Mayayaさんの投稿一覧

投稿
1,327
いいね獲得
13,917
評価5 39% 515
評価4 35% 468
評価3 21% 276
評価2 4% 50
評価1 1% 18
571 - 580件目/全747件
  1. 評価:5.000 5.0

    蘭はオレだけの特別な花だから←撃沈!

    ネタバレ レビューを表示する

     高嶺蘭(たかみね らん)、勉強もスポーツもできて、その上クールビューティーなもんだから、「高嶺の花」と周囲から呼ばれている…まあ、ここまでだったら想定の範囲内。けれども、「お前みたいな高嶺の花なんて 一生崖の上で独りだよ」蘭は本当に「高嶺の花」として、傷付いた過去をもっていました。
     何でもできるのに、それでも努力を惜しまない蘭の不器用さが、とっても愛おしいです。そして、そんな蘭に目をとめ、少しずつ距離が縮めていく佐伯君は、蘭にとってまさに太陽。とは言っても、どこにでもいる普通の男の子なのですがね。毎回、お花に絡めてエピソードが進み、読み手の心を温かく包んでくれます。佐伯君を好きな子、蘭を好きになる子もそれぞれ登場しますが、お互いを大事に思う二人は全くブレず、きっぱりとした態度を貫くところは気持ちよいほど。それに、モブ以外嫌な登場人物も皆無なので、安心して読めます。
     ひまわりと白いガーベラが繋いだ二人の縁。少女漫画として、出来過ぎなくらい完璧なラストは、読者一人一人の心に、「貴方だけの特別な花になりたい」と思わせてくれるのではないでしょうか。少女漫画のテッパン作品、星5超えでお薦めです。

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    イタすぎて、悶絶して、共感して

    ネタバレ レビューを表示する

     初めは、お節介なオネエがオクテ喪女(喪女って言葉、好きぢゃないんですけれど…。女を馬鹿にし過ぎてない?早く消えて無くなれ。)を、勝手に押し付けプロデュースして、誰かいいヒトとでもくっつけて、めでたしめでたしにしちゃうんかな〜と思って呼んでいたのですが、とんでもない!こんなに、独身女性の気持ちに寄り添った(それも、嫌になるくらい)お話は、今までなかったかも!と思えるほど嵌まってしまいました。
     初めてまともに好きになった人が、オネエだったら…?う〜ん、悩みますよね〜。でも、オネエとして知り合って、それで好きになったのだから、アリじゃない?だって、結婚って「異性」として好きになる以上に、「人」として好きにならなきゃ続かないから。むしろ、これから二人がどうやって仲を深め、この関係を世間に認知させていくのか、そっちのほうが興味津々。オネエの弁護士が仕事の依頼モリモリで、オネエのパパが堂々と子供の授業参観に行って、そんな家族を元喪女の藤子が、肝っ玉かあさんの如くガッチリとコントロールして…そんな結末を期待するのは、私だけ?理想論と言われてもいい、でも、そんな寛容な社会が、もうそこまで来ているような気がします。
     藤子と小柳さんのことだけで、ここまで書いちゃったけれど、友達の久美もきよ香も、そして、ももさえも藤子を取り巻く登場人物全て、とっても魅力的。みんな、自分にとって納得のいく道を見い出して、幸せになってほしいなあ。あくまで主軸は、藤子と小柳さんの物語だけれど、群像劇の趣も醸し出しています。今、最も続きとラストが気になる、イタすぎて、悶絶して、共感できる女性漫画、今更だけれど星5でお薦めです。痛さを翌日に持ち越したくない人には、一気読みがおすすめよ〜。(小柳風)

    • 6
  3. 評価:4.000 4.0

    30禁(30代以上こそ楽しめる)

    ネタバレ レビューを表示する

     多分、昭和なら「アラサー」で未婚だと、非国民扱い。でも、平均寿命が伸び、年金受給年齢が上がり、老人健康保険料負担割合が高くなり、初婚年齢が30オーバーになったことに比例して、アラサーで初恋を迎えても何ら不思議はない時代。むしろ、軽めのお付き合いに走らなかったということで、讃えられるべきでは?このお話は、そんなピュアな二人のピュアな恋物語です。
     そもそも、立場上大人は、大人のフリをしているだけで、心の中は永遠の10代!つーか、実は結構未熟。そうじゃないと、ここまでアニメやゲームやオタクにハマる大人ばっかの世の中に、なっていないはずでしょ。アラサーで初恋?上等です。アラフォーで初恋?おめでとう。アラフィフで初恋?やっと、巡り会えたね。そんな価値観でいいんだと思わせてくれる、ある意味LBGTQ,、多様性理解にもつながる提起をしてくれた作品だと感じています。あ、難しく考え過ぎた。とにかく、肩の力を抜いて山本さんと井上さん、そして周辺男女を恋のアバターとして、みんなでキュンキュンすればよいのでは?ただし30代以上にしか、この面白さは分からないかもです。

    • 1
  4. 評価:5.000 5.0

    クズの“純愛”物語

    「羊たちの沈黙」とは全く関係ない内容、いけしゃあしゃあと、よくぞこのタイトルを付けられたモンだ。いけしゃあしゃあとしているのは、和巳もおんなじ。あれ?だからこのタイトルかな?
     それにしても、普通なら和巳みたいな男がヒーローの漫画、読み続けたりしない。だって、セフレ相手に抜くよりは、風俗で抜いた方が誠実って考えている男だよ? 付き合っているのに、風俗通いはやめないような男だよ? トンデモ男だけれど、何だかんだ言って椿に対する態度だけは、終始一貫して「椿ファースト」、これはブレていない。主従関係にあり、年の差もある二人が、お互いを大切な相手として意識するには、やっぱり「歳三」さんの登場が必要だったんだろうなあ。
     こんなクズ男がヒーローにも関わらず、読むのをやめられなかった“純愛”物語、やっぱり星5をつけるっきゃないか…。

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    目指せ!王道シンデレラ物語!

     タイトル〜マイフェアフットマン、ヒロイン名〜イライザと聞いて、オードリー・ヘップバーン主演「マイフェアレディ」を連想した人は、余程の映画ファンか昭和に足を突っ込んでいる人。(男性として生きてきた)イライザを、社交界で通用するレディに仕立てようとするところまでは、似ているかもしれないけれど、多分そこまで。映画の方は微妙な終わり方ですが、こちらはしっかりハッピーハッピーエンドを期待しています。
     だってアルバート、絶対イライザを好きでしょ。身分が低い(と本人も周囲も思い込んでいる)せいで考えないようにはしているけれど、イライザだってアルバートのこと、とっても気になっているじゃない?この美男美女をくっつけない展開なんて、少女漫画の風上にもおけない!
     二人の恋路を阻むものは、身分差だけ。でも、イライザの出自については、あれこれフラグが立っているようだし、それが無理でも、きっとアルバートが何とかしてくれる!!タグに「シンデレラストーリー」とあります。それを信じています。たまには王道の“シンデレラストーリー“で、わたくしたちを楽しませてくださりませ。

    • 43
  6. 評価:1.000 1.0

    こりゃ、ひどい…

     転生ものって、よっぽどプロットがしっかりしていないと、ご都合主義を突っ走りがちになるので、あまり好きじゃないのだけれど、その中でもこれは酷い。無料分読むだけでも一苦労、もうお腹いっぱい!という感じです。
     まずヒロインに、全く共感できない。もともと卑屈な性格なのか、それとも自分が生き残る為の猫かぶりなのか、多分事情はいろいろなんだろうけれど、ここまでよいところを見つけられないヒロインも珍しい。
     ヒーローも、わけ分からん。吸血鬼で公爵なまでは理解できたけれど、何でここまで人々に嫌われ、畏れられるのか???この人(者?)の設定、どーなっているんだろ?
     普通だったら、行間から登場人物たちの「意志」を感じられるのに、こちらは全く伝わってこない。いつの間にこうなった〜って感じで話が進むので、ますますわけ分からん!続きが気にならないわけではありませんが、課金してまでは読まないなあ…。

    • 1
  7. 評価:3.000 3.0

    続きを読むなら、結末見てからだなぁ…

     転生ものって、プロットがよく練られていて、それなりに納得の大団円を迎えるか、人物と転生先の設定だけはしたものの、話が綻び始めてどんどんグダグダになっていくかの、どちらかになりがちです。残念ながら、こちらの作品は後者の様相…、というか、初めから伏線多すぎて、グダグダです。
     ヒロインが一人で転生するだけでも大変なのに、何?妹も?そんなことをしちゃったら、前世の人間関係や事件も扱わなくちゃいけなくなる。教皇だか聖下だか、皇帝だか陛下だか、枢機卿だか何だか知らないけれど、あれこれよく分からない力をそれぞれに与え過ぎ!パワーバランスが複雑になって、理解不能。そして極め付けが、“神の聲”的な存在。これさえあれば、全てを簡単にひっくり返せるでしょ!くわばら、くわばら…。こんな状態で、とてもじゃないけれど、課金するようなギャンブルは、できゃしません!
     フルカラーで、主要人物の顔面偏差値が高いところは、おすすめポイント。まあ、61pt も使うんだから、当然か…。今のところ課金するつもりは全くありませんが、この話をどのように回収するのかには興味があります。結末に納得できたら、遡って課金してみようかな?

    • 5
  8. 評価:5.000 5.0

    かのこプレゼンツ変則的4コマ漫画

    「笑うかのこ様」「恋だの愛だの」を読んでいない方は、何が何だか意味が分からないと思います。
    「笑うかのこ様」「恋だの愛だの」を読んでいる方は、ちょっと物足りないかもしれません。だって、全て3〜6コマ漫画構成ですから…。でも、実はこれが高等技術!1ページ3〜6コマに、これだけギャグだのオチだのをブッ込められるのですから、さすがの辻田先生です。
     個人的には、第6話の7293Tシャツネタ、第10話の矢吹&水上はじまりの物語、第13話の夢見年下彼氏編、そして最終話「恋も愛もありえるっつーの」がおススメ。辻田ワールドを、心ゆくまでお楽しみくださいませませ。あ、星5の評価感を得られるのは、あくまで「笑うかのこ様」と「恋だの愛だの」を熟読した上でのことですから、くれぐれもお間違いなきよう。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    妊娠・出産の理想と現実

     こちらの作品には、先にTVドラマで出会いました。剛さまのサクラ先生、源さまの四宮先生、羊さまの小松さんがあまりにも素晴らしく、正直、原作の第一印象は「こんな感じか〜」 でも、読み進めるにつれて、サクラの言葉一つ一つの重みや、放送されていないエピソードに込められたメッセージを伝えるには、やはり原作が一番だなあと考え直しました。文字の力、侮り難し…。
     サクラのモノローグに「妊娠・出産は病気ではない しかし 女性は母親になるために 死亡を含むリスクを背負うのだ」とありますが、このお話が、男性の読者が多い青年漫画ジャンルでよかったと思います。ともに命を育むパートナーとして、男性にも妊娠・出産を、より自分事として捉えるための道標となってくれる…そんな作品として、より多くの皆様に読んでいただきたい秀作です。勿論、星は5で。

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

    カタカナ猫語がいいんだよなぁ

     あ〜、また一つ猫好きの心を震わせる作品が…。こちらは、特定の主人公がいるわけではなく、「江戸」に住む人々と猫猫の日々の姿が、優しく優しく描かれています。個人的には、猫の台詞?が、所々カタカナで手書きされているところがお気に入り。猫を見て、「今、こんなこと考えているんだろうなぁ」とか、「今、こう言ったでしょ」とか妄想したことのある猫好きになら、きっと分かってもらえるはず。
     表立って猫又等、特別な力をもつ猫が出てくるわけではありません。けれども、出てくる猫出てくる猫、み〜んな猫又なんじゃないかって思うくらい、動きが人間くさい!きっと我が猫は、猫又の如く何でもお見通しなのでは…という、猫派の願望が詰まっているからでしょうね。
     画の線がしっかりしているので、浮世絵?ステンシル版画?、場面の一瞬を切り取ったような印象を与えてくれる画風です。現代版江戸中江戸外猫人戯画、やっぱり星5ですねぇ、猫派ですから…。

    • 1

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています