Mayayaさんの投稿一覧

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581 - 590件目/全746件
  1. 評価:4.000 4.0

    愛す☆プリンス

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    「あいす☆プリンス」というタイトルは、前振りどおり「氷の〜」という意味なのでしょうが、もう一つ「愛す」という意味もかかっているのだろうなと、読み進めるうちに納得させられます。
     ヒーローの圭輔さま、「氷のカリスマ」だけあって、基本塩対応なのですが、好きになった相手ヒロイン実央里に対しては、終始一貫してブレないブレない激love 初志貫徹!いったい実央里のどこがそんなによろしいの?と、読者が首を傾げるくらい、実央里一筋です。(例えそのように見えないときでさえも…) 最初に実央里が、「普通」の対応をしたかららしいけれど、その年になるまで出会う人出会う人、み〜んなあなたを特別扱いしたわけ?身分差モノあるあるでんな〜。
     それに対して「ブレブレ」「じれったい」「卑屈」と、実央里の態度に対しては批判が集まりがちですが、24歳の「普通」のOLなら、むしろ普通では? イラつくほどの葛藤を乗り越えて、圭輔に寄り添おうとする実央里は、彼女なりに成長していくし、それをじっと耐えながら見守る圭輔は、普通の恋する成人男子に過ぎません。主導権は圭輔にあるようでいて、実は、ずっと実央里にありましたから。(本人は気付いていませんが)
     クールな外見で覆い隠した灼熱のハートでヒロインをあいし抜く物語、配信中とありますので、作者さんの中では、いつか続話を描くおつもりなのではと、密かに期待しています。実央里と子どもたちにデレデレの圭輔さまを、見てみたいと思っているのは、私だけ?

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    俺様上司よ下僕よ

     吉原由起作品の最大の魅力は、見た目正統派イケメンが、至って真面目にエロを発動し、至って真面目にギャグを炸裂させる…そのギャップの大きさだと思います。本作の堂本雅之もその期待を裏切らず、蝶子お嬢さまラブで、とことんはっちゃけています。蝶子を守るために、自衛隊に入り、戦闘技術を身に付けた…のくだりは、ホント(笑) 「蝶の踊り、花の舞い」「Sleeping Beauty 」では、その成果が十二分に発揮されていて、笑っぱなしのエピソードです。それから、「惑う蝶」の雅之も秀逸。表情筋を崩さずに笑うなんてキモかっこいいこと、雅之にしかできない。王道からは外れますが、マニア受け間違いなしの3編です。
     ちょっとがっかりなのは、蝶子を守るために自衛隊に入り、処女であることにあれほどこだわるほど蝶子のことを想っていたのに、過去にはちゃっかりと恋人がいたこと。まあ、雅之にとって蝶子はあくまで「お嬢さま」で、恋愛対象ではなかったのだろうから、健全な青年男子としては不思議じゃないんだろうな。でも、それも再会するまでで、再会してからは蝶子ラブ、蝶子一筋、その溺愛っぷりが清々しいです。
     蝶子と雅之の丁々発止と焦れloveが、とにかく楽しい「蝶よ花よ」 正統派イケメンの可逆性SMっぷりがお好みの皆様に、特にお薦めです。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    「初恋の行方」そうきたか〜!

     第6話までは、単なるオレ様彼氏と空回り彼女のよくある話だなぁと思って、読んでいました。けれども、女の子たちの告白を集めたプレイヤーを必死で探すあたりから様子は一変、ラスト2話「初恋の行方」で、セナ君の行動と想いの全てが解き明かされます。う〜ん、恋する女の子にとっては、夢のようなお話♡
     それにしても、ヒロインナルミの兄のクズっぷりに対して、ヒーローセナ君の一途さは際立っています。だって、好きになりかけている女の子に対してでさえ、キスを躊躇うほどだよ?読モをやるほど容姿に恵まれ、モテるのにだよ?今時珍しくピュアなヒーロー設定、ご馳走様でした。
     「初恋の行方」だけでもキュンキュンできますが、やはり全話完読がオススメ。素敵な初恋のお話、お墨付きです。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    二人の花、生き直しの物語

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     SF?ミステリー?オカルト?ファンタジー? この作品は、一体どのジャンルに属するのだろうと思いながら読んでいました。自分の中での正解は、「ヒューマンドラマ」です。
     28歳来生花と15歳山田花が、なぜ、どうやって入れ替わったのかなんて理屈、この際どうだっていい。大切なのは、二人の花が「自分」を奪われたことによって、初めて「自分」を客観視し、そこから生き直そうと闘い始めたこと。ただし来生花は、山田花の居場所を守るために、そして山田花は、来生花の命を守るために。人は、大切にしたい相手を見つけたときに、初めて本当の意味で、自分を大切にするということを理解するのかもしれません。
     失敗しても生きたい 間違っても生きたい 消えたくない 「たすけて 消えたい」が「たすけて 生きたい」に変わったとき、奇跡が起こります。きっとそれは、私たちに向けた小田原先生からのメッセージ。
     陽希と晴親、二人の「ハル」も良い味を出してます。来生花ー晴親、山田花ー陽希という年の差襷掛けペアに収まったのも、よきかなよきかな…。「花はどっちだ?」なんて、どうしてこんなことになったって?きっと人に「いつか絶対 精一杯生きたんだと 笑って」もらうための、神サマからのプレゼントだった…自分は勝手に、そう思っています。

    • 3
  5. 評価:3.000 3.0

    いろいろ分からん…

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     ん〜、一昔前のテレビだったら2クール、26話にしてはエピソードを詰め込み過ぎって印象。そのためか、ツッコミを入れたくなるところも多数アリかもです。
    ①大手広告会社の榊課長、30前のイケメン独身という設定だけど、どうやら何年も前からその立場らしい…。じゃ、20代半ばから課長やってんの?そこまでの能力主義の大手って、外資系か?
    ②名も名乗らずに、突然バックハグってどーゆーこと?立派なセクハラでしょ。イケメンなら許される?
    ③榊課長の双子の弟の件、必要だった?ぶっ込んだ割には、弟がどんな嫌がらせをし、そのために課長がどんなトラウマに陥ったか、よく分からず仕舞い。弟嫁とのいきさつも意味不〜。
    ④ヒロイン麻衣の兄伊織の件、このお話一番の謎!彼がされたことは、間違いなく犯罪。伊織は犠牲者、レイも犠牲者、でも、必要なエピソードだった?そもそも、兄の了承がなくたって麻衣は結婚できるでしょ。
    ⑤おまけ…吹き出し以外の手書きの文字に、漢字間違いがいくつか…。編集さん、チェックしないんかい!
    というように、26話の中にいろいろぶっ込みすぎたことで、話の繋がりが見え難くなり、「ヒミツの時間」の意味がぼやけてしまったような…。お仕事女子として、麻衣や香里がとっても魅力的なだけに、かなり勿体なかったかなぁ…。

    • 2
  6. 評価:4.000 4.0

    もしも「虎の穴」が、防大にあったなら…

     常に有事に備え、目まぐるしく変化する状況を的確に把握、最善を選択して、命令を下し作戦を実行する…それをできる人材を養成するのが、「防大」こと防衛大学校。うん、それは分かる、分かるよ。そして、この漫画、細かいところまで丁寧に取材して、一般大学とは全く異なる防大ならではの規律規則風習について、ほぼ正確に再現していることも分かるよ。ただ、この漫画を読んで、防大志願者が減りはしないか、ちょっと心配です。かなりデフォルメされている印象…。
    「金八先生」「熱中時代」「GTO」「女王の教室」などなど、教師が主人公のお話は多々あれど、実際の先生方は「ありえね〜っ」と、いろいろツッコミを入れながら、これらの作品を見ていたそうです。現役防大生や今は幹部としてその手腕を発揮している防大OBは、「あおざくら」を読んでどんな感想をもつのかな?いつか聞いてみたい気がします。

    • 0
  7. 評価:3.000 3.0

    スカッとしないんですけれど…

     タグに「スカッとする」とありますが、どこが?という印象。交通事故で命を落とした主人公が、「女神さま」に導かれ、異世界で思うがままに生き直そうとするのですが…。そんな上手くいきっこないって!
     気に入らない人生だと、すぐにリセットしようとするゲーム世代。作者さんは、そんな安易な風潮に警鐘を鳴らそうとしたのかも…と、深読みすれば深読みできるのですが、明るい不条理劇の体で、お話は終わります。だから、「スカッとする」はナシでしょ。「神様は神様に非ず、当時のただの気紛れな権力者が、自分を神格化した名残り←だから、基本、自己中でワガママ)」と定義すれば、少年漫画としてはアリかな?

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  8. 評価:2.000 2.0

    「あり得なさ」がモチベーション

     台湾の名前って、難しい。読めないし、書けないし、打てないし、そもそも男女の区別も???まさか、そのせいでとは思わないけれど、台湾社会の一般的な考え方が、ヒロインの家庭のようなものだったとしたら、なんて理解に苦しむ場所かと思ってしまいます。ヒロインを見守ってくれる先生の家庭環境も、実は結構極端だったよね。この漫画をそのまま信じてしまったら、台湾嫌いが増えてしまうかも?!
     話の展開も極端。先生の説諭はまだよいとして、あれだけヒロインを唯我独尊で利用していた母親が、最後にコロッと態度を変えたのは何故っ???あまりの都合よさに、唖然、呆然、愕然です。あり得なさが魅力といえば魅力、そのあり得なさが、この作品を完読する原動力にはなりました。星は、厳しくてごめんなさい。

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  9. 評価:4.000 4.0

    反撃の狼煙をあげろ!

     この頃流行りの「令嬢モノ」ですが、九割方主人公の兄弟姉妹が、アホで、自己中で、とんでもない性格で、読者をとことんイラッとさせることが多いようです。同じ遺伝子を受け継いでいるはずなのにねー。そしてこのお話も然り、「兄弟仲良く」に、必要以上には幻想を抱いていないつもりだけれど、それにしてもリーナのルイゼに対する態度は酷すぎる。成長するにつれて二人の確執が…というのならまだしも、幼い頃から一方的に計算づくでという感じだから、もしかしてこの妹、何らかの発達障害を抱えているのかもしれません。(あくまで個人の印象です。)親がちゃんと見ていなくちゃいけないのに、この親も使いもんになんねー。さすが、リーナの親!彼女の気質は、君から遺伝したのかな?
     ルイゼは賢いのに控えめだから、自ら反撃の口火を切りそうにはない。とすると、やっぱりここはルキウス君に頑張ってもらいましょ。まず、ルイゼの自己肯定感を高め、愛される喜びを教え、リーナとフレッドの高慢ちきな鼻をボッキボキにへし折ってくれないと、読者は納得しないよ〜。スッキリする展開を、強く強く期待しております。

    • 51
  10. 評価:5.000 5.0

    夢・自分で考える大切さ

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    「おまえはよっちゃんに なんかされたの?」
    このひと言、稜が何の気なしに返したこのひと言が、「自分で考える」ということをちかに気付かせ、ちかのその後の生き方全てに繋がったというのは、後になって分かること。ちかにとって稜は、漫画の師であると同時に、人生の道標でもあったんだなあということが、全編を通して伝わってきます。
     ただ、ちかの存在に稜が救われていたのもまた事実。魂が似ているっていうのかな?稜は早く大人にならざるを得なかったし、ちかは年齢よりも幼いしで、この二人、当初は実年齢の8歳以上に年の差を感じたけれど、父ー娘?、師匠ー弟子という関係を経て、お互いを意識し始めるまでに、そう時間はかかりませんでした。特に、保護者としての稜ちんの葛藤は、なかなか焦れキュンですぜぃ。
     ラストは、すっかりは読者の思惑どおりでなかったかもしれないけれど、「今日も明日も」というタイトルにぴったりの終わり方。今日も明日も、ずっと続く毎日を、自分たちの夢に向かって、支え合って生きていくんだろうなと、心から思えました。(ま、二人とも締め切り地獄で、修羅場の毎日なのでしょうが…)

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