Mayayaさんの投稿一覧

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評価1 1% 22
551 - 560件目/全863件
  1. 評価:5.000 5.0

    「死に戻り」に騙されるな!

     天乃先生曰く、初めてのファンタジーだそうですが、あれ?じゃ「保健室の影山くん」は? 個人的には、あちらも立派なファンタジーだと思うのですが、それに負けない抱腹絶倒じれキュンラブコメ誕生の予感です。
     他の2周目作品と、何が一番違うのか…これは、ひとえにヒロインルチェッタとヒーローカイルの夫婦漫才の面白さでしょう。二人による丁々発止のツンデレ合戦が、(((笑笑笑)))でたまりません。さすがの天乃節です。
     婚約してから、(死に至る)結婚式までの2年間、1周目はお互いを理解しようともしなかった2年間を、カイル目線で見ることで、ルチェッタの心境にも変化が…二人の心の中の呟き、そして事あるごとに顔を赤らめる様子…うん、これはもう、デレッデレのラブコメだ!
     タイトルに「死に戻り」とあるので、重い話を連想するかもしれませんが、全くそんなことはありません。でも、ラスト近くには、しんみり切ない展開もやってくるんだろうな…それが、天乃作品の落としどころ…からの〜胸キュンスカッとハッピーエンド!そんな展開を期待しています。もちろん、星5を捧げます。

    • 2
  2. 評価:5.000 5.0

    漫画って、いいもんだなぁ…

     何て哀しくて、切なくて、あたたかい物語なのでしょう。誰かが誰かのことを守ろうとしたがために、生まれてしまった誤解やすれ違い、それを一つ一つ拾い上げ、丁寧に紡ぎ直して、見事な「愛」の物語が生まれました。「伏線回収」って、まさにこのお話のことだと思います。
     登場人物はたくさんいるのに、「モブ」がいない。一人一人が、とても大切な役割を果たしていて、物語のゴール目指して、愛のバトンを繋いでいきます。それは一見「空澤千津」のためであるように見えて、哲のためであり、空澤夫妻のためであり、千尋のためであり、春道のためであり、志信のためであり…「みんなの想いが繋がる」って、こういうことなんだなぁ。ラスト近くで「みれい」が語ります。「朝、目覚めた時 おはようと笑いかけてくれる人がいる それだけで 人って生きていけるものよ」…「おはよう、いばら姫」のタイトルに込められた意味、やっと分かりました。
     ラストで哲と志津が見た同じ夢、幸せな夢、きっとそれは……そんな希望を感じさせてくれる素敵な結末でした。こんな美しい世界を追体験できる漫画の力って凄い、漫画って、本当にいいものですね。
     ところで、「いばら姫」って、本当は誰のことだったのでしょう。ぜひ完読して、その答えを見つけてみませんか。

    • 2
  3. 評価:5.000 5.0

    ゆっくりとピュア恋

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     今は、少女漫画ジャンルと謳いながらも、女性漫画のような性描写のある作品が少なくないのですが、ひろちひろ先生の作品なら、まず大丈夫、小学生にも安心して?おすすめできること間違いなしです。
     それにしても、男子小学生並みにニブチンの姿乃芙と、基本無表情眼鏡の御徒町(彼の名前は景だが、殆ど使われていない)が、お互いの気持ちを伝え合うまでの道のり…長かったぁ〜。物語は、姿乃芙目線で描かれているので、彼女の気持ちが少しずつ御徒町寄りになっていく様子は、伝わってきたけれど、御徒町のほうは…?う〜ん、分かりにくいんだよー、この男。でも、姿乃芙の絵を描きたいって伝えた時点で、もう気持ちは固まっていたんだろうな…。
     言葉では多くを語らない御徒町だけれど、行動に気持ちが表れている彼。姿乃芙、いい男を捕まえたねー。二人で絵を造り上げていく過程の描写は秀逸です。そして、展覧会会場で、自分を描いた絵を初めて目にした瞬間の姿乃芙の表情…くぅ〜っ、女の子の夢だよー。絵のタイトルは、いったい何だったんだろ?
     勿体ないのは、袴田くんと愛結実ちゃん。袴田くんは、まだそれなりに活躍の場があったけれど、愛結実ちゃんは? 奉仕部女子1の姿乃芙に、モブ女子たちのやっかみが集中しないようにとの、作者さんのご配慮だったのかな? もう少し存在感があってもよい立ち位置だったのに、ちょっと残念です。その分、星マイナス1で。でも、ピュア恋好きには、絶賛お勧めの少女漫画です!

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    逆歳の差上等!!

     自分で「逆歳の差」と書いていて、情けなくなってくる。男がかなり年上の「歳の差」は、冷やかされながらも応援されて、女がかなり年上の「歳の差」は、大抵ドン引きされるのって、まだまだ日本が固定観念に縛られているから?エッフェル塔を有する国の大統領を見てご覧なさい、さすがアモーレの国育ちの男子です。
     だいたいにして、36歳をアラフォーって言う?30代ど真ん中じゃん!女は、妊娠・出産年齢を考えなくちゃいけない?産むも産まないも、こちらの自由、がんばれ私の卵子ちゃん!
     てなわけで、由紀サン、新太クン、読者は全力であなたたちを応援してますよ。新太クン、あなたは今のままで、これからも「由紀さん、好きです」オーラを全身から発していてください。由紀サン、年のことは一旦脇に置いておいて、同じ人間として新太くんを好きかどうか考えてみましょう。答えはもう、出ていますよね。
     逆歳の差物語は、それこそ数多くありますが、この作品ほど年の差が大きいのに、年下男子の気持ちが透けて見えるものは、他には見当たりません。逆歳の差上等!星5で、期待大です。

    • 54
  5. 評価:5.000 5.0

    三津倉課長の笑顔が見たい!

     三津倉課長の塩対応には理由があった!このハイスペックにして、女性と目を合わせると顔が赤くなってしまう赤面症!何て素敵な優良物件でしょう!ゲス男の浩一から、結婚直前に運良く解放された美里サン、これはもう運命です!
     そもそも政臣さん、実は美里に気があったよね。でも、自分は赤面症だから、そして、美里には結婚相手がいたから、アクション起こせなかったんでしょ?うん、偽装婚約を思いついたお友達、グッジョブ、二人の愛のキューピッドです。
     美里は病気の祖母のために、政臣は苦手克服のために、win-winの関係を結んだ二人だけれど、とってもよい感じの滑り出しです。特に、政臣さんの照れた笑顔は、ギガトン級の破壊力!クール女子の美里でも、絆されてしまいますがな〜。
     これから二人のイチャコラを楽しむ心の準備は、十分できております。「見かけによらない」甘々を大いに期待して、星5、あ、できれば元婚約者クズ浩一とその「運命の相手」のマウント女には、それなりの制裁も課してほしいかなぁ…。

    • 77
  6. 評価:4.000 4.0

    ああ、大正浪漫す?

     紹介もなしに、いきなりお屋敷で働けるのかなあとか、当時の女性にとって断髪は、かなり残酷なことなのになあとか、つい重箱の隅を突っつくような真似をしてしまう自分が哀しい…。けれども、「何かが始まりそうな」大正の雰囲気を、そこかしこに発していて、期待大の滑り出しです。
     期待大といえば、優とみやの関係もその一つ。まだ、甘さには程遠い?二人ですが、そこかしこに新しい気持ちの芽生えが感じられます。(別名フラグと云ふ) 勿論、主人と使用人ということで、数限りなく障害もありそうですが、優の冷静な中に見え隠れするあたたかさと、みやのひたむきさ、逞しさで、乗り越えてくれることを信じています。
     歴史どおりならば、この頃の日本は、幾つかの戦争や災害に向かって、突き進んでしまう時代…二人に対しては、どうぞ無事でと願わずにはいられません。

    • 14
  7. 評価:4.000 4.0

    最後がちょっとあっさりし過ぎかな?

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     ヒーローが獣人だったーとか、モフモフだったーとかいうお話はよくあるけれど、こちらは、ヒロインもモフモフもどきだったーというオチがついています。ざっくりいうと「美女と野獣」+「白鳥の湖」の美味しいとこ取りかな?
    「白鳥」のオデットは、夜になると人間に戻れたけれど、メロディアは逆!夜になると、獣の姿に変身しちゃうもんね。それから、狼魔女に呪いをかけられて、モフモフになってしまったディートリヒ、まさに「美女と野獣」状態です。タイトルに「モフモフ」とあるから、ずっとモフモフ事情が続く続くのかなと思いきや、前半でモフモフ卒業?!後半は、この世のものとは思えぬ美しさのディートリヒ様の真の姿に会えますよ。
     ちょっぴり残念なのは、かけ足で物語が進んでしまったこと。狼魔女の呪いの解け方なんて、あまりにもあっさりし過ぎていて、それまでの苦労は一体何だったんだーい?!という感じです。まあ、ファンタジーあるあるですね。そこは残念ですが、総じてワクワクしながら、面白く読める作品ですよ。

    • 1
  8. 評価:4.000 4.0

    性被害について考えさせてくれる作品

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     ヒロインの麗花もヒーローの陸斗も、直接的と間接的の違いはあれど、二人とも性暴力の被害者。その結果、外から見ただけでは分からないようなトラウマを抱えながら、日々生きることを強いられている。この物語は、そんな二人が、歩み寄り、寄り添い、支え合いながら、もう一度家族以外の異性を信じられるようになるまでを、丁寧に描いています。
     被害を受けたのは、本人たちかもしれませんが、同時に家族をも巻き込み、傷付けていること、加害者は知っているのでしょうか。明るみにしにくい分だけ、当事者たちが傷付いたままの時間は、長くなっていそうな気がします。その中で、麗花パパの対応は、素晴らしい!信じて見守るって、こういうことなんだと、改めて思いました。こういう人が社長をやっている会社って、きっといい会社なんだろうな。
     実際は、麗花と陸斗のようにハッピーエンドを迎えることなんて、そうそうあるものではないし、トラウマが残ったままのことだって少なくない。だからこそ、性被害について真摯に向き合ったこちらの作品、ユーザーさんみんなに読んでいただきたいなあと、切に願っております。

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    ハヨンの粘り勝ち!…だよね?

     韓国通ではない限り、韓流ものの名前って分かりにくい…毎回思うところです。けれども、こちらの作品は、登場人物があまり多くなく、ヒロインハヨンとヒーロードユンの心の動きを中心に描かれているので、かなり分かりやすい。いろんな意味で、がちゃがちゃ、わちゃわちゃしておらず、韓流ものにしては静か…という感じかな?
     それにしても、ハヨン。素直でひたむきで、健気なまでにドヨンを想っていますが、見ようによっては、したたか。だって、ずっと想っていながら、自分が傷付きたくなくて間を置いていたのに、ドヨンが結婚しそうになったからって、自分を売り込む?契約結婚でいいと言いながら、相手の気持ちを計ってしまう?何だかんだ言って、あざといなぁと感じてしまう。無意識のしたたかさ、あざとさだね、きっと。
     ただ、基本よい子だから、ドユンがだんだんと絆されていくのも、よく分かる。そりゃ、あれだけ愛を向けられたら、気にならないわけないよね。このままハヨンには愛を貫いてほしいし、ドユンには愛を知ってほしいけれど、反面、ハヨン、漁夫の利じゃん?と思ってしまう天の邪鬼な自分もいる。ああ、複雑。だから星3?4?迷うわなぁ…。

    • 11
  10. 評価:5.000 5.0

    「はざま丘」発の不思議な物語

     バイオリンのピチカート?みたいな「ロンッ」という音…それは妖精の足音。幸村先生の新作は、人間と妖精たちが、「はざま」の丘の家で繰り広げるファンタジーのようです。
     ただし、今回の登場人物たちは、やたらと秘密が多過ぎる。まず、ヒロインのエミリー。明るく屈託ない体で登場したけれど、なんかピアノに関して、とてつもないトラウマを抱えていそう…。
     そして、旅人の少年シュラ。17歳という年齢とニンジンのグラッセが苦手なのは本当らしいけれど、他は???一見、人当たりはいいのに、この子、周りを信用していない…今の名前さえも「春と修羅」から、適当に付けただけ。「森」が呼ぶ声が聞こえることも気になります。
     ちょっと重たい秘密を抱えているらしい二人が、妖精エリソンとトロワの棲む「はざま丘」の家に、偶然?集まって始まる物語、まだまだ秘密が多すぎて、気になることだらけです。けれども、彼らがこの家で出逢ったことには、きっと意味があるはず。「悩んだときは テーブルを変えましょう ついでに部屋も!家も! 何もかも!」の如く、この先ポジティブな幸村マジックが見られることを期待して、星5です。

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