすくて、好きですがね。
     衣丘わこ先生の「かくりよ」は、葵を筆頭に登場人物の心の機微を丁寧に表現していて、紙でも購入を続けている作品の一つです。講談社verは、せっかく青年漫画ジャンルで参戦しているので、もっと「青年漫画」っぽく?ダイナミックに表現してもよいかもしれません。二つの「かくりよ」が、どのように差別化を図りながら、私たち読者を楽しませてくれるのか、期待して追っていこうと思います。

    • 3
  7. 評価:4.000 4.0

    スッキリしてくれぃ!

     悪役令嬢ものって、転生後?タイムリープ後?は、自分が断罪されないよう先手を打って、不利な状況をコントロールしていくのが常道なのに、このお話はそうでもなく、いつもかなり綱渡り。「2回目」感はあまりなく、下手すりゃ「1.5回目」か?って感じ。それだけフェルミナが凄いのか、周りが騙されやすくって馬鹿なのか、それともヒロインクラウディアが残念過ぎるのか…とにかく、イライラ展開が重なります。
     クラウディア自身は「完璧な悪女」を目指しているようだけれど、その割に、いつもフェルミナの様子ばかり覗って、その対応に追われて、全然悪女っぽくない。完璧な悪女なら、先手必勝、公爵家の評判を落とさない程度に、フェルミナだけを追い詰める策を講じて、修道院送りにでもしてやればいいんじゃない?
     1回目が酷ければ酷いほど、読者は2回目の「スッキリ」を望んでいます。ちょいスッキリはあるけれど、なかなかビッグウェーブがやってこない展開、いつかフェルミナを完膚なきまで叩きのめして、超弩級の「スッキリさっぱり」となることを期待しています。

    • 4
  8. 評価:4.000 4.0

    じわじわと面白くなる…

     画は大雑把だし、登場人物の性格も偏っている感大アリだし、韓流モノだから名前や役職や言い回しが独特だし…etcで、読み始めは???、退屈、無料分消費って感じでした。うん、読み続けてみるもんだ、今では、かなり面白いです。
     占いによると、6歳のマンヒョの未来は、「生き物の血で手を汚すとよい」「手を荒らしてこそ天寿を全うできる」とのこと。身分が高いままでは、それは叶わないはずでしたが、一族が滅ぼされ、酒幕の小酒母ソンイとして生き延びる上で、見事にジョブマッチ♡転生前、有名料理人だったスキルを活かし、「料理の力で全ての願いを叶えられる」運命に、まっしぐらです。
     ソンイにとっての全ての願いとは「①一族を襲った悲劇の謎を解き、②犯人に正当な裁きを受けさせ、③好きな人と結ばれ、④毎日美味しい料理を作ること」だと思います。①②④については、多分何とかなりそうだけれど、③はどうだろ。だって、世子嬪になったら、料理なんて作ってらんないでしょ。それとも、型破りお坊っちゃま世子のイ・ピョと、中身は33歳百戦錬磨のソンイだったら、新しい王室の慣例を作っていくのかな。うん、やっぱり続きが気になる…。
     エロ要素は全くなく、邸下イ・ピョがソンイに転がされている夫婦漫才風で、ほのぼのします。この流れだと、大ハッピーエンドだと思うんだがなぁ…。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    極上のノンフィクションファンタジー

     父を亡くし、廃業したうどん店兼自宅を処分するために帰省した宗太と、ずっと昔から「化け狸」として生きてきた「ポコ」孤独な一人と孤独な一匹が出会って、極上のハートフルファンタジーが生まれました。
     初めの1ページから最後の1ページまで、とにかく隅から隅まで、四国の、瀬戸内の、そして香川の魅力に溢れています。ポコが化け狸ということを除いては、全て事実ではないかと思うくらい言葉、食べ物、気候風土が誠実に描かれ、彼の地への郷愁を誘います。そして、そこで宗太とポコが繰り広げる物語の、何とあたたかいこと。ああ人って、土地と繋がって、人と繋がって、想いと繋がって生きているんだなあって、改めて感じさせてくれました。
     毎話、鼻の奥が痛くなったり、目頭が熱くなったりと、心のリハビリテーションをしながら読み進めていましたが、最終話付近は涙腺崩壊、心のダム決壊で、ティッシュが何枚あっても足りませんでした。分かってはいたけれど、心のどこかに「もしかしたら…」と願う気持ちもあったのでしょうね。だからこそ、ノンフィクションファンタジー、「ポコ」という化け狸が存在するのなら、この結末しかなかった…とばし読みはせず、1話1話読み進めて、最終話「俵製麺所」にたどり着いてほしいと思います。
     忘れないことは、命を繋ぐこと…このお話から、生きる勇気を貰いました。

    • 3
  10. 評価:4.000 4.0

    仮想的「極道+少女漫画」ダブルワーク世界

    「極道」ネタを漫画にする理由は、あまりよく分かりませんが、この作品は違います。ifその筋の方々が、少女漫画を描いてみたら…の、極道あるあるを仮想してみたわけですね。それ、正解です!漫画家世界と極道世界、それぞれの業界用語のシンクロ具合と、漫画の仕事に真剣に取り組む「志優クリム」配下のギャップ萌えが見事にマッチして、地味に面白いコメディー漫画がスタートしました。
     初めは、あまりにもヒロイン真琴の脇の甘さ、計画性のなさにイラっ💢仮にも一人暮らしをするのなら、もう少しお金についてのセーフティーネットを、用意しておこうよ〜。でも彼女の、漫画アシという仕事に対する気構えや、「スイケイ」への熱い想いを知るにつけ、人の善意を信じ、夢に向かって一生懸命頑張っている子なんだろうなあと、妙に納得。誰かモデルがいるのでしょうね。あと、デジタル化ってこういうことかーと、お勉強させていただきました。こちとら、Gペンとケント紙の時代やもんね〜。
     さて「志優クリム」先生、まだまだ秘密がありそうです。その秘密を、真琴とともに一つ一つ解き明かしながら、極道と少女漫画家という多分あり得ない?ダブルワークのコラボを楽しんでいきたいと思います。

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