Mayayaさんの投稿一覧

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481 - 490件目/全943件
  1. 評価:5.000 5.0

    お見事!離着陸完璧です

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     カフェでの偶然の出会い、空港での再会、パイロットという仕事ゆえの葛藤、統の押しの一手、偶然すぎる人の繋がり、歪められた過去、両親の和解、そして、ビーチでの片膝立てプロポーズ…まさに、「完璧」なシンデレラストーリーです。あ、副操縦士程度じゃ、シンデレラとは言わないか。瀬里奈も立派に自立しているし…それでも、ここまで綺麗にまとまっていると、シンデレラストーリーと言いたくなってしまいます。
     前半は、統の押しの一手、断られても断られても、瀬里奈にアプローチし続けるメンタルの強さと自信が凄い。瀬里奈のどこにそれほど惹かれたんだろうと、この時点ではちょっと疑問に思いますが、後付けで考えれば、遺伝子のなせるわざだったのかな…?
     後半は、瀬里奈の家族にスポットが当たります。瀬里奈が「パイロットを嫌いな理由」の根本原因を、偶然とはいえ、統自身が解決します。こんなうまい話ってある?でも、全てのピースが収まるところに収まって、見事な着地っぷり、高田ちさき先生、さすがです。何気なく写り込んでいたクロワッサンでさえも、ピースの一つだったんだな…。
     作画のはやぶち先生いわく、「一途で清廉な物語」。その言葉に偽りなしの瀬里奈と統の物語、安定の星5でおすすめです。

    • 0
  2. 評価:3.000 3.0

    クズの更生物語

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     クズヒーローのタイプはいろいろあるけれど、大輝の場合は、女性不信クズ。見てくれや社会的地位、収入に惹かれる女ばかり寄ってくるから、女性不信だというのなら、付き合う相手を選べよっ、と一喝して終わりだけれど、根っこに母親や家族に対する屈託があるから、面倒くさい。それにしたって、初めて会ったお見合い相手とベッドインって、やっぱり筋金入りのクズでしょ。
     久美は、読者的にもやや魅力に乏しいヒロイン。ただ、その普通さと愚直さが、大輝の琴線に触れたんだろうな。彼自身が意識もしていなかった「合格」宣言は、心の奥底にしまい込んでいた「家族」への願望が、漏れ出た結果だったのかもしれない。
     紆余曲折を経て、「本当に」結婚してからの大輝は、まあ、かなり大人になった感じ。やはり、環境が人をつくるんだろうな。ネグレクトからのサバイバーである大輝には、これから一生をかけて、負の循環を断ち切るという大きな使命があるけれど、普通で平凡で、誰よりも愛してくれる久美が傍にいる限り、きっと大丈夫だって思いたい。ただ、久美と知り合う前の大輝がクズ過ぎるので、更生したとはいえ、星3で。

    • 1
  3. 評価:4.000 4.0

    またバカ親とアホ妹か…

    「聖女」が関わる物語って、なぜにこうも身内がアホで腹黒なんだろう…。それも、今回は正真正銘の家族だし…親、妹の育て方を完全に間違ったね。子育ての失敗、いつか自分に跳ね返るよ、必ず。
     それはさておき、この物語の聖女の定義は、なかなかに斬新。神聖力だか何だか、得体の知れない力に頼るのではなく、科学的な知識を駆使して領民の生活を守る…うん、こちらのほうが、「聖女伝説」として信憑性がある。努力と工夫が功を奏しての「奇跡」の積み重ねが、「伝説」や「聖女」を誕生させるのだろうから。
     ただ、ちょっと残念なのが、「農業」の知識が、やや付け焼き刃的なところ。「農強」を謳うなら、もう少し最新の農業情報に基づいて、考証してほしかったかも。例えば「やませ」は、米が不作なのであって、小麦は大丈夫なのですよ。フィクションだから、事実と異なっても、構わないか…。
     自分の仕事に、真剣に取り組むアリシアたちと、対照的に、形だけ整えて、実際には全くやる気のないお飾り聖女ノエル周辺と、さりげなく?現代女子のお仕事事情も反映されていて、次の展開が気になります。新しいタイプの「聖女物語」として、これからも楽しんでいけそうです。

    • 12
  4. 評価:4.000 4.0

    葵よ、責任とれるんだろーな?

     地味女子&王子様男子のムズキュン恋物語…だったら、よくあるお話。まあ、それはそれでもよかったんだけれど、これが、自己肯定感低め女子&猫かぶり腹黒男子ともなれば、なかなか先行き不安…これ、ぜってーキラキラ女子に足引っ張られて、モヤモヤするやつ。さあ、葵、どー責任とってくれるんだ!?
     だいたい華子が葵の「生贄」に選ばれた理由って、葵の本性を見抜いたから?いやいや、それならお友達の陽菜だって、もっと先に気付いていたでしょ。なぜに「3か月」かということとともに、これから解き明かしていってほしい謎です。
     地味女子という位置付けながら、華子はかなり可愛いと思う。地味なら地味で、もそっと地味らしくすればよかったかな。逆に、葵の笑顔はホントわざとらしいし、ダルい瞬間の無表情マナコは、なかなかにダーク。これに気付かず、周りでもてはやしている女子群よ、君たちの目は節穴か?
     従来のものとは一味違った格差カップルものになりそうで、葵がどこまでデレてくれるのか、期待大です。お願いだから、M系女子とS系男子のイラ💢もやストーリーだけには、しないでね〜。

    • 10
  5. 評価:5.000 5.0

    緻密な設定と華麗な画

     確かなストーリー性とその画力で、悩める?現代女子たちを描いてきたこもも先生が、またまた素敵なファンタジーを届けてくださいました。緻密な設定と、一つ一つの小物にも手を抜かない確かな考証力は、さすがこもも先生、もう楽しみしかありません。
     異能の家に生まれたのに、その力を持ち合わせないヒロイン、それゆえに、虐げられ続ける不遇の日々、挙げ句の果ての、無体な仕打ち…確かに、似たような設定は、他にもあります。けれども、こもも先生にかかると、既定路線とは異なる展開になると信じているので、全然気になりません。(はっきり言って、ファンの贔屓目ですが…笑)
     それにしても、力のない者を蔑んで、マウントとりたがるのは、人の本能か…たまには、まともな家族関係はないものかと期待するのですが、今回の石戸家・義姉の桜も、ろくでもない人物たちのよう…今から、石戸家&水の神vs小夜&火の神・鬼灯という構図が目に見えるようです。全てのものと心を通わせられるという、凄い力を秘めた小夜を蔑ろにしたツケを、そのうち払ってほしいもんだ。
     大正溺愛ファンタジーにふさわしい華麗な滑り出し、早くデレた鬼灯さまにお目にかかりたいと願いつつ、これからの配信を、楽しみに待ちたいと思います。

    • 118
  6. 評価:4.000 4.0

    いやいやいや…

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     いやいやいや…いくら漫画だとしても、これは考えられない、無理がある…。まあ、変装した詩織を、都筑係長が見分けられなかったというところまでは、我慢しよう。他人の顔や名前に興味ない人は、結構な割合で存在するし、確かに女の子の中には、もの凄く化ける子もいるしだし…。
     でも、不自然なのは、その後。以前、婚約者に二股されて女性不信になり、嘘に対して潔癖なまでに嫌悪感をもつようになったはずの都筑係長が、意外とあっさり詩織を許しちゃっている…現実なら、ここまで不誠実な態度をとり続けた相手に、結果、赤っ恥をかかされたわけだから、許せないんじゃないかな。でも、それじゃ、漫画にならないか…。前半「カオリ」として引っ張った部分が濃かったからこそ、ネタバレからの〜の部分が薄かったように思えます。まぁ、あんまりモヤモヤさせられるより、ちゃっちゃと進んで、よかったのでしょうがね。
     詩織は24歳、都筑征一郎は30歳設定だけれど、画はかなり可愛めで、幼い印象。だから、お色気?含有率は1%以下のPG12未満レベルです。誰でも安心して読める、大スレ違いLOVE、ぜひ「あり得なさ」をお楽しみください。(あくまで、個人の感想です・笑)

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    ミューの(大人の)階段物語

     引きこもり伯爵令嬢のミュリエルが、家族に騙され(?)、更にサイモン団長の早とちりで(?)、聖獣たちのお世話係になってしまったところから始まる、聖獣ファンタジーラブコメディーです。
     ファンタジー部分は、何といっても個性溢れる聖獣たちの活躍です。普通、聖獣って、龍とか一角獣とか、なんか神々しいイメージ。でも、こちらの聖獣は、ウサギやらイノシシやらモグラやら…ちょっと笑ってしまうかも?!そして、なぜかしらこの聖獣たちと意思疎通できるのがミュリエルで、彼らのやり取りがとっても楽しいのです。一方、聖獣の「本来の種から離れ 聖獣という括りの生き物になる」意味についても、シリアスに投げかけています。
     ラブコメ部分は、16歳元引きこもりど天然お嬢様のミュリエルと、これまた無自覚ど天然ホスト(?)の聖獣騎士団長サイラス様との、ど定番すれ違いLove。ただ、障害や横槍が入ってのすれ違いではなく、あまりにも対人スキルに乏しいミュリエルと、無駄に色気ダダ漏れのサイラス様だからこそ生じてしまう、微笑まし〜すれ違いなのでご安心を。実際、団服姿のサイラス様は神々しく、ミュリエルじゃなくても、大人の階段を上りたくなります?!
     少しずつ関係を深めているミュリエルとサイラスですが、なぜ彼女だけが聖獣の話がわかるのか、そのあたりの謎が解き明かされることで、また展開が変わってきそうです。今、一番お気に入りのファンタジー、星5強で絶賛お薦めです!

    • 17
  8. 評価:2.000 2.0

    無理に読まなくてもよいかも…

     玉石混交とよく申しますが、国外産の作品に対して、特にそれを感じてしまうのは、自分だけ?その中にあって、この作品は、正真正銘「石」の気配です。
     まず、設定がよく分からない。ヒロイン薫が、かなり格の高い「妖狐」だということは分かっているけれども、何故にミセス?そもそもヒロインなのに、背景がほとんど謎なので、思い入れようもない。
     それに、周囲の男たち、人数多すぎっ!イケメン揃いなのはよいけれど、髪色、髪型、付属物(眼鏡等)を取っ払えば、みんな同じ顔じゃね?おかげで、どれが善玉で、どれが悪玉か、全く区別がつかん💢
     そして極め付けは、話があっちに飛び、こっちに飛びで、一貫性がないこと。いったい作者さんは、落としどころをどうしようというのだろう…。
     久々に星1作品かと思ったのですが、美男美女揃いで、目の保養にはなったかな…。あ、でも、無料分があっても、無理に読まなくてもよいかもです。

    • 2
  9. 評価:4.000 4.0

    くたばれっ💢ユアルバンナ王家

     第1話のプロローグで、異母兄であるユアレバンナ国王クレイグを見返す、ヒロインアメリアの力強い眼差し…ここまで来るために、彼女はいったいどれだけ努力を重ね、犠牲を払ってきたことでしょう…。異世界転生設定ではない、同じ時間軸での復讐ものなので、ヒロイン自身の復讐を果たそうとする気持ちが、よりリアルに伝わって、ドキドキさせられます。
     ところで、この手の作品によく登場するのが、家族由来悪役(親や兄弟姉妹が、何故かしらヒロインを虐待している…)。数ある類似作品の中でも、今作のユアルバンナ王家は、クズ中のクズ!クズ父王の血をひいているアメリアが、こんなにまともに育ったことが、信じられないくらい。異母姉のオロールなんて、クズ性格が顔に出過ぎて、ほんっと不細工だから。その愚かさが家族内だけだったらまだしも、他国との戦争に及んでしまっているんだから、こりゃ成敗しなきゃでしょ。くたばれっ、ユアルバンナ王家!
     画面はやや暗めで、色も重たい印象ですが、氷魔法の使い手のノアムと、毒魔法の使い手のアメリアを表現するのなら、むしろぴったりかも。個人的には、アメリアのドレスのデザインが、他とは一線を画していて、好きです。強くなったアメリアが、ノアムの力を借りつつ、自分で「ざまぁ」してくれることを強く期待して、星を捧げたいと思います。

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

    よもやよもやの…

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     巷で流行っている「異世界転生ファンタジー」ほどには、荒唐無稽と思わないけれど、この作品、それなりに荒唐無稽設定。だからこそ、面白いのです。
     まず、スタートはこの上なく闇で、読むのがしんどい…。その元凶が、「妻競売」現代の日本では、まず考えられないけれど、多分この地球上のどっかの国では、実際に行われているんだろうな。そこまでではなくとも、女性の人権が認められているとは言い難い国や地域は、思っている以上に存在します。「クロエ」は、決して創作上の人物ではない。
     アッシュが登場してからは、読み易いのなんのって、優しい顔してヤンデレ路線。クロエだけに向けられた愛の力で、彼女がどんどん立ち直っていく過程がよく分かり、もうイケイケです。なぜ、アッシュがクロエを溺愛するのか…きちんとした理由があるのですが、そのキーワードは、よもやよもやの「性転換」!?アッシュ、君はクマノミかっ。ホンソメワケベラとは言わないけれど、異世界転生と比べて、どちらが荒唐無稽かね?
     ダークな展開もそれなりにありますが、ほんわかした画が、重苦しさを緩和しているので、最後まで飽きずに読み切れます。個人的に気になるのは、二人の間に生まれた双子の娘ちゃん。将来的に、どちらかが「長男」になるのかなー。

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