Mayayaさんの投稿一覧

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  1. 評価:5.000 5.0

    ヘタレな竜皇グレンディルの三態変化

     あ〜あ、グレンディル、やっちまったなぁ〜〜〜💦エフィニアが「運命の番」と判明したものの、友人から揶揄われて、つい口にした「あんな子供みたいなのが…心外だ」。ツンデレヒーロー、運命の番あるあるです。エフィニアのこと、結構気になっていたのにね。
     一方、これまた後宮あるあるで、女官長をはじめとして、他の側室たちから露骨に悪意を向けられるエフィニアですが、全然湿っぽくない!鋼のメンタルと精霊召喚の力技?で、ポジティブに自分の未来を切り拓いていきます。さしずめ誰も傷付けない、斜め上をいく進化系ざまぁというところですか。
     運命の番なのに、最悪の出会いから始まった二人。関係修復のために、グレンディルのとった方法が、「幼竜」の姿でエフィニアに会いに行くこと…うん、ヘタレなグレンディルには、これが精一杯なんだろうな。この幼竜クロ、普段はめっちゃ愛らしいのに、ひとたびエフィニアを護るとなったら、勇猛果敢な成竜の姿に…愛の力は偉大だ!このギャップが、たまりません。
     側室は30人程いるけれど、多分、みんな当て馬かモブ。はっきり言って、不器用グレンディルとポジティブエフィニアの、すれ違いじれキュンラブコメです。そのうち、後宮をきれいさっぱり整理して、二人で幸せになってくれるんじゃないかなぁ…。

    • 0
  2. 評価:3.000 3.0

    後妻の尻に敷かれるバカ男親たちの話

     白雪姫やシンデレラのように、嫡出の娘にも関わらず、ヒロインが後妻やその連れ子に虐められるって話、山のようにあるけれど、どうしてそうなるのかよく分からない。それだけ男って、女(後妻)に弱いわけ?よくもまあ、自分の血を分けた娘が酷い目にあっても、気付かず?見て見ぬフリをして?あるいは一緒になって虐げる?バカ親になれたもんだ。貴族や王族って、血筋が全てだと思っていたけれど、これだけ実の娘より後妻の家族のほうを優遇するパターンの漫画が多いと、もう一度中世貴族史を調べ直す必要がありそうです。
     だからこのお話も、ヒロインアイネスに火傷の疵があるということ以外は、他のシンデレラものとあまり大差ない感じ。その火傷の件も、割と早い段階で周知・解決されるので、タイトルの「キズモノ令嬢」だけでは、あんまりストーリーを引っ張れないかなぁ。もちろん「キズモノ」には、火傷痕の他に、離婚して戸籍についたキズや、これまで虐げられてきた心の傷という意味も、含まれているとは思いますが…。
     画に関しては、好みが分かれるところ。でも、悪辣義理姉ラテニアの醜悪さを表現する上では、ぴったりハマっているとだけ申しておきましょう。

    • 0
  3. 評価:3.000 3.0

    人は見た目がすべて!ぢゃないよね?

     高田ちさき先生の原作で、森千紗先生の作画なら、間違いないと思って読み始めたけれど、2019年の作品のためか、ヒーロー、ヒロインをはじめ、当て馬、モブ女子、元カノ等、みーんな類型的な印象…ストーリー運びも大体予想がついて、安心ちゃあ安心、テンプレ化ちゃあテンプレ化で、う〜ん、ちょっと肩透かし感アリです。
     一番驚いたのは作画?何か線が雑な印象で、本当に森先生?と、ごめんなさい、ちょっと疑心暗鬼。どうしても「身ごもり政略結婚」の頃と比べてしまって、?????です。
     ストーリーは、地味女子の紗衣が、天瀬と恋をするために、自分磨きをするところから始まりますが、「告白して、この恋を実らせる」と決心した割には、本人がとった最も顕著な行動は、外見を変えること。以前だって、小ざっぱりとはしていたのに、そこで周囲の評価(特に男の)が変わるってことは、結局人は見た目ってこと?!天瀬は、紗衣が外見を変える前から、彼女の良さを理解していたから、セーフなんだけどね…。
     ただ、外見を変えたこと以外、紗衣の天瀬に対する姿勢は、やっぱり「待ち」が多かったので、ちょっと残念。恋愛初心者の地味女子設定とはいえ、もう少し外見以外でも頑張ってほしかったかな?

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  4. 評価:3.000 3.0

    華流ファンタジー時代絵巻(疲)

     霊族の生き残りで奴婢出身の霊止が、皇帝と手を携えて尊太后から皇権を取り戻し、二人幸せに暮らしましたとさ…な〜んて話を想像していたら、全然違ったーっ💦読んでで、読み疲れてしまう漫画って、一定数あるけれど、これ、その筆頭。日本の義務教育では習わない漢字ばっかりで、人間関係が複雑で、みんな似たような顔で、時間と場所をあっちっこっち行き来する華流時代劇風ファンタジーって、疲れないワケないでしょ!
     画は確かに美しいけれど、漫画っていうよりは劇画。彩色の工夫で、画に立体感が生まれ、何とも不思議な雰囲気を醸し出しています。美しくて、残酷で、予測がつかなくて…このお話の世界観にぴったりですわ。
     その上、美しい主人公たちの、腹の探り合い、足の引っ張り合いときたら…舌の根も乾かぬうちに、騙し、騙されで、いったい誰を信じていいのか、あるいは誰も信じられないのか…。百花繚乱どころか、魑魅魍魎の百鬼夜行って感じだよね、霊止も皇帝も尊太后も。
     あまりにも敵と味方が入り乱れて、入れ替わるので、全然スッキリしないし、正直読むのにエネルギーがいる。まだまだ、多くの血も流れそうだし(苦手)…あ〜、この先、どうしていこうかな…。

    • 2
  5. 評価:5.000 5.0

    最強(狂?凶?恐?)のふたり

     破れ鍋に綴じ蓋カップルとはよくいうけれど、この物語のヒロインユリシエンとヒーローカリュエルは、その筆頭株かも…。そして、この漫画、読めば読むほど、面白くなってきた気がするかも…。
     初めは、傲慢皇女と傲慢皇太子の腹の探り合いで、二人の(特にユリシエンの)言動と行動がぶっ飛びで、登場人物同様、読者も振り回されっぱなし!およそ好きになれそうにもない、主人公たちでした。
     でも、回を重ねるうちに、二人ともただの気まぐれではなく、皇族としての責任と義務を見据えて行動していることが分かってきます。と同時に、北極と南極くらいあった?二人の心の距離も、どんどん近付いていきます。ま、「黒モップ」「キャラメル」と、お互いをあだ名で呼び合うくらい、最初から息ぴったりだったんだけどねー。
     画は、お世辞にも上手いとは思えませんが、個性的?味がある?独特の世界観?う〜ん、慣れたら物語の設定どおり、ユリシエンは絶世の美女に、カリュエルは超絶イケメンに見えているから、脳って不思議。
     破れ鍋に綴じ蓋カップルが、雨降って地固まるカップルに成長し、比翼連理の最強カップルになるまで、もう少し時間が必要かな?でも、絶対読み始めより、回が進むごとに面白くなっていく、掘り出し物の一編です。

    • 5
  6. 評価:3.000 3.0

    「良薬は口に苦し」とはいうけれど…

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     俺様ヒーローが、自己肯定感低めヒロインをプロデュース(この場合はドレイ命令)して、身も心も強く美しく変身させるという王道ラブコメですが、う〜ん、漫画の世界だからうまくいくんだろうな、この場合。
     例えば、ヒカルはみのりのために、いろいろ命令を下しているんだけれど、一般的に見ればこれは、無理難題の使いっぱ、受け取り方によってはモラハラ?いじめ?だと思う。「良薬は口に苦し」とはいえ、「何の目的で」「どのような効果が得られるか」を理解させずに、ただただ理不尽な命令を聞かせるって、精神的DVだよね。
     15、6歳の男の子が、同い年の幼馴染の女の子のために考えたことだから、限界はある。でも、大人だってあれだけ無理難題させられたら、心が折れるぞ。そして絶対、優しいほう、楽なほうに目が向くぞ。例えば、和真くんのような…。
     だから、みのりが最後までヒカルから離れなかったのは、奇跡だと思うし、気持ちの強さも感じたけれど、反面、現実的ではないなぁと思ってしまいます。そしてヒカルよ、これ、上手くいったからハピエンであって、そうぢゃなかったら、目も当てられないところだったよ。
     恋を夢見る世代なら、こんなお話もOKですが、身も心も疲れ切った大人なら、ヒカルみたいな態度をとる子、願い下げだなぁ…。

    • 1
  7. 評価:4.000 4.0

    奇天烈過ぎてクセになる

     このお話、絶対好きか嫌いか、好みがはっきり分かれるやつ。そして、早めにレビュー書くと、多分、評価が低くなるタイプ。韓流か華流かよく分かんないけれど、設定が奇天烈過ぎて、その世界観を理解?するまでに、ちょっと時間を要するかもです。
     だって、天界の話で天人だよ?これって、ユーラシア大陸では、当たり前の感覚?発現か何かよう知らんけど、いきなり「楽に乗りたまえ〜」だよ?韓流&華流時代劇風の映像が、つい頭に浮かんでしまった自分、ドラマの視過ぎです。
     それにしても、天人=神様風に扱っているけれど、その割にはみんな人間並の低い精神レベル。噂話、差別、八つ当たり、etc etc…天界人が聞いて呆れるわ。
     そんな中で、ヒロイン晩斐丹の頑張りには、好感がもてます。決して突出しているわけではないけれど、誠実かつ臨機応変に物事に対処できるしなやかさこそ、現代の天后に必要なんじゃないの?
     公務員の資格取得を目指す斐丹だけれど、弦の正体が天帝って分かっても、天后の地位に興味がもてないのかな。くっつくフラグはいっぱい立っているし、いずれ相思相愛になりそうだけれど、ラスボス天太后サマも控えていて、まだまだ紆余曲折がありそうです。噛めば噛むほど味わい深くなる、スルメのようなこのお話、読めば読むほどハマっていきますよ〜。

    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    ことわざ慣用句でまとめてみました

    「能ある鷹は爪を隠す」という言葉は、出来る人の余裕の姿を表しているのだと思っていた。でもこの頃は、「能ある鷹は爪を隠す」ことによって、「出る杭は打たれる」ことのないようにしているのだろうと考えるようになった。だって、いろんな意味で「はみ出す」って、生き辛いもんね〜。
     実際、華のように桁違いの何かの能力をもった人が、周囲にそれと気付かれないように、知らんぷりして暮らしているケース、実際にありそう…なーんて想像を掻き立ててくれる、ワクワクするようなストーリー運びです。もう出だしから、ガッチリ物語の世界に引き込まれてしまいました。
     それにしても、「破れ鍋に綴じ蓋」とは、よくいったもんだ。華と朔のカップル?コンビ?に、ぴったりな言い回し。どちらも幼いときから、人間の裏表に翻弄されてきたからこその、この若さでこの厭世観…それでも、何だかんだ言いつつ、結界師としての責務を全うしようとするのだから、やっぱりこの二人、「鬼に金棒」の主人公カップルだ。
     24歳にはおよそ見えない朔だけれど、大人の男として、これから華に接していくんだろうな。一見「同族嫌悪」同士に映る二人、一刻も早く「比翼連理」の関係になることを期待して、星5です。ありゃ?もうなっているか…。

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    元クズのままでお願いします

     ヒーロー駆はクズ設定だけれど、村崎先生の爽やかで可愛らしい画の威力もあって、あまりクズには見えない。そもそも、真性のクズとは違うしね。
     真性のクズって、彼女がいながら、他の女の子ともイタしているようなクズ男のこと。具体的に実名で挙げるとすれば、川上ちひろ先生のあの漫画の男主人公「速人」のような…ありゃあ、例えヒロインが許しても、私は許さない。自分的に、少女漫画史上、キングオブクズが、速人です。
     少なくとも、駆は今宵と付き合うと宣言してからは、今宵ひと筋。その代わり、クズ男時代に身に付けた技を、今宵専門で発揮しているし…あれじゃあ、恋愛初心者の今宵に、勝ち目があるわけないよね。
     なぜ駆が、クズ行動をとるようになったのか、なぜ今宵だったのかは、話が進むにつれ、だんだんと解き明かされていきます。それにしても、やっぱり駆、真性クズではないよなぁ。だから作品タイトルは、「元クズな彼氏は甘く噛みつく」のほうが、適切な気がします…って、まさかまさかの駆クン、この後「速人」のような、来る者拒まずの真性クズに、逆戻りしちゃったりしないよね?!

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  10. 評価:3.000 3.0

    黄緑頭のキツネ目公女が邪魔だよね

     タイトルどおりヒロインフリスティンは、元恋人で現皇帝のジェラードからは復縁を迫られているし、皇妹クラレットからは命の恩人と慕われているしで、普通なら何も怖いものはないはず。
     でも、よほど革新的でない限り、皇帝と釣り合う身分は、低くても侯爵令嬢以上。さて、没落貴族のフリスティンの家門って、どのレベルなのかな?それからジェラードも、反乱を起こした上での、皇帝の地位奪還だから、まだまだその立場は盤石とはいえないし…。
     というわけで、フリスティンが勝ち組になるのは、かなり先のようです…っつーか、フリスティン、賢すぎて、自分の立場が分かりすぎて、闘う気ないでしょ💢ヒロインよ、それでいいんか?
     だって、黄緑くりんくりん頭でキツネ目性悪女のゲナント公女ターニャが皇后になったら、またこの国、傾くよ?皇女のクラレットでさえ尊重しないような女が、皇帝や領民を大切にすると思う?謙譲の美徳も大事だけれど、やっぱり、やるときはやらなくっちゃ!
     それぞれの人物の瞳が、細かく描き込まれていて、よくいえば格調高い、穿った見方をすれば、ちょっと古くさいで、多分好みがはっきり分かれる画だと思います。結構、モヤモヤが長引きそうかなぁ…。

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