5.0
1000年を翔ける友情と愛情の物語
物語の中の人物に、憑依してしまうという体で始まったこの作品、いつの間にか本当の「転生」物語にシフトチェンジして、見事大団円を迎えました…パチパチ(拍手)。初めこそ、推しキャラブレイクの幸せを願いつつ、自分は退場するつもりの転生ヒロインアンシアでしたが、後半は、完全に「アンシア」と同化して、1000年を超える呪いに立ち向かうという、壮大なストーリー展開。総じて見れば、伏線をほぼ回収して、ピタッと着地を決めた!という印象です。
「罪の子」という言葉を聞くことがあるけれど、一体誰が犯した罪?生まれた子供自体に罪があるのではなく、それは大人が犯した罪。ブレイクにかけられた呪いも、1000年前の祖先に関わるもので、完全にとばっちり。その呪いに伴って、1000年前の登場人物たちが交錯するあたりは、正直ちょっとまどろっこしい。でも、アンシアとブレイクの真実の愛が試されるという意味では、必要な流れだったんだろうな…。
特筆すべきは、画のレベルが色、線、造形とも最高水準を、最後まで保ち切って、完結を迎えたこと。アンシアとブレイクが、年齢の割にやや幼く見えるという向きはあるものの、それを差し引いても、画の水準が素晴らしい!紙コミックスになったら、絶対に購入して、手元に置きたいと思えるレベル。特に、ブレイクの父である皇帝テステオン様は、眼福ですよ〜。もちろん星5で、超絶おすすめです。
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目覚めたら怪物皇太子の妻でした