Mayayaさんの投稿一覧

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561 - 570件目/全942件
  1. 評価:4.000 4.0

    やさぐれ勇者は成長中

     少女漫画ジャンルの異世界転生モノの聖女って、全然「聖女」って感じじゃないことが多いし、少年漫画ジャンルの勇者って、全然「勇者」って感じじゃないことが、多々ある。つまり漫画の世界じゃ、聖女も勇者も、単なる職業みたいなもんってことなんだよね、今更だけれど…。そこに「人格」を期待しちゃいけないわけだ。
     だから、今作の主人公尚文サマ、元々がごく普通の大学生なもんだから、そして、「盾の勇者」という貧乏神みたいなキャスティングをされ、初期の段階で酷い裏切りにあったもんだから、やさぐれてやさぐれて、ネガティブ思考全開って、これからどーすんのっ!?
     ただ、尚文サマ、あくまで普通の大学生だったから、いたって常識的であらせられる。そこから、成功体験を重ねて、一歩一歩勇者としての矜持をただしていくんだろうな。
     それにしても、 ラフタリアにせよ、フィーロにせよ、主人公の周りは、俗にいうハーレム状態! 何故に可愛いコ(どちらも人間ではないけれど…)ばっかり集まるの? あ、やっぱり少年漫画だからかぁ…。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    身代わりではなかった…歪みの犠牲者たち

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     よくある「身代わり婚姻もの」と思っていたら、大間違い!ヒロインクラリスはもとより、ファーレンハイト家の全員が、そう、あのク◯姉マチルダでさえも、歪んだ貴族社会の犠牲者だった…という大どんでん返しが用意されていました。その意味では、ざまぁだけれど、ざまぁと言い切れないというか…。もちろん、マチルダの愚かしさ、憎々しさは変わりありませんが、彼女の出生の秘密、そして、父ファーレンハイト子爵の心の歪みを知った上で読み返してみると、マチルダの言動一つ一つが、全て虚しく感じられます。と同時に、そんな中にあっても、人間として歪まなかったクラリスの強さは、本物だったのでしょう、彼女の母が言うように。
     気になるのは、現在27話までの配信で、一定度結末を迎えたようにも感じるのですが、果たして続話があるのでしょうか。決して「身代わり」ではなかったクラリス、ただ、ここまで溺愛っていうほど、溺愛っぷりが目立っていたわけではありません。(ま、ジークフリート様なりの溺愛だったのかもしれませんが…) この後続くのなら、やっとお互いの気持ちに気づき始めた二人の、もっとイチャコラな姿を見たいと願ってしまうのは、私だけ?

    • 16
  3. 評価:5.000 5.0

    お菓子好きの領地経営(オマージュ)

     大人が異世界の子供に転生し、前世でやり残したことを実現しようと奮闘する過程で、周囲を巻き込み、その世界をより良いものにしていく…このパターンで真っ先に思い浮かぶのは、「本好きの下剋上」シリーズで、本を読むためなら、何でもするという女の子マインが主人公。こちらは、そのパテシィエ版で、お菓子大好き9歳男子のペイストリーが、主人公です。
     ただ、この次期領主サマ、自分の作りたいお菓子を作るためなら、手段を選ばない…それが、領地経営と結び付いてしまうせいで、時々、お菓子がどこへいったのか分からなくなってしまうほどです。でも、最終的には伏線を回収して?お菓子に結び付いてしまうので、ペイスの「中の人」、さすが天才パテシィエって感じ。でも、天才パテシィエって、政治経済にも明るいのね。
     オトナ子供が主人公だと、多少あざとさを感じる場合もありますが、両親をはじめ、ペイスを取り巻く人々が魅力的なことと、ペイスの立てる戦略が面白いので、まあいいかなって思います。とにかく、ペイスの活躍が痛快で、面白いのです。
     ところで、このお話の着地点、いったいどうなるんだろう…願わくば、これからも少年ペイスのまま、活躍させていってほしいかな〜。

    • 15
  4. 評価:5.000 5.0

    あーたん、達観すぎっ!

     ふくふくしているから、「白豚」って二つ名で呼ぶんだろうけれど、それって豚に失礼。豚を馬鹿にする人は、一生豚肉食うんぢゃねーぞー💢
     鳳蝶くんにも文句を言いたい。いずれ弟のレグルスに討たれる運命だからって、さっさとそれを受け入れるなんて、いったいあなた何様? 確かに「中の人」は、5歳児じゃないけれど、それにしたって諦めが早すぎる。あまりにも達観し過ぎてる。生きるために、もっと泥臭く足掻いてみろ。何より、可愛い弟レグルスに罪を犯させるな。
     以上が、このお話への苦言で、他はもう完璧♡ レグルスは可愛いし、鳳蝶は賢く優しく、出会う人出会う人(神サマもエルフも)みんなを魅了してしまうスーパー5歳児!?それこそ、痛々しいくらいに…。
     転生前の知識そのものが、彼のチート能力として今生の助けとなっているなど、お話そのものはほのぼのとしたサクセスストーリーですが、見方を変えれば、身勝手な両親からネグレクトを受けている、幼い兄弟の成長と愛情の物語。まさしく親はなくても子は育つ?!ただし、周囲の適切な支援があれば(この場合は、使用人やエルフたち、時々神サマ?)だけれど…。
     こんなに愛情をかけられて育ち、こんなににぃに大好きなレグルスが、将来鳳蝶の命を狙うかもな展開は、愚の骨頂。このまま、神サマとエルフたちに祝福されながら、のんびりまったりと領地経営を成功させ、あーたんに長生きして欲しいなぁと思っているのは、私だけ?

    • 28
  5. 評価:4.000 4.0

    先の視えないノンストップミステリー

    「全てー かなえよう」 もしも神の如き存在に、こう語りかけられたら、なんと答えるだろうか…。古代神への生贄となったことによって、何故かしら人智の及ばない力を使役できるようになった第一皇女ルディス。彼女の「生贄」としての使命は、むしろ古代神ラベインと出会って後に、動き出したのかもしれません。
     それにしても、これほど先の見えない話も珍しい。物語の鍵を握る言葉は、「生贄」「古代神」「供物」 古代神たちが語る意味と、人間たちが認識している意味とにズレがあり、そこに謎が生じて、読者を混沌に導きます。虐待、冷遇されて育った人間が、偶然偉大な力を使う権利を手に入れてしまったとき、果たして正義を行うことができるのか…ルディスの目を通して、人間の究極が試されている気がします。
     ルディスの選択は?古代神の真の姿は?を筆頭に、伏線回収に向けて、最後の最後まで気を抜けそうもない物語、ダークファンタジーがお好みの方に強くお勧めです。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    鉄板ネタが入りすぎて…

     記憶喪失、交通事故、ストーカー疑惑、暴行未遂、男性恐怖症、職場でのいじめ、毒親、メル友、すれ違い、親の自死…まだ、あったっけ?ひと組の男女が結ばれるまでに、よくもまあ、ここまでいろんなことがあったもんだ。およそ3年の間に起こったこれらの出来事を、時系列を無視して?ぶっ込んでくるもんだから、正直一度読んだだけでは、正しく現状把握できないかもです。まさに「遠回り」…それでも、全てが繋がって、自分の中で伏線を回収できたときは、スッキリこの上なしです。
     ヒーロー司清貴のモノローグを柱として、ストーリーが進んでいくので、雰囲気としてはモノクロ版のほうが合っている。正直、フルカラーだと30歳前後であるはずの清貴が幼く見えて、微妙な違和感。それでも、線を大事にして、綺麗に色をのせているので(特に瞳)、これはこれで読み応えのある作品に仕上がっていると思います。あとは、無料分の多さと好みの問題かな?

    • 6
  7. 評価:3.000 3.0

    溺愛…本当にそうかね?

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    暴君…エレベーター前でぶつかった梓に対して、「いつまでもそこに立っていられると 邪魔だ」発言。社長として暴君というよりも、人としてどうよ💢
    溺愛…出張ついでに水族館へ行った?母親の誕生日を、思い出のレストランで一緒に過ごした?チャリティーパーティーに着ていくドレスを見繕った?…せいぜいその程度。俺様感はあるけれど、溺愛感はほとんど感じなかった。
     画は好みだし、読み始めはなかなか面白いと思っていたのですが、いかんせん終わり方が酷かった…。まさに「え?これで終わり?」っていう終わり方。スクープされた女優問題もうやむやだったし、再アタックを宣言した元カノ問題にも言及していなくて(多分些細なことなんだろうけれど)、正直モヤモヤしています。
     そして極めつけは、女性漫画ジャンルにも関わらず、Hシーンがほぼほぼ皆無!少女漫画なら仕方ないけどね…。TLとまでは申しませんが、「溺愛」に相応しいイチャコラが見たかったなーというのが、今の正直な感想です。

    • 9
  8. 評価:4.000 4.0

    愛しすぎの方向違ってるし💢

     自分史上、最悪のクズヒーローは、川上ちひろ先生産の「速人」…ヒロインと付き合っている期間でさえも、なんやかやと理由をつけて、他の女子たちとイタしてしまう真性のクズ。どうして速人がそんなふうなのか、何とか理解しようと頑張ったけれど、やっぱり無理、どうしても共感できなかった。
     クズはクズでも、愛しさを感じてしまったクズヒーローは、こしの先生産の「穂高」…クズの純愛って言っても、差し支えないと思う。クズな行動の理由が、ある程度共感できたし…。
     じゃ、今作のクズヒーロー「蒼真」については? う〜ん、言い寄ってくる女子と、のべつまくなしに関係するって、なんつークズ!それも、葵との関係を壊したくないからって、他の女子で埋め合わせをしようなんて、葵にも女子たちにも失礼でしょ💢クズ行動の理由づけとして、よくある説明だけど、何たるお子ちゃま行動、例えこの先、葵ひと筋だったとしても、なんだかなぁ…ということで、蒼真は、自分史上、速人に次ぐワースト2のクズと順位付けさせていただきました。
     さすがに速人みたいなクズ行動はとらないと思うけれど、それでも、まだまだクズオーラダダ漏れの蒼真。葵にも読者にも、完全に信用されるまで、まだまだ道のりは遠そうです。

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    そりゃ好感度、上がらんわ〜

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     いくら辛い幼少期を過ごして、心が頑なになっていたとしても、あれだけリッカに大切にされたら、好感度が上がらないはずがない。にも関わらず、いつまで経っても好感度0のままって、ジルトは氷属性?!でも、どう見たって、リッカを意識してるじゃん!こりゃ、いよいよシステム障害かぁ?と、思わせてくれた前半部分、ツンデレジルトとお姉ちゃんぶりっ子のリッカとの丁々発止のやり取りに、期待は高まるばかりでした。
     それだけに、後半はネタバレと辻褄合わせが中心で、かなり拍子抜け。前世での妹桃が、リッカとそっくりな顔のモモカ登場したり、転生先が神様の即断即決であっさりと決まったり…え〜、そんな設定だったの?って印象です。
     中でも、好感度0を示すポップアップ画面についての、あれやこれやにはワロタ…。つまりあれって、
    ジルトの「ヒロイン」に対する好感度だったんだよね。勿論このゲームの「ヒロイン」は、リッカではないわけだから、そりゃ好感度、上がらないはずだわ〜。ジルトのリッカに対する本当の好感度は?はい、推して知るべしです。
     それにしても、リッカを好きで好きで堪らないのに、その気持ちを素直に表に出せない、微妙なお年頃のジルトくん、攻略対象としては、とっても魅力的だわさ〜。彼のキャラに免じて、レビュー評価を星一つ分、増やしておきました♡

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    元祖嫁もの?!

     デキる家事ヤロウ歳下男子もの←命名:嫁もののハシリとなった作品だったのでは?と、今更ながらに思います。ヒロインは、大抵干もの女子!表向き仕事がデキる女の、今作のヒロインりなも、ぴったりこの条件に当てはまります。
     では、どうして今風の嫁ブームに乗っかって、真っ先に人気が出なかったのか…これはひとえに、田島先生の画が一般ウケしなかったから?!この頃は。背景はあっさりし過ぎだし、台詞回しもあっさり気味だし、何より引きの場面での全身ポーズが、微妙にデッサン狂ってて気になるしだし…。
     でも、もう慣れました。というか、この余分なものを削ぎ落とした感のあるスタイリッシュな画は、田島先生ならではのもの。読み進めるうちに、どんどんハマっていくから不思議です。
     数ある類似既存作品と似たような結末を迎えるのか、それとも…?元祖お嫁くんモノ、パイオニア作品のオリジナルな面白さに触れてみませんか。

    • 2

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