Mayayaさんの投稿一覧

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621 - 630件目/全997件
  1. 評価:4.000 4.0

    先の視えないノンストップミステリー

    「全てー かなえよう」 もしも神の如き存在に、こう語りかけられたら、なんと答えるだろうか…。古代神への生贄となったことによって、何故かしら人智の及ばない力を使役できるようになった第一皇女ルディス。彼女の「生贄」としての使命は、むしろ古代神ラベインと出会って後に、動き出したのかもしれません。
     それにしても、これほど先の見えない話も珍しい。物語の鍵を握る言葉は、「生贄」「古代神」「供物」 古代神たちが語る意味と、人間たちが認識している意味とにズレがあり、そこに謎が生じて、読者を混沌に導きます。虐待、冷遇されて育った人間が、偶然偉大な力を使う権利を手に入れてしまったとき、果たして正義を行うことができるのか…ルディスの目を通して、人間の究極が試されている気がします。
     ルディスの選択は?古代神の真の姿は?を筆頭に、伏線回収に向けて、最後の最後まで気を抜けそうもない物語、ダークファンタジーがお好みの方に強くお勧めです。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    鉄板ネタが入りすぎて…

     記憶喪失、交通事故、ストーカー疑惑、暴行未遂、男性恐怖症、職場でのいじめ、毒親、メル友、すれ違い、親の自死…まだ、あったっけ?ひと組の男女が結ばれるまでに、よくもまあ、ここまでいろんなことがあったもんだ。およそ3年の間に起こったこれらの出来事を、時系列を無視して?ぶっ込んでくるもんだから、正直一度読んだだけでは、正しく現状把握できないかもです。まさに「遠回り」…それでも、全てが繋がって、自分の中で伏線を回収できたときは、スッキリこの上なしです。
     ヒーロー司清貴のモノローグを柱として、ストーリーが進んでいくので、雰囲気としてはモノクロ版のほうが合っている。正直、フルカラーだと30歳前後であるはずの清貴が幼く見えて、微妙な違和感。それでも、線を大事にして、綺麗に色をのせているので(特に瞳)、これはこれで読み応えのある作品に仕上がっていると思います。あとは、無料分の多さと好みの問題かな?

    • 6
  3. 評価:3.000 3.0

    溺愛…本当にそうかね?

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    暴君…エレベーター前でぶつかった梓に対して、「いつまでもそこに立っていられると 邪魔だ」発言。社長として暴君というよりも、人としてどうよ💢
    溺愛…出張ついでに水族館へ行った?母親の誕生日を、思い出のレストランで一緒に過ごした?チャリティーパーティーに着ていくドレスを見繕った?…せいぜいその程度。俺様感はあるけれど、溺愛感はほとんど感じなかった。
     画は好みだし、読み始めはなかなか面白いと思っていたのですが、いかんせん終わり方が酷かった…。まさに「え?これで終わり?」っていう終わり方。スクープされた女優問題もうやむやだったし、再アタックを宣言した元カノ問題にも言及していなくて(多分些細なことなんだろうけれど)、正直モヤモヤしています。
     そして極めつけは、女性漫画ジャンルにも関わらず、Hシーンがほぼほぼ皆無!少女漫画なら仕方ないけどね…。TLとまでは申しませんが、「溺愛」に相応しいイチャコラが見たかったなーというのが、今の正直な感想です。

    • 9
  4. 評価:4.000 4.0

    愛しすぎの方向違ってるし💢

     自分史上、最悪のクズヒーローは、川上ちひろ先生産の「速人」…ヒロインと付き合っている期間でさえも、なんやかやと理由をつけて、他の女子たちとイタしてしまう真性のクズ。どうして速人がそんなふうなのか、何とか理解しようと頑張ったけれど、やっぱり無理、どうしても共感できなかった。
     クズはクズでも、愛しさを感じてしまったクズヒーローは、こしの先生産の「穂高」…クズの純愛って言っても、差し支えないと思う。クズな行動の理由が、ある程度共感できたし…。
     じゃ、今作のクズヒーロー「蒼真」については? う〜ん、言い寄ってくる女子と、のべつまくなしに関係するって、なんつークズ!それも、葵との関係を壊したくないからって、他の女子で埋め合わせをしようなんて、葵にも女子たちにも失礼でしょ💢クズ行動の理由づけとして、よくある説明だけど、何たるお子ちゃま行動、例えこの先、葵ひと筋だったとしても、なんだかなぁ…ということで、蒼真は、自分史上、速人に次ぐワースト2のクズと順位付けさせていただきました。
     さすがに速人みたいなクズ行動はとらないと思うけれど、それでも、まだまだクズオーラダダ漏れの蒼真。葵にも読者にも、完全に信用されるまで、まだまだ道のりは遠そうです。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    そりゃ好感度、上がらんわ〜

    ネタバレ レビューを表示する

     いくら辛い幼少期を過ごして、心が頑なになっていたとしても、あれだけリッカに大切にされたら、好感度が上がらないはずがない。にも関わらず、いつまで経っても好感度0のままって、ジルトは氷属性?!でも、どう見たって、リッカを意識してるじゃん!こりゃ、いよいよシステム障害かぁ?と、思わせてくれた前半部分、ツンデレジルトとお姉ちゃんぶりっ子のリッカとの丁々発止のやり取りに、期待は高まるばかりでした。
     それだけに、後半はネタバレと辻褄合わせが中心で、かなり拍子抜け。前世での妹桃が、リッカとそっくりな顔のモモカ登場したり、転生先が神様の即断即決であっさりと決まったり…え〜、そんな設定だったの?って印象です。
     中でも、好感度0を示すポップアップ画面についての、あれやこれやにはワロタ…。つまりあれって、
    ジルトの「ヒロイン」に対する好感度だったんだよね。勿論このゲームの「ヒロイン」は、リッカではないわけだから、そりゃ好感度、上がらないはずだわ〜。ジルトのリッカに対する本当の好感度は?はい、推して知るべしです。
     それにしても、リッカを好きで好きで堪らないのに、その気持ちを素直に表に出せない、微妙なお年頃のジルトくん、攻略対象としては、とっても魅力的だわさ〜。彼のキャラに免じて、レビュー評価を星一つ分、増やしておきました♡

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    元祖嫁もの?!

     デキる家事ヤロウ歳下男子もの←命名:嫁もののハシリとなった作品だったのでは?と、今更ながらに思います。ヒロインは、大抵干もの女子!表向き仕事がデキる女の、今作のヒロインりなも、ぴったりこの条件に当てはまります。
     では、どうして今風の嫁ブームに乗っかって、真っ先に人気が出なかったのか…これはひとえに、田島先生の画が一般ウケしなかったから?!この頃は。背景はあっさりし過ぎだし、台詞回しもあっさり気味だし、何より引きの場面での全身ポーズが、微妙にデッサン狂ってて気になるしだし…。
     でも、もう慣れました。というか、この余分なものを削ぎ落とした感のあるスタイリッシュな画は、田島先生ならではのもの。読み進めるうちに、どんどんハマっていくから不思議です。
     数ある類似既存作品と似たような結末を迎えるのか、それとも…?元祖お嫁くんモノ、パイオニア作品のオリジナルな面白さに触れてみませんか。

    • 2
  7. 評価:5.000 5.0

    塩対応にはワケがある?!

     七瀬くん、超絶イケメンなのに、塩対応?何それ、最高じゃん!つまり、来る者拒まずのクズ男じゃないってことでしょ?そして、男を見る目のない陽毬サン、あなたへの塩対応も、実は訳ありのニオイがプンプンいたしますがな〜。
     だって、七瀬くん、陽毬を意識しまくってるじゃん!男を見る目のないニブチンの陽毬サンには、分からないだろうけれど。彼氏がいるあなたに、自分をアピールすることなく、4年間「塩対応」を貫いた七瀬くんの誠実さを、褒めてあげようよ。
     さ、ゲス男の元カレ浩介にも、しっかり引導を渡せたみたいだし、いよいよ七瀬くんと本気で向き合うときが来たみたいだね、陽毬。こんなにあなたのことを、女性としても人間としても認めてくれている男子、そうそういないから。
     そして七瀬くん、塩対応の向こう側にある、君の本気を見せてくれい!陽毬と読者に、リアル「愛され女子」の気持ちを、存分に味わわせてくれることを信じ、星5を捧げます。

    • 30
  8. 評価:4.000 4.0

    ククク……。タイトルも遂にここまできたか

     最近の漫画の中には、やたら長々しく人物紹介したものを、そのままタイトルにしてしまう摩訶不思議な作品(特に、異世界転生ファンタジー)が、数多く見られますが、遂に適役?の台詞をそのまま引用したものが登場してしまいました。これがなかなか、インパクト大!この「ククク……」につられて、ついつい購入してしまったのは、私だけではないのでは?
     内容は、うん、よくも悪くも少年誌=青年誌ルート。主人公は、とりあえず見た目は人型の魔物だけど、可愛い女の子たちを引き連れて、あっちこっちに顔を出すって話、ちょっと男の子に都合良すぎない?おまけに「ククク……」と言われてたくせに、やたら強い!どうやら「能ある鷹は爪を隠してた←なのに、爪の使い方をよくは知らなかった」パターンのよう。男の子の夢の物語、また一つ誕生の予感です。

    • 6
  9. 評価:2.000 2.0

    因果応報自業自得物語

     異世界転生ものは数あれど、ここまで興味が惹かれない作品も珍しい。キツい言い方をさせてもらえば、因果応報自業自得物語とでもいえばよいのか…。
     ヒロインは、バイオレットが処刑されないルートに変えようとしているが、元々は前世のヒロインが、無理矢理イェディルを皇帝にするルートを押し通したための弊害。それも、結局は国が滅びるバッドエンドだから、攻略したとも言い切れない。自分がゲームの世界のバイオレットに転生したからと言って、今更あたふたするのは、どうにも格好がつかない気がする。
     ステータス画面についても、考えもの。どういう意図かは分からないけれど、さして苦労もせず、思いどおりのことができてしまうのって、都合良すぎ。タイトルからすれば、女性の自立物語の体だけれど、あんなにほいほい自分の思いどおりにできるのなら、さっさと自立してもよいのでは?今のところ、課金してまで読みたくなるような内容ではないけれど、そのうち大化けするのかな???

    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

    綾瀬はるか!?

     木絵を綾瀬はるか、光正を斎藤工のキャスティングで、映画化されたのは知っていたけれど、よもやよもやのこんな楽しいお話だったとは…さすが、森本梢子先生です、っつーか、木絵が本当に綾瀬はるかで良かったの?!いくら地味にしたって、あの美しさは隠し切れないでしょ。イケメンハイスペックセレブ男子が、外見より内面をみてパートナーを選ぶという、世の平凡地味女子にとっての希望の物語なので、そこは個性派女優さんを使ってほしかったかな〜と思うのは、私だけ?
     光正がテレパスだから、平凡木絵を選んだという向きもあるけれど、大切なのは、相手を信じられるか、そして、相手に信じてもらえるかって、結局それだけなんじゃない?人間関係って。そして、どうにでもなれという「開き直り」…だから、落ち着くべくして落ち着いた二人だと思います。
     ときどき、人前で読んじゃいけない本に出合いますが、この作品もその一つ。だって、絶対に声出して笑っちゃうもん。森本先生、やっぱり天才だー!

    • 3

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