4.0
家元発王道ラブストーリー
蜜を求めてひらひら、蝶のように花から花へ、女性から女性へ渡り歩いていた佳月が、純恋というたった一つの花を得て、道を開き、道を極めていく物語です。
蜜樹先生の画は、時代物や異世界物などで特に魅力を発揮しますが、こちらの作品も日本舞踊宗家という特殊な世界を描いているが故に、一層絵の美しさが引き立ちます。
佳月の婚約者問題、親からの反対、弟との確執などちょっと泥沼ですが、28話分なので、あまり深みに嵌らずにすみます。最後の終わり方が、ややご都合主義なところがありますが、ハッピーエンドに収めるためには仕方がなかったのかな?
- 0