Mayayaさんの投稿一覧

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621 - 630件目/全746件
  1. 評価:5.000 5.0

    床に転がっている生き物は?

    「床に転がっている生き物は?」と「ポンコツメガネ君」と、どっちのワードがツボかなあ? とにかく結衣の発するひと言一言が、要所要所で物語を面白くしてくれる…はっきり言って、ツボっています。
     苦労人の25歳住吉結衣は、両親の教育方針の甲斐あって、生きる術に長け、「きっと何とかなる」の強い精神で、日々逞しく生き抜いています。帝王学の弊害をもろに被って成長した高遠光輝とは大違い!帝王学って、勉強と経営だけができればよいわけ?(あ、帝王サマだからいいのかぁ…。)こんな二人だからこそ、ジグソーパズルのように、お互いの弱点(結衣はお金、光輝は成人男性としての一般常識)を補っていくのかな。でも、それだけじゃない、そこに男女の胸キュンプラスαも期待したい。
     ただ、他の話の偽装結婚は、期間が1年とかもう少し長いけれど、こちらは何と2週間! 2週間で、二人の関係がどのように急進展するのか、そちらも興味津々です。時々、結衣の顎のラインが?となることはありますが、冷徹光輝とポンコツ光輝のギャップに免じて、見て見ぬふりをするつもり。無料分だけでは伝わらない面白さ、星4.5(四捨五入で5)でおすすめです。

    • 24
  2. 評価:5.000 5.0

    もしも本が超貴重品で超高級品だったら…

     本好きの女子大生の単なる転生ものという勿れ…グーテンベルクを除いて、かつてここまで本を愛し、本に執着した主人公が存在したか?というレベルの「本愛」に満ち満ちたお話です。
     崩れた本の下敷きになって命を落とした本須麗乃は、本が超貴重品という世界に、病弱な少女マインとして飛ばされてしまいます。(なんつー皮肉!麗乃、生前よっぽど罰当たりなことでもした?)「身食い」という命を脅かす発熱と闘いながら、それでも図書館を作って心ゆくまで本を読むために、ルッツ(これがまた、少年だけどオトコマエ!将来が楽しみ)とともに、一から本作りに挑戦していきます。
     意思のないところに、言葉は生まれない。言葉のないところに、文字は生まれない。文字なくして、本は作れない。そして、必要とする人がいてこそ、本は存在できる…というところで、本への、ひいては人類が築き上げてきた文明へのリスペクトが込められたファンタジー、まだまだ続きますが、第一部は取り敢えず星5でお薦めです。

    • 4
  3. 評価:3.000 3.0

    学園ヒエラルキー、本当にあるんか?

     スクールカーストかヒエラルキーか知らんけど、人間を「わんこ」呼ばわりして、マウントとってくる連中の、一体どこがセレブ? 本当のセレブなら、ノブレスオブリージュの意味くらい知って、成長してきたはずでしょ。あまりにも幼稚で、あまりにも情けなく、とにかく胸糞悪いったら、ありゃしない!
     人権を無視した変な設定でさえなければ、双子の兄弟が入れ替わったり、ひよりと盟がくっついたりするなどは、中々興味深い内容。盟の切ない秘密も徐々に明らかになって、最初の頃とは、だいぶ異なる印象になっています。あり得ないほど摩訶不思議な学校を舞台に繰り広げられる、取り敢えずラブコメディ?初期設定が何とも受け入れ難いので、星3が精一杯かな。

    • 0
  4. 評価:3.000 3.0

    ホワイトハートコミックなぜ高い?

     顔面認知力が皆無なので、登場人物の弁別がほとんどできず、「この人、敵味方?」となったり、「美魔女かーさん、何歳よ?」となったりで、なかなか読むのに苦労しています。側から見れば、ジャファルもイレーネもお似合いの、美男美女カップルなのにね。ただ、イレーネは美女設定だとは思うけれど、後宮を始めとして、宮殿敷地内にいる女の子たちは皆、美女揃い! 正統派美女とはちょっと異なるイレーネ、微妙な立ち位置を、度胸と機転と出たとこ勝負で乗り切っていく様子は、痛快と言えば痛快かもです。
     それにしても、フルカラーでもないのに、1話分がこの長さで75ptは、ちょっとぼったくりでね? なぜ高い?ホワイトハートコミックってことで、この程度の盛り上がりで、課金するのはちょっと…。

    • 1
  5. 評価:4.000 4.0

    不思議な空気感の中の、じれったい二人

     一見、美男美女カップルの久我慎一郎と月島翠。でも慎一郎は、警察官なのに、残念イケメンストーカー気質。翠は翠で、周囲から遠巻きにされがちな、隠れドルオタ派遣社員。この二人の初デートが、男性アイドルのコンサート会場っていうから、想像の斜め上を行く初期設定に、思わずクスリとさせられます。
     二人以外の登場人物も、どこにでもいそうな人たちながら、それぞれキャラが立っていて、存在感アリです。特に、玉ちゃんと千代ちゃんは、名バイブレーヤー! よい味出しています。ただ最後のほうで、慎一郎と尚也(翠の推しメン!)が知り合ってしまうあたりは、正直??? 作者さん、どうしたかったんだろ?
     背景をあまり描き込まないためか、全体的に白っぽい印象。けれども、それ故に主人公たちの表情が際立ち、不思議な空気感を醸し出すことに成功しているのかも…。タイトルが「からっぽダンス」である理由は、最後までピンときませんでしたが、空回りしている等身大男女の物語ということなのかな? 星4で、ご購読いかがでしょう。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    インク作り、カッター作り、その次は?

     生きるために青色巫女見習いとなったマイン。一つ一つ課題を解決しながら、ステップアップしていく様子は、さながらロールプレイゲームを見ているよう。勿論、最終的なゴールは「思う存分、本を読むこと」
     第一部で、何とか紙を完成させたマインとルッツ、第二部では、インク作り、印刷のための試行錯誤と、まだまだ苦労は続きます。紙もインクも彫刻刀もカッターも、文具店に行けば簡単に手に入るのに、それらが「ない」世界では、材料・道具を作るところから始めなきゃいけない…1冊の本に、これだけの技術と手間がかけられていると考えると、マインじゃなくても、本当に本が愛しいものに思えてきます。
     マインの世界はあくまでファンタジーで、現代に生きる私たちの周囲から本がなくなるなんて、考えたこともなかったけれど、電子書籍隆盛のこの時代、あと10年もすれば、本当に紙書籍が珍しいものになってしまうかもしれません。そうなったとき、マインのように一から本を作り出せるのか…第二部では、「ものづくり」の本質について問うと同時に、人と人との結び付きについても考えさせてくれます。本好きな人は勿論、読書が苦手な人にも読んでほしい珠玉の一冊です。

    • 16
  7. 評価:4.000 4.0

    失うときになって、今更かよっ

     気心が知れていて、有能で、見目麗しくて、いつもそばに居るのが当たり前だった幼馴染みの女性が、自分の目の前からいなくなるかも…って思ったとき、やっとその存在の大切さに気付いて、猛アタックを始める…まさに、ボス秘書モノの王道です!つーか、6年間も飼い殺しておきながら、35歳セレブ専務の優成クン、何を今更ってカンジ。年は35でも、中身は遊びたい盛りのDKだったろ、今までは! この際だから、思いっ切り汐里に振り回されればいいのに…。
     それにしても、ここまでの話の流れは、かの有名なハーレクインシリーズのボス秘書モノと見事に一致!そうなると、話の結末もハーレクイン風大団円を期待していいのかな? とにかく、専務で幼馴染みの優成が、けっちょんけちょんにやっつけられて、汐里を追いかけ回すしかない展開となることを、1日も早くお待ちしております。6年間も待たせたんだから、その程度は許されるでしょ。

    • 71
  8. 評価:3.000 3.0

    同性なら◎ 異性としては…?

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     情に厚いし、オトコマエだし、さっぱりしているし、バスケの腕前最高!だし、こんな女の子が身近にいたら、絶対友達になりたい!それがアイちゃんこと、香住愛子です。ただ、同性としてはとても魅力的なアイちゃんだけれど、異性としてはどうなんだろ。微妙に鈍いし、自分のことをオレと呼ぶし、男心を汲み取れないし…イケメンでモテメンの玲欧なら、女の子は選び放題のはずなのに、異性としての愛子のどこに惹かれたのか、結局最後まで伝わってきませんでした。(まさか、八重歯に惹かれた?)
     愛子の進路の選び方にも???「玲欧」そのものが進路なの?一緒にいたいだけなら、無理に進学しなくてもよかったんじゃない?親の脛をかじりながらの同棲って、本当にそれでいいのかなって思ってしまいます。高校生カップルが、大学時代もずっと一緒だなんて、胸熱のはずなんだけれど、どうも愛子が流されて進路を決めているように思えて、今一つ共感しきれませんでした。「ヒミツのアイちゃん」なのに、愛子の最大の秘密(←メイドの舞と同一人物)は、早々に玲欧にバレちゃっているあたり、一体誰に対しての「秘密」だったんだろ…。

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    レオくん♯2を読むなら、こちらがお得

    「ヒミツの…」シリーズのほんっとおまけの「レオくん」バージョンですが、その中でも♯2的なお話。愛子のために頑張って運転免許をゲットしたレオが、(初)ドライブに愛子を誘って…からの〜相変わらず、イチャラブ夫婦漫才ってオチです、ざっくりとまとめれば。
     実は、♯1のお話もあって、そちらは運転免許取得にまつわるあれこれ話。同棲生活中のちょっぴりエロい二人の様子を覗けるのも♯1。「ヒミツのヒロコ」ちゃんに、おまけ?で収録されています。勿論、こちらの♯2も収録されていますが、49ポイントとほんのちょっとお高め。「ヒミツのレオくん」40ポイントのこちらで読んだほうが、リーズナブルですよ。

    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

    最後まで読む?

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     異種婚モノのハッピーエンドは、大きく分けると二つあって、どちらかの種族に寿命を合わせることによって、二人仲良く末永く…というタイプと、結ばれたものの、時間の壁を乗り越えられず、どちらかがどちらかを見送るタイプのもの。前者は、大海とむ先生の「蜜夜婚」や鈴木ジュリエッタ先生の「神様はじめました」などなど、比較的多い結末。後者は、やはり大海とむ先生の「禁断の恋でいこう」が印象的。哀しい中にも、崇高さが感じられる結末です。
     そして、この「花と悪魔」は、明らかに後者。最初のうちは、ギャグテイスト強めですが、花の成長とともに、ビビも「人間」として成長していく様子が、胸を熱くします。さしずめ「100万回生きたねこ」を読み終えたときと、同じような感動かな?結末は異なりますが…。「100万回生きたねこ」を読めない方は、このお話を読むのもやめておいたほうがよいと思いますよ。(涙腺崩壊ですので…)

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