Mayayaさんの投稿一覧

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651 - 660件目/全941件
  1. 評価:4.000 4.0

    健全過ぎてごめんっ!

     自分史上、元祖年の差夫婦幼な妻ヒロインは、酒井美羽先生の「ミルクタイムにささやいて」のミミ。彼女と本作のヒロイン真夏と、どっちが手に負えなかったかな?けれども、ミミが、完全に甘ったれだったのに対し、真夏は、荒れることでしか自分を守ることができなかったという点で、全くタイプの異なるヒロインだといえます。
     大抵のお話は、結婚+αというところで、めでたしめでたし終了となるのですが、こちらは結婚がスタート。真夏が、自分の正直な気持ちと向かい合いながら、人間として少しずつ成長していく様子が描かれています。同時に、一見完璧に見えていた?忍も、真夏の真っ直ぐな愛情に触れることで、男として、大人として自信をつけ、さらにイイ男になっていくのだから、この夫婦、最強ですね。
    「ミルクタイムにささやいて」は、あの時代にしてはエロかったけれど、こちらの真夏と忍、夫婦生活のシーンがあっても、ほとんどエロくありません!真っ直ぐ過ぎるほど真っ直ぐな、二人の健全な結婚生活ストーリー、一見の価値はあると思いますよ〜。

    • 0
  2. 評価:3.000 3.0

    ヒロインの扱いが酷過ぎる

     日本人は、古来から八百万の神々を大切にしてきた民族なので、妖たちとの共存のお話大いに結構。そ
    の上で、ヒロイン柚子をめぐる家庭環境には?を付けざるを得ない。
     例えば、妹花梨と柚子の扱いの違い。柚子の両親は、何故に花梨だけを可愛がり、柚子を無視したのか?妖の花嫁として見初められることを期待して、容姿のよい(らしい)花梨を特別な学校に通わせたらしいが、花梨が妖狐の花嫁に選ばれたのは結果論。花嫁として、何か特別な能力が具現化していたのなら、両親の期待、溺愛もある程度理解できるが、そんなことは全く分からないわけで、花梨だけを可愛がり、柚子にあれほど酷く当たる理由が、普通には見当たらない。
     ましてや、柚子の祖父母は、至極真っ当な人々で、その人たちに育てられた柚子の父が、ここまで歪んだ考えをするのは、それこそ妖に取り憑かれたか、あるいは、柚子の可哀想さを際立たせるための作者さんの陰謀か、どちらかだろう。
     願わくば、前者であってほしい。嫌われる理由の全くないヒロインが、実の両親や妹から、差別され、虐げられ、愛されないのは、読んでいてとても気分が悪い。玲夜の力を魅せつけるための設定なのかもしれないが、ある種のいじめを見ているようで、気持ちのよいものでは決してない。

    • 7
  3. 評価:3.000 3.0

    「美女と野獣」と「シンデレラ」?

     呪いをかけられた「怪物」と呼ばれる侯爵と、家族に虐げられる薄幸の令嬢とくれば、「美女と野獣」と「シンデレラ」のハイブリットお伽話?とも思ったのですが、話が進むにつれて、主役二人の「思い込み」が、鼻についてきました。まさに、拗らせ両片想いの極みかいなって感じです。
     そもそも呪いの治療に「体液の交換が必要」って設定が??? 意味深に語っているところによると、体液の交換って、あの方法だよね、多分。そして、治療のために、異母妹エマのところに通っていたんだよね。そんときのエマって、一体何歳設定?レイラとの歳の差を考えて整合性をとると、多分10代も10代、10代前半かも?!?いくら治療目的とはいえ、そりゃないよなあ…。そこだけは、エマに同情。エマが治療を拒んだ事実も、肯定したくなる。
     更に、相手を想う故の、二人の自己肯定感の低さ…レイラとアレン、それぞれのモノローグが、ちょっとしつこくて、気になってしまうところ。フルカラーで、そこそこボリュームもあるので、67ptは妥当かもしれませんが、微妙な整合性の綻びがそこかしこに見られ、最後があっさり終わってしまいそうで、積極的な課金をためらってしまいます。さて、この先どうしようかな?

    • 4
  4. 評価:4.000 4.0

    タイトル負けかなぁ…

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     こちらの作品、タイトルで損をしていないかなぁ…。だって「ケダモノ彼氏」だから、来るもの拒まずの肉食系で、ヒロイン振り回される話かなって思っていたら、そんなこと全くなかったぁー(汗)大賀見くん、見かけによらず?一途です。大方きっと、名前が「大賀見」だから、「オオカミ」と掛けて「ケダモノ」ってことにでもしたんだろうな。
     内容は、少女漫画テッパンの再婚義姉弟恋愛モノですが、ヒロインひまりが「家族」の形を大切にしようとするあまり、途中かなりグダグダします。家族のカタチなんて難しい問題、親に任せときゃいいんだよっな〜んて思いますが、そこはひまりだもんなぁ。側から見ると、完全に空回りをしているようにしか見えないんだけれど、ひまりなりに「家族のカタチ」を守ろうとしたのだということだけは伝わってきました。
    「家族」か「彼氏」か、ひまりは二者択一しか考えられなかったけれど、圭太は違います。二兎を追って、二兎ともつかまえる?再婚一つ屋根の下あるあるですが、ひまりと圭太はどんなあるある物語を紡いでいくのでしょう。タイトルに惑わされずに、読んでみることをおすすめします。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    みんなトクベツ

     国民的アイドルと一般女子の組み合わせって、少女漫画では、割と使い古されたネタ感で、「そんなおいしー話、漫画ん中だけじゃん!」と、穿った見方をしちゃいますねー。だから、ヒロインさほ子、地味子のくせにトクベツじゃん、さすが少女漫画!って、斜に構えて読み始めたのですが、これがどうしてどうして、話数が進むほど話に引き込まれていきました。
     それは、幸田先生が、全編通して「トクベツ」に想う相手がいることの素晴らしさを、伝えようとしてくれるからかも…。「トクベツ」は、皇太にとってさほ子がトクベツなように、さほ子にとっても皇太がトクベツで、誰か「トクベツ」に想える相手ができたときに味わえる幸せな気持ち。そこには、有名人も一般人も関係ない。だからこそ、さほ子と皇太だけでなく、えみかやその他のメンバーたちの「トクベツ」も応援したくなってしまいます。(時々、顔がごっちゃになってしまいますが…さほ子とえみか、似てなくない?)
     設定の実年齢より、やや画が幼い印象があって、そこが星マイナス1。それでも、夢を見せてくれる良作、おすすめです。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    「馬鹿は死ななきゃ…」って、あったっけな

     その昔「馬鹿は死ななきゃ治らない」という囃し言葉がありましたが、まさにそれを地でいくような作品です。とはいうものの、主人公ミーア、すっかり心を入れ替え、聖人のように行動するようになった…というわけでは、全くないのですが…。まあ、人間の性根、そんなに劇的に変わるわけではないってことなんでしょうね。
     ギロチン回避の生存欲求に従ってのみ行動するミーアですが、なぜかしら、やることなすこと全て良い方向へ…あ、もちろん転生後です。まるで、運命の神様が、全ての厄災または最悪のパターンから、ミーアを遠ざけているかのよう…。あまりにも都合が良すぎて、笑っちゃうくらい?ミーア本人、あるいは「解説者」は、それをギロチン回避のためだけと繰り返していますが、どうもそれだけではなさそうです。
     前世とは比べ物にならないほど友達(人脈)ができて、充実した日々を送っているミーア。彼女を取り巻く環境が、これだけ変化したのに、断頭台の露と消える運命からは、逃れられてはいません。新たにできた人脈と前世での失敗を生かし、飢饉を乗り切ったその先に、断頭台回避があるんだろうな…。人がやり直しの機会を与えられたら?そんな、ifの物語、まだまだ私たちを楽しませてくれそうです。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    西洋風「天に恋う」どうするルーク?

     ヒロインが異世界間を行き来しているうちに、ヒーローとの年齢が逆転して…という設定で、真っ先に思い浮かぶのは、望月桜先生の「天に恋う」 ただ、あちらのヒーローは、一国の皇帝だったため、立場上、妃を何人ももたなければならす、ちょっとモヤッ。その点、本作のルークは、単なる騎士なので、ほとんど障害なしの溺愛一直線!安心して読むことができます。
     強いていえば、ヒロインのサラが鈍チンで、今のところルークが寄せる愛情を、殆どスルーしてしまうところが、障害っちゃあ、障害かな? だって相手は、姉?母?のような気持ちで面倒を見ていた男の子で、家族みたいなもんだからねぇ…。急に年上といわれても、気持ちが追い付かないのは、仕方のないこと。
     さて、ルーク様、弟ハンデがあるとはいえ、あなたがサラのために積み重ねてきた15年間の努力は、決して無駄ではない。天性の美貌と一途な愛を武器に、サラの心をしっかりホールドしてくれることを、期待しています。二人の恋の行方、星5をかけて、見守っていきたいと思います。

    • 121
  8. 評価:3.000 3.0

    お前の方が「だっせぇ」よ💢

     あ〜、萎えた。何なん、この会社?何なん、この男?
     まず、発注ミスは、確かに会社の信用に関わるものだから、指導されて然るべきだけれど、オープンスペースでっ!?というのは、何事ぞ?そもそも、そんな大事な書類だったら、上司のチェック入るでしょ、普通。さくらだけをネチネチ責めるのは、お門違い。最悪、チェック漏れがあったとしても、最終的に自分でそのくらい見つけて当たり前じゃろ、自分の企画なんだから。衆人環視の下、不必要な圧力をかけたということで、パワハラ案件として取り上げられても、文句言わせねーし。そして、その様子を見て笑っていた他の社員も、何て奴らだ。さくら、こんな会社のどこがよいの?
     そして、極め付けは、高鹿匠の「だっせぇ」発言。今どきの小学生だって、そんなことは申しません。もっと、空気読みますがな。お前の方が、よっぽどだっせぇよっ💢
     この先も、此奴らには💢っとさせらそうなので、完結するまでは、もう読みません。呼び捨て高鹿匠を、「くん」「さん」を付けて呼びたくなる結末を迎えたときのみ、戻ってこようと思っています。高鹿匠よ、お前にイライラさせられるほど、こっちはヒマじゃないんだよー。

    • 6
  9. 評価:4.000 4.0

    勇者の元カノ・魔王の今嫁

     元ネタ三流小説「勇者の彼女」の如く、途中までは、ほんとに三流小説。まず、画の線が雑だし、ヒロインメイズのキャラもそんな魅力的ってわけじゃないし、ヒーロー?イスはどこか翔んでるし…。正直、無料だから惰性で読んでいました。
     あれ?と感じ始めたのは、40話あたりから。意味もなく溺愛モードだったイスに、実は深い事情があるのではと、匂わせてきます。同時に、メイズの転生にまつわる秘密も、徐々に明らかになっていき、それまで平板だった二人の人物像が、やっと血の通ったキャラクターとして、動き出したように感じました。
     歴史上、勝者側に都合のよい事情が「正義」として語られてきましたが、元ネタ「勇者の彼女」も、「運命」に操られたシュクール側の視点。メイズやイスの視点で描かれる物語は、二流、そして一流に格上げとなるのか、今後の展開を見守っていきたいと思います。

    • 6
  10. 評価:5.000 5.0

    完璧すぎる慶次サマ

     仕事もルックスも、全てにおいて完璧過ぎるハイスペックイケメン慶次サマ。あまりにも完璧過ぎて、性格の方もジェントルマン過ぎましたとさ…。確かに20歳女子大生という立場を考えると、和歌を大事にしたかった気持ちも、分からないわけではない。でも、2年もあったんだから、そこは何とかしようよー。
     でも、この手の両片想いの拗らせ婚モノ、実は大好物です。それまで女性関係には、割とクールな対応だったヒーローが、ピュアなヒロインを前にして、デレデレの(ヒロインには伝わらない)溺愛モードになっちゃうんでしょ?慶次サマが、和歌のために頑張っちゃうんでしょ?その布石としての2年間だったと考えて、一見この不自然な「白い結婚」の2年間も仕方ないのかな?
     慶次さんの頑張りは、勿論期待していますが、同時に、女性としての和歌の成長にも期待したいな。和歌だって、慶次さんのこと、好きなんだよね。相手の出方を待つだけでなく、関係を築くための努力は、夫婦にとっていろいろと必要。ハイスペック夫の溺愛物語と同時に、不器用夫婦の成長物語として、これから楽しんでいきたいと思います。

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