Mayayaさんの投稿一覧

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評価3 22% 379
評価2 4% 72
評価1 2% 27
641 - 650件目/全1,040件
  1. 評価:5.000 5.0

    色彩鮮やかな竜と人との絆の物語

     はっきり言って、字が多いです。設定が複雑です。画も線の数、トーンの使用頻度が多いです。考えようによっては、読みにくいかもです。少女漫画にジャンル分けされていますが、少年漫画寄りかもしれません。それでも、この作品、面白いんです!できれば竜の色のことを考えて、カラー化したいくらい。
     竜騎士ヒューバードのお気に入りは、勿論ヒロインのメリッサ。でもメリッサって、「竜のお気に入り」でもあるんよね。ヒューバードの絆の竜「白の女王」のお気に入りというだけでも凄いのに、王龍「青」にも懐かれ、代理親になってしまうくらいだから、その竜寄せのチカラ、半端ないっ!!って感じです。
     そのため、ヒューバードとメリッサの恋物語よりも、人間と竜との絆の冒険物語のほうが主流かな、今のところ。堅物騎士と竜好き侍女のラブファンタジーを、強く期待していた方には、ちょっと肩透かし感があるかもです。無論ヒューバードは、メリッサ以外の女子には塩対応だし、メリッサはヒューバード以外眼中にないので、十分ポイント高めですが…。
     王竜「青」の代理親に選ばれてしまったが故に、様々な陰謀に巻き込まれてしまうメリッサ。そんなメリッサを、ヒューバードと「白の女王」、そして「青」がどうやって護っていくのか、そして、「青」がどんな「竜の王」に成長していくのか、まだまだ目が離せそうにありません。長期戦を覚悟しつつ、やっぱりどう考えても星5超の秀作です。

    • 75
  2. 評価:5.000 5.0

    タグに「甘エロ」「お色気」がないぞ〜!

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     異世界召喚お仕事ファンタジーだと思って読んでいたら、おっと大変!途中から、PG12、いえいえR15レベルの?TLゾーンに突入!レオンく〜ん、カタブツそうに見えていて、やっぱり君もおとこのこだったんかーい♡という展開です。
     ヒロインの莉奈が不憫だったのは、最初のほうだけ。第二騎士団の下働きとして引き取られてからは、家事をやらされていたスキルを生かして、どんどん自分の居場所を拡げていきます。そこで、レオン団長に愛されるだけでも、十分面白い展開だったのに、実はリナのほうが神子であることが判明して…以降は、もうリナの独壇場!彼女を虐げていた従姉の真由及び叔父一家に対しても、しっかりと断罪イベントが用意されているので、ざまぁスッキリ間違いなしです。
     唯一モヤるところは、レオンがリナに惚れるきっかけが、メガネなしのリナの素顔が、超美人だったこと。確かに厚底メガネじゃ魅力に欠けるだろうし、本当の美人は、メガネのあるなしで随分印象が変わるけれど、メガネ美人って言葉もあるんよ。そこはメガネを掛けた状態のリナに、惚れたってことにしてほしかったかなあ…な〜んて贅沢をいいつつも、星5の満足度です。

    • 8
  3. 評価:5.000 5.0

    発達障害の範囲ってさ…

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     集団に適応できないと、最近ではすぐに「発達障害の可能性が…」となるけれど、正直その考え、苦手。それは、現在の日本の体制の中で「生きづらい」かもであって、それぞれの時代や国、体制、環境に適応できなければ、自分を含めて、誰もが「発達障害」といわれてしまう可能性があると思う。だからこそ私たちは、現代の日本という国のシステムに合わせて、自分なりのルーティンを決め、必死に「普通」のふりをしているのかもしれない。
     ADHDと診断された西岡部長は、障害ととても上手に付き合っている成功例。パニックのときでさえも、これだけ自分を冷静に観察できるのだから、IQは平均より高く、障害の程度も軽いほうだと推察できる。
     むしろ、シングルマザーのまどかの辛さのほうがリアルだった。一人で子育てするだけでも大変なのに、何らかの障害の可能性を指摘されたとすれば、不安とプレッシャーはどれほどのものだったか、想像に難くない。一人で頑張らずに、もっと外に支援を求めれば…という向きもあるが、どのように助けを求めればよいか分からない人々に、そのひと言は酷である。
     だからこそ、架空の物語の中であっても、西岡部長とまどか母子が出会えてよかった。相互の、そして周囲の理解が深まってこそ、障害の垣根は低くなる。全ての人が、置かれた場所で咲けるわけではないだろうけれど、「置かれた場所で枯れずに生きる」ことは目指してもよいはず。この物語を他人事とはせず、誰もが枯れずに生きられる世界にしたいと願うのは、綺麗事だろうか。

    • 72
  4. 評価:5.000 5.0

    スパダリ?モラハラ?拗れてますな〜

    「依存させてダメ人間にしたい」
    ヒロイン雪乃にとって、この言葉はスパダリでもあり、モラハラでもあり、う〜ん、悩ましいところです。
     それにしても直樹サン、いくら「指導方針を変える(←アプローチの間違いでしょ!)」っていったって、これは変えすぎでしょ。もし、真剣にこの方法がよいと思っているのなら、あなたはそーとー残念なイケメンです。そのうち直樹サイド目線で、この騒動の裏話を語ってほしいなー。
     雪乃も自立にこだわり過ぎて、ちょっと頑なかな?仕事を持ち帰るなとは言わないけれど、倒れるまで仕事しちゃ、本末転倒。バランスがとれてこその「自立」だと思うよ、手抜きも含めてね。
     さて、見た目どおりに受け取るなら、この二人、今のところ拗れる未来しか考えられない…。このまま拗れまくって話が進むのか、それとも理解と譲歩を重ねて、自分たちなりのカタチをつくっていくのか、しばらくは目が離せません。久しぶりの千桜先生の画とともに、楽しんでいきたいと思います。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    「氷の皇帝と宝石姫」の結末は?(スルメ)

     よくある異世界転生風、お世辞にも画が上手いとは言えない、イケメンレベルがこの程度?という感じで始まったこの物語…どうぞ序盤で離脱しないで、頑張って読んでみてください。この手の作品あるあるですが、読めば読むほど味の出てくる、スルメのようなお話です。
     ダイヤ姫に転生してしまったヒロインが、バッドエンドを変えるために、涙ぐましい努力を重ねていきますが、その過程で「氷の皇帝と宝石姫」の違和感の秘密も解き明かされていきます。そこからはもう大変!冷たい氷の皇帝シリルパパが、ただの親バカにしか見えない…💦あとは、ラストまで一直線!無料分が大量にあるときを逃さず、リーズナブルに読むことをオススメします。
     道尾秀介氏が、読む順番によって結末が変わる本を出版されましたが、もしかしたら「氷の皇帝と宝石姫」もその類?実は、本の形をとったマルチエンディングゲームだったかも?といろいろ想像しながら、オープンエンドな終わり方を楽しみました。うん、ダイヤ、確かにこれからも、氷の皇帝の娘はラクぢゃなさそうだね…。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    TLぢゃなかったけれど…

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     おっ、星脇リカ先生の新作?とっろとろにエロいの楽しめるやん!と思って読み進めてみても…ん?なんか違うぞ、あ、これ、TLぢゃなかったー!!という自分内オチです。
     美緒、こんなにいい子なのに、どうして幸せになれないんだろう、どうしてドアマットみたいな仕打ちを受けやすいんだろうと、気が滅入ってきますが、これも美緒が優しくて、いい子だからなんだろうね。だって、美緒の母親にせよ、ゲス彼にせよ、白石何某にせよ、心が荒んでいる人は、より弱い者を狙ってマウントをとって、自己顕示欲を満足させようとするものだから…。美緒母を毒親で酷いと思う分だけ、ゲス彼をゲスでクズだと思う分だけ、そして白石何某を痛い女でカッコ悪いと思う分だけ、自分たちはそうならないよう反面教師にしていけばよいのだと思います。
     さて、タイトルどおりなら、美緒に対する深瀬くんの溺愛っぷりを楽しむのは、ここからでしょう。なんか会社の同僚である以前に、深瀬くんは美緒のことを知っているみたい…そりゃ、これだけ人のことを慮れる美緒のことだ、きっとどこかで深瀬くんにも、よい意味で関わっていたはず!秘密が解き明かされるであろうこの後の展開が、楽しみでなりません。
     もともとエロ可愛い雰囲気の星脇先生の画です。二人の気持ちが通じ合った後は、ちょっぴりTL寄りになることを大いに期待して、星5です。

    • 1
  7. 評価:5.000 5.0

    DT魔法使い伝説のはじまりは…

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    「宮越和草先生の画の雰囲気に似ているなぁ」というのが、第一印象。関係者さんだったら、物知らずでごめんなさい。でも、ヒロインララのモノローグ感やギャグテイストのぶっ込み具合が、いい意味での既視感があって、テンポよく読ませてくれます。
     逆年の差モノって、そのままの年の差を肯定する、異世界を往復しているうちに年の差が逆転する等、いろいろなパターンがありますが、今作はいわばハインラインの「夏への扉」タイプ、寝ているうちに年の差の壁を越えるってやつですねー。ま、ララは20年ほど石になっていただけの話ですが…。
     そして、年齢逆転モノの最大の魅力は、ヒーローの青田刈り!何せ幼いときに、好きになっちゃってくれているので、そのままヒロイン一筋のまま、パーフェクトイケメンヒーローに成長してくれちゃうもんね〜(笑) もちろん今作のヒーローアリステアも、もれなくララ一択です!何せ30過ぎてもDTのままで、国一番の魔法使いになったくらいだかんねー。あの有名な都市伝説の出どころは、アリスだった説?
     家族に恵まれず、苦労してきた二人。ここから先は、ぜひぜひ幸せになって、二人のイチャイチャぶりをわたくしたちに見せつけてくださりませませ。

    • 1
  8. 評価:3.000 3.0

    どうして30歳まで拗らせるかなぁ…

     ヒロインの由姫、トラウマもちの事情は理解できないでもないけれど、どうしてここまで人間関係拗らせちゃったかなぁ…と、極端な設定に逆に疑問。会社内で好き勝手言われているけれど、そもそもその状態で、よくこの会社に採用になったよね。面接、大丈夫だったのかな?ということで、一人の女性の成長物語かなと思って読んでいると、そうでもなかったぁー!
     何と、ヒーロー羊司サンへの吸血鬼疑惑発生!これも、読者とあずちゃんには匂わせるけれど、由姫本人には、全く気付かせない…気になり過ぎる…作者さんの作戦勝ち?
     その上、ここに由姫と羊司のお見合い問題や、由姫にちょっかいを出すモブ男子なども絡んできて、ちょっととっ散らかった感が否めない…。
     ヒロインのブラッシュアップストーリー?空想ファンタジー?それとも、不器用男女のピュア恋物語?18話の中に、いろいろぶっ込んだ印象で、個人的にはちょっと残念。それでも、きちんとまとめるあたりは、さすがの吉岡先生ですわなー。

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    天下無双のお化粧掛姫!

     異世界転生モノって設定が自由だけれど、実在の人物を登場させる場合は、ちょっと注意が必要。だって、「史実」っていう「事実」と、ある程度擦り合わせなくちゃならないから…。まあ、どうしても有名人を死なせたくないときは、タイムリープさせて、実は現代で幸せに暮らしました、チョンチョンという必殺技もあるけどねー。こちらの作品は、if山内一豊サン夫婦の娘与祢が長らえて、美容部員として寧々(「おね」じゃないんかーい)に仕えたら…という、まさに「そうだったかもしれない」劇場です。
     ところで、中の人が美容オタクの与祢姫サマ、表向きは一国一城のお殿様の溺愛娘なもんだから、ほんっと権力を傘にきて?好き放題!?でも、それらが全てツボにハマるんだから、爽快です。一豊パパと千代ママの全てを許す感も(笑)
     気になるのは、寧々さまの御化粧係となってからのストーリー展開。寧々は大局的に見ると「勝ち組」ですが、秀吉の女好きっぷりからすると、現代女性感覚では、ちょっと残念な感じ。そこを、どのように完全「勝ち組」にもっていくのか、作家チームの腕の見せどころかと…。戦国末期の「もしも」劇場、与祢姫の天下無双ぶりを、しばらくの間楽しみたいと思います。

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    どうして「梨本くん」なんだろう…

     人の心の中なんてぐっちゃぐちゃで、聞くに耐えないことも多いでしょうに、ヒロイン小春がここまでピュアで、真っ直ぐで、気遣いができる子に育ったのは奇跡!人間不信になって、心を閉ざしてもおかしくなかったのにね。罪滅ぼしにしても、自分の心を守るためにしても…です。梨本くんは、外見だけではなく、そんな小春の強さと優しさにも惹かれたのかな。
     心の声が聞こえる設定の作品は、それこそ古今東西星の数ほどあれど、触れると心の声が聞こえなくなるというパターンは初めてかも?!よかったね、梨本くん、これで堂々と小春に触れる大義名分ができたぞ。直接的には多くを語らない梨本くんだけれど、その分小春がフォロー(別名:大きなお世話)をしてくれるから、案外この二人、破れ鍋に綴じ蓋の名コンビかもしれません。
     気になるのは、どうして「梨本くん」だったのかということ。小春を好きになる男の子だったら、誰でも「聞く」ことを止められたのかな?二人の関係の行く末とともに、そこんとこ、興味があります。星5の滑り出しかと思ったのですが、ギャグシーンの小春の顔の崩れかたが、あまり好みじゃなかったので、星マイナス1で。

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