4.0
長編なので、もう少しお安く。完結も。
神月凛先生的異国の花嫁シリーズ、最長編作です。初めのうちこそ、傲慢で俺様で面倒くさい性格かと思われたシーク・アファルサードでしたが、かなり初期のうちにルチアに陥ちて、その後はとにかく溺愛激甘で胸やけがするほど!でも、高貴な黒髪俺様男子が、高貴にデレるのは、よいものですなぁ〜。
対するルチアは、金髪碧眼の「大和撫子」 まず、言葉遣いでしょ、武道の心得があるでしょ、自分の旦那を、いつまでも「様」呼びするでしょ、「二夫に見えず」じゃないけど、「穢された」思考して落ち込んじゃうでしょ、旦那様を立てるでしょ、優しくあたたかい中にも芯の強さがあるでしょ、うん、どこからどう見ても、50年以上前の絶滅危惧種ヤマトナデシコです。きっと、そんなルチアの全部がいいんでしょ、アファルサードは。
気になるのは、このお話、もうとっくに(2018年には)完結しているはずなのに、まだ配信では「完結」していないってこと。子沢山の素敵なハッピーエンドを、早く読みたいです。それにしても、この長編が1話77ptのままだと、最後まで読み続けるのは結構キツいのでは? もう少し安くしてほしいという願いを込めて、星4で。
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黒燿のシークは愛を囁く