Mayayaさんの投稿一覧

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  1. 評価:4.000 4.0

    しつこい椿サマから逃げ切れるのか?!

     少女・女性漫画鉄板ネタの幼なじみ嘘婚モノです。大貴ってさ、優花しか考えられなかったのなら、なぜ今まで連絡とろうとしなかった?とか、椿さま、大貴の何がよくて、彼にそんなにこだわる?とか、ツッコミどころはそれなりにありますが、総じて面白いと思います。
     特に椿嬢の、このしつこさ!これは、なかなか凄まじい。愛想がいいわけでもない大貴を、是が非でも手に入れようとするけれど、それってやっぱり意地?彼女の家にとって、大貴との結婚はあまりメリットがないと思うし、他にもっとパワーバランスのよい相手がいそうな感じなのにね。なかなか潰れない椿サマ、最後には、こてんぱんにやっつけられてほしいと思ってしまうのは、意地悪でしょうか。
     あとは、ヒロイン優花の気持ちがまだモヤモヤなので、これからどうしていくのか、大貴クンのお手並み拝見というところです、っつーか大貴、もっと押せよ〜〜〜!確かに2人きりのときは激甘かもしれないけれど、優花には、あまり効いてないぞ〜〜〜!間違っても椿サマに堕とされることなく、幼なじみ愛を貫いてくれることを期待しています。(他にはもう当て馬女、出てこないよね?)

    • 2
  2. 評価:4.000 4.0

    既存パターンからの脱却を!

     イケメンハイスペック御曹司が、幼馴染みの普通女子ヒロインを溺愛する…けれども、ヒロインはニブチンでって、使い尽くされた鉄板ネタという気もしないではありませんが、ここから既存作との差別化をどう図っていくのか、作者さんのお手並み拝見というところです。
     それにしても、この手のヒロインって大概鈍いけれど、千愛のニブさときたら、国宝級!決してワザとじゃないにしても、優しいようで無神経っていったらいいのかな?無自覚で敵をつくっちゃいそう…でも、愛にとっては、千愛のそんなところがいいんだろうな。
     お互い元カノ元カレの存在はなさそうだし、それぞれ愛や千愛に言い寄ってくる子たちも、基本ヘタレだし、この二人に障害はなさそうな…あ、やっぱり千愛の幼馴染み脳がネックなのかな?あとは、家同士が決めた婚約者サマとか…う〜ん、どう考えても既存のお話のパターンに戻ってしまう💦画はとっても好みなので、作者サマ、よい意味で期待を裏切ってくださいませー。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    伏線回収、お疲れ様でした

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     初めはお気楽な男装女子のシンデレラストーリーかなと思って読み始めたのですが、いやいやどうして、ミステリー?サスペンス?ホラー?ファンタジー?SF?そしてラブコメ?(断じてBLではありません!)等々、全てをごっちゃにしたちゃんこ闇鍋のような手強い作品でした。
     鍵になる言葉は「魔女」…一般的に日本人が認識している魔女のイメージで読んでしまうと大混乱必至。強いていうなら、一つの種族?ミツバチの社会構成のイメージに近い?存在かな。「魔女」「大魔女」「お母さま」等の言葉が、主語がはっきりしないまま、度々説明に使われるのに加えて、敬称と本名を結びつけるのもひと苦労、厳しい言い方をすれば、直訳した外国の本を読まされている気分になってきます。だから、細かいことは気にしないで、エステラとクレオールの焦れ恋物語として読むのが一番!ごちゃごちゃしていた伏線も、何となく収まるところに収まった感があるので、結果オーライということで…。
     タイトルにある「砂時計」の意味するものは…?男として生きるエスティンの時間と、女として生きるエステラの時間を象徴的に表現したものなのか、それとも魔女の「種」が「開花」するまでの、エステラの残り時間を表そうとしたものなのか…作者さんに聞いてみたい気もします。星5を付けたいところですが、やはり分かりにくいところが気になったので、星4で。

    • 31
  4. 評価:5.000 5.0

    恋でも愛でも、どっちでもいいじゃん!

     名家のお嬢様と、彼女に仕えるイケメンハイスペック執事…う〜ん、使い込まれた鉄板ネタだ。差別化を図るとすれば、ヒーロー、ヒロインのキャラ設定をどうするかってあたりでしょうが、こちらの作品は「普通」を夢見る純情素直なお嬢様と、お嬢様命でありながら、そうそう簡単に心の内は見せない和服執事の「愛」の物語。鉄板ネタにも関わらず、佑架の普通っぽさと美絃の囲い込みっぷりに、早くもワクワクさせられています。
     でも、よく考えたら、この二人、障害なんて殆どなさそう。だって花染家は、名家で桁違いのお金持ちだから、今さら佑架が政略結婚をする必要なんて、全くない。お兄ちゃんをはじめ、家族だって佑架を大事にしていそう。おまけに、ハイスペック美絃は、花染家の内情もよく理解しているし、ご当主様の懐刀として、これ以上ない適任。忠誠心は、言わずもがなで、これで、この二人をくっつけない理由が、正直見当たらないんですけれど…。
     だから、本当にあとは、二人の気持ち次第。恋でも愛でも、一生一緒にいたい気持ちがあるのなら、どっちでもいいじゃん、とっととくっついちゃえ〜〜〜っと、心の中で叫びながら、これからもこの二人を、生ぬる〜い目で見守っていこうと思います。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    こちらの「黒崎」くんは…

    「黒崎くん」が出てくるお話って、結構あるけれど、それだけヒーロー向きの姓なのかな?でも、こちらの黒崎くん、数ある「黒崎くん」の中では、一番ピュアでクセがない男の子かもです。だって、イケメン高身長で、サッカーは全国レベル、頭だって悪くないのに、チャラくない!!これは、ポイント高いよ〜。普通のDKだったら、すぐ女の子と遊んじゃうだろうに、一体なぜ?単なる女嫌いなら、モカとも関わらないだろうから、多分性根が透けて見えるヒラヒラ女子が苦手なんだろうな。いつか黒崎くん目線で、そのあたりの事情が語られるんじゃないかと期待しています。
     サブタイトルで「はじめての恋は甘すぎて」とあるように、とにかくこの二人、初々しい。特にモカ、自己肯定感低すぎて、焦れったい!(←気持ちは分かるけど)他の女子には、完璧に塩対応の黒崎くんが、あれだけいろいろ気にかけてくれるんだから、もっとごっつりしてもいいと思うよー。
     動き出した二人の心、このまま和泉クンの独占溺愛モードといきたいところですが、モカ、相当数の女子を敵に回しそうだね。それでも黒崎くんを信じられる?そして、黒崎和泉クン、モカを守り切れる?二人が「はじめての恋」をどのように成就させていくのか、これからの展開がとても楽しみです。ピュアなモカとチャラくない黒崎くんにエールを送る意味で、星5です。

    • 78
  6. 評価:5.000 5.0

    こりゃ無理でしょ

     この作品の存在を知ったのは、映画化によって。でも、みてはいない、なぜなら、今をときめく?人気アイドルをキャスティングしていて、映画としては、あまり期待できそうもないと感じたから。
     そして、今さら原作を読んでの正直な感想…こりゃ、映画化、無理でしょ。かぐやと白銀、それと生徒会を取り巻く面々の頭脳戦?心理戦?を支える膨大かつ適切なタイミングで繰り広げられる台詞の数々、これを単なる話し言葉だけで伝えようとしたのなら、この面白さ、多分伝わらない。
     それにしても、すれ違い、思い込み、空回りの波状攻撃がここまで面白いとは…まさに毎話、腹筋崩壊!思わず笑い声が漏れてしまうので、他人がいるところでは、読まないほうが無難。家族にだって、気味悪がられてしまうかも?!結構な台詞の文字量があるので、音声や映像ではなく、自分のペースで読んで楽しむほうが、絶対に笑えると思います。
     とはいえ、実際に映画をみていないのに、思い込みでこき下ろすのもなぁ。なんか、続編も作られたみたいだし。公平を期して、映画のほうもみてみることにします。あ、こちらの書籍版の原作、もちろん星5の面白さですよー。

    • 5
  7. 評価:4.000 4.0

    断じてコミュ障ではないと思う

     閉じ込める?鎖で繋ぐ?ヒーローのフリードリヒが、少年期に父親から受けた行為は明らかに虐待。母親と暮らしていたときは、明るく元気な子供だった彼が、コミュ障と言われるようになったのは、父親の前伯爵と暮らしてから。そしてその間、人間としての尊厳を奪われ、誰かと交流することを阻まれ、まともな教育を受けてこなかったのだから、フリードリヒが今のような「コミュ障」になっても、何ら不思議ではない。なぜなら、沈黙を守ることでしか、自分の心を守ることはできなかったであろうから。はっきりしたことは分からないが、父親こそ何か障害をもっていたのではと推察される。
     ただ、幼少期に彼を育てた母親の愛情のおかげか、あるいはもともと持っていた気質の為せる技か、あそこまで酷い虐待を受けても、フリードリヒの善なる部分は壊されてはいなかった。これは、ある意味奇跡。おせっかいヒロインクロエとの交流で、もう一度、人との絆を結び直し、ぜひ心からの笑顔を見せてほしい。
     コミュ障は、適切な訓練次第で、日常生活に支障をきたさず暮らせるようになると聞く。フリードリヒのそれは、虐待ゆえの防護反応で、真のコミュ障ではないと思う。幸いクロエも伯爵家の使用人たちも、彼の心に寄り添う心づもりはあるよう。フリードリヒが傷付いた心を癒し、クロエと幸せな人生を歩む未来を、切に願っている。

    • 6
  8. 評価:5.000 5.0

    必ず2作セットで!がオススメです

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     ヒロイン視点の本編に対して、ヒーロー視点のサイドストーリーを絡ませたものとしては、「フィフティ・オブ・グレイ」に対する「グレイ」が記憶に新しい。一見、その場をコントロールしているかに見えたヒーローが、実は結構必死だったとか、葛藤していたとか、より作品への理解が深まって、絶対両方読みたくなってしまう。
     こちらの「冷たい上司は本音を隠す」も、また然り。というか、「冷たい上司と嘘の恋」と「冷たい上司は本音を隠す」は、2作読んで、初めてこれらの作品のよさが分かると思う。
    「冷たい上司と嘘の恋」だけなら、なぜ皆川佑人が奈都に心奪われたのか、今ひとつ伝わらない。ヒロイン特権?絆された?ご都合主義?的な? うまく立ち回れない奈都に、苛立ちさえ感じるかも…。
    「冷たい上司は本音を隠す」だけなら、場面転換が唐突で、話が分かりにくい側面がある。そして、上から目線の皆川の傲慢さを、受け入れきれないのでは?
     お勧めの読み方は、「嘘恋」→「本音」→もう一度「嘘恋」 あるいは、2作を同時に開いて読み進める…(あ、電子では無理か…) きっと全てが腑に落ち、仕事人として、女性として、大きく成長した江藤奈都を祝福したくなると思う。星5を付けるなら、必ず2作セットで!という条件で。

    • 1
  9. 評価:3.000 3.0

    設定が「ぎこちない」

     いろいろ設定の振り幅が大きすぎて、今ひとつ物語の世界にのめり込めなかったというのが、正直な感想。いろいろ「ぎこちなくて」ざわざわします。
     まず、久世くんの変装。特殊メイク?肉襦袢?でもない限り、洋服だけで体をあそこまで膨らませるのは、かなり難しいと思う。初っ端から、ここでひいてしまいました。あれ?肉襦袢着けてたんだっけ?
     それから、久世くんを取り巻く周囲の(特に、女どもの)反応。あそこまで、手のひら返し?いくらいい男なんだかどうだか知らないけれど、あの反応の落差は、相当デフォルメでは?それとも、あの会社が馬鹿ばっかしなの?
     どうでもいいけど、理央の元カレ?こいつも何考えていたんだか…。理央に振り向いてほしくて、他の女の子と遊んでた?今どき、小学生でもそんなことやんないよ。まさに、負け犬の遠吠え。
     あーすけ先生の作品は好きですが、こちらはどうだろ。登場人物が、みんなぎこちなさ過ぎて、ちょっとなぁ…。

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

    読めば読むほど味わい深く…?

     いろんな意味で、ヒロインミチコがダメダメ過ぎて、腹が立ってくる。で、話数が進めば、少しはスキルアップするのかなと思いきや、それもなし。口は悪いし、疑いすぎてイイ男逃しちゃうし、貯金はないし、さらには若くもないしで、ミチコさんの現状、目も当てられない。さすが「ダメな私」第1号です。
     個人的には「ダメな私」が、もう一人。それは、ヒーロー黒沢歩(通称主任)。この人も口が悪いし、横暴だけど、一番のダメダメは、兄の恋人を何年も想い続けて、拗らせまくっていること。せめて、お兄ちゃんや同棲相手に気付かれないように想えよ〜。ま、ミチコにバレるようだから、無理かぁ…。
     このダメダメコンビ、ホントに腹立つコンビなんだけど、二人の歯に絹着せぬ?丁々発止のやりとりが、たまらない。犬も食わぬ夫婦喧嘩?的な…破れ鍋に綴じ蓋とは、よく言ったもんだ。
     漫画の主人公として、好きになるポイントがほとんどなかった二人なのに、いつの間にか心をがっちり掴まれていた。毎日言いたいことを言い合って、食べたいものを食べて、そっかぁ、好きになるって、そんなもんだよな。等身大のダメ恋物語、付けたくないのに星5です。

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