Mayayaさんの投稿一覧

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361 - 370件目/全866件
  1. 評価:5.000 5.0

    痛快!強気の公爵令嬢

     ヒロインシュリアの1周目が、全て不幸だったとは思いません。なぜなら、カルディを愛し、愛された人生だったから…それが、2周目の生を与えられ、やり直す機会をもてたのだから、今度はもっと幸せになりたい、そう願っても何ら不思議ではないはず。だから、2周目のシュリア、かーなーりー強いです!(まあ、中身は元大公夫人の30女。知識と経験が、違います)
     2周目の強みは、1周目で培った知識と経験を現在に活かせることと、ある程度未来を予測できること。それに加えて今世では、異母兄エルネンのサポートもあります。これって、相当アドバンテージあるよね。これらを利用しての、シュリアのカルディに対する押しの一手、お見事です!押されがちのカルディ、なかなか可愛いですよ。
     あとは、「レイエスの力」に縛られたカルディを、どうやって解放するのか…その方法を見つけることが、2周目のシュリアに課せられた使命でしょう。1周目は、「伴侶」としての死の運命を、そのまま受け入れるだけだったヒロイン、でも、今世の彼女だったら、きっと…そう思わせてくれる傲慢さにも似た強さが、今のシュリアにはあります。全てがあるべきところに収まる未来を期待して、星5です。

    • 20
  2. 評価:5.000 5.0

    芸能人ネタ作品中では、イチオシです!

     幼い頃は、今でいう「推し」の芸能人と、もしかして運命の出会いをして…な〜んて妄想したこともあったけれど、成長するにつけ、そんなウマい話はナイナイ、というか芸能人めんどくさって思うようになってしまった自分がいます。だからこそ、この作品のような夢みたいなお話、漫画だからこそ無理なく表現できるわけで、結構好きです。
     他にも、芸能人と恋愛を…という作品は、いくつかありますが、ヒーローがオレ様だったり、タラシだったりで、人物の初期設定、がっかりすることが多い。その点、今作の颯クンは、人気実力派芸能人にも関わらず、ピュアで自然体で、いい!こんな出来た子、実際にいるわけないって?漫画だから、いーんです!
     ヒロインの雪乃が、芸能人のソラ(颯)を知らない理由も、無理がない。だから、二人が自然と心を寄せ合っていく様子も、ごく普通の男女のようで、そこに「芸能人」要素が加味されている程度。実際の芸能人もこんなふうに、ごく自然に一般人と恋愛できたらいいのにね。
     30話という話数も、丁度よかった。長過ぎると、どうしても当て馬が増えてきて、面倒くさいもんね。芸能人ネタで、気持ちよ〜く読めるイチオシの作品として、星5を捧げます。

    • 4
  3. 評価:4.000 4.0

    みんな違って、みんないい

    「みんな違って、みんないい」金子みすゞ氏の作品が、特に好きというわけではないけれど、このフレーズは好き。自分のことも、肯定してもらえているような気になるから。
     それは、出産に関しても同じ。産むも、産まないも、産めないも、人それぞれ。それが、選択したことであっても、選択させられたことであっても…みんな違って、みんないいと思う。
     母親が何歳であれ、最終的に産むことを選択し、この星に新しい生命を送り出すって、素晴らしいこと。医学の進歩で、受精〜着床までは人為的に行うことができても、出産そのものは、まだまだ女性だけに託されている。どんな条件下であれ、一人の女性が決心し、命をかけて出産に臨み、新しい別の命を送り出しているという事実を、もっと大切にしてもよいのではないか。
     出産後の女性の働き方については、ネガティブに表現されているものが多いが、個人的には、以前と比べれば格段に条件が良くなっていると考える。それは、過去の働くママとパパたちが、少しずつ少しずつ社会の「常識」を変え、意識を変えてきたことの積み重ね。ならば、これからもっと出産・子育て環境のよい未来がやってくると信じたい。
     大切なのは、声をあげること。この作品を読んで、共感、肯定、否定、やっかみ、嫉妬、どんな感想をもってもいいと思う。そのリアルな声が、誰かの目に留まり、社会を少しずつ変える波になっていくと信じているから。

    • 1
  4. 評価:4.000 4.0

    リベンジ最優先でお願いします

     タグはまだないけれど、多分異世界転生ファンタジーなんだろうなぁ…ただし、転生してきた(聖女)セリカは、自己中で、傲慢で、キレやすくて、ただただはた迷惑な存在。召喚されたっていうより、現実世界から追放されたんじゃないの?って思うくらい、見事な悪聖女っぷりです。
     こちらの世界では、実は何人も「異世界人」が存在していて、それぞれ何かの能力に秀でているって設定が面白い。まるで、ウルトラマン?スーパーマン?でも、ヒロインのミネルバも、何かの能力をもっているようで、それは今後明らかになっていくのかな。
     一方、ヒーローのグレイリング帝国皇弟ルーファスは、体の弱い兄の立場を護るため、目立たぬように、隙を見せないように、利用されないようにと、漆黒の騎士として人を愛することを禁じられてきました。だから、恋に対する免疫がなかったのかな?ミネルバに会うなり、一発ふぉ〜りんらぶです。相手がセリカじゃなくて、取り敢えずよかった〜💦
     みんなで力を合わせて、セリカの陰謀に立ち向かう関係上、どうしても登場人物が多くなるのが玉に瑕ですが、とにかく、できるだけ早くセリカの高慢ちきな鼻をへし折ってほしい…自分としては、珍しく「溺愛」よりも「リベンジ」に目が向きそうな作品です。

    • 11
  5. 評価:4.000 4.0

    ハッピーエンドを信じて読むしかない!

     なんか、ものすごいお話が始まりました。異世界転生でもなく、タイムリープ回帰でもなく、魂入れ替わり?それも、ヒロインと悪女の?婚約したばかり?こりゃ、アドバンテージ大きすぎです。まあ、結婚した後ではなかっただけ、よしとするべきでしょうか…。
     (悪女)ベルナデッタは、確かに真性の悪女ですが、もし彼女を取り巻く環境が、もう少し違ったものだったら、案外まともで優秀な皇太子妃候補になれたのではないでしょうか。それほど、彼女にかけられた「期待」は、過酷で冷たいものでした。魂の入れ替わりを考え、提案できたほどの頭脳の持ち主です。彼女の悪女っぷりが、際立てば際立つほど、哀れに思えてなりません。
     この手のお話につきもののジレジレ感は、他の作品よりやや多め、(悪女)マリアを筆頭に、(ヒロイン)ベルナデッタの足を引っ張る輩が、次から次へと登場するので、読み進めるのに結構忍耐を必要とされます。ただ、ヒーローのヘンリーをはじめ、少しずつ(ヒロイン)ベルナデッタを見直す人々も増えているので、タイトル「返り咲くまで」を信じて、読み続けようと思います。
     ところで、最後のハッピーエンドは信じているものの、ラストでヘンリーの隣にいるのは、元どおりマリアの体なのか、それとも中の人はマリアのベルナデッタなのか…ものすご〜く気になりますねぇ…。

    • 17
  6. 評価:4.000 4.0

    好きになった相手が、恋愛圏内

     亜耶サン、挙式前にも関わらず他の女に絆されて、一方的に別れを告げるような優柔不断男との失敗を、10年間も引きずるの、もったいないと思いませんか?結局あなたは、二股男に共感と理解を示してしまったけれど、そこはすんご〜く怒るところでしょう。怒って、怒って、相手を罵倒して、後始末を全部押し付けて、社会的に抹殺して、慰謝料ぶんどれるだけぶんどって、そして、次に進めばよかった…そうするには、あなたは優しく、頭が良すぎたのかもしれません。
     天に二物を与えられたことが仇となって、生きづらさを感じている遥クン。確かに大変そうだけれど、きっと向けられているはずの「善意」までシャットアウトしてたら、もったいないと思いませんか?せっかく天から与えられた二物です。うま〜く使いこなしていくと、この上ない武器になると思いますよ。
     こんなもったいない二人が、神の采配で(実際には部長だけれど)、「疑似恋愛」というリハビリ?上書き?シミュレーション?にチャレンジということで、どんなポンコツっぷり、もとい戸惑いとドキドキを提供してくれるのか、早くも楽しみでなりません。好きになった相手こそが恋愛圏内、不器用な二人の接近を、ゆる〜く見守っていきたいと思います。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    実名でかなりネタバレなので…

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    (→レビュータイトルから続く)自分で読み解きたい方は、読まないでください…とお断りしておきます。
     まず前半は、美千花と恭平が、スイーツを媒介にどんどん距離を縮めて、甘々なシーンをこれでもかというくらい繰り広げ、読者を胸焼けさせます?ただ、よく気をつけて読むと、恭平の言動の幾つかに、伏線が…「もし、僕に秘密があったらどうする?」そう、恭平は、美千花も勤める渋神銀行頭取の長男で、後継者候補の一人だったというオチ。

     後半は、前半とうってかわって、重〜い雰囲気。嶺沢から本名の渋神に戻り、専務に就任した恭平は、仕事に忙殺されて思うように美千花に会えず、二人の関係に暗雲が立ちこめます。まあ、仕事が忙しいだけだったら、まだ我慢できるんだけどね。そこに、特定の誰かの「悪意」が入ってきたもんだから、ああ面倒くさい!今回のラスボスは、恭平の継母で、頭取夫人の昌子氏。正直、この人が出てきたら、このお話、一気に陳腐なものになってしまいました。

     とっくに財閥解体されているんだから、たかが一頭取夫人が、銀行の人事に口出しなんかできないはず!にも関わらず、「貴女を全力で潰すだけよ❤︎」なんてのたもうもんだから、あー、勘違いも甚だしい。そもそも、自分が夫に顧みられない鬱憤を、前妻の息子の恭平に向けるなんて、大人の風上にも置けない。中学校から全寮制?死んだ母親の旧姓を名乗れ?理不尽にも程がある💢それを許した、父親も父親だけれど…。こんな親の風上にも置けないような人物たちを両親にもちながら、恭平と異母弟の絋平がまともに育ったのは、奇跡に近いよね。

     結局、最後は恭平の一発逆転ホームラン?で、大団円を迎えるわけですが、「気持ちは変わらない」と言っていた美千花が、恭平のために身を引こうとした流れは???そこは、恭平を信じて頑張って欲しかったよ、美千花。タイトルどおり、恭平の強さと溺愛っぷりが際立っている作品なので、そこを楽しんでいただきたいと思います。

    • 26
  8. 評価:5.000 5.0

    鳴り響く音は、何のために?

    「何があっても生き抜いて…」自分を律し、感情を殺して、ここまで生きてきた、美しき逃亡者ダオン。
    美しさも実力も、富も名声も欲しいままにし、自分の思うがままに生きてきた、若き公爵エクサー。
    立場も身分も違うこの二人が、戦いをきっかけに出逢ったところから、運命の歯車が回り始めます。
     全てのことに秀で、女性は暇潰しの相手でしかなかったエクサーにとって、謎に包まれたダオンは、格好の獲物。けれども、その賢さ、度胸、そして異国めいた美しさを知るにつけ、どんどん彼女の魅力に引き込まれていきます。一方、ダオンにとって、周囲は敵ばかり。それは、相手がエクサーでも同じこと。「何があっても生き抜くこと」こそが、彼女の絶対条件です。
     今は「陥落させること」しか考えていないエクサーが、どの時点で「本気」に気付けるか、そして、硬い殻に覆われたダオンの心を、どうやって解かしていくのか、今から楽しみでなりません。

     タランタランタラン…鳴り響く音は、幸福を報せる歓喜の音なのか、哀しみを報せる弔いの音なのか、或いは…。「結婚商売」のリバースから、今後の展開がもの凄く気になる、またまた新しい物語が誕生しました。

    • 259
  9. 評価:4.000 4.0

    悪くて嫌味な女子オンパレードを蹴散らして

     敵と味方が分かりやすくて、2周目ならではの倍返しができて、更にこの時代設定の中で、女性が専門職に就いて上を目指す…「チャングムの誓い」じゃないけれど、ヒロインが幾多の困難に立ち向かいつつ、自分の立ち位置を高めていく、タイムリープサクセスストーリーです。
     画は、ヒロインが下ぶくれに見えたり、表情が固かったりと、当初あまり上手な印象を受けなかったのですが、慣れるとアラ不思議、このお話の世界観とマッチして、全然気にならなくなります。むしろ、雨後の筍の如く、次から次へと登場してくる悪くて嫌味な女たちの描写には、ぴったりハマっているかも?
     九卿は、1周目の経験と反省を活かして、自分を陥れようとする輩の企みを尽く潰していきますが、ここまで賢いのなら、なぜ1周目でももう少し見抜けなかったのか…。これって、全転生モノに課せられた宿命の?命題かもしれませんね。失敗は成功の母(父だっけ?)、やはり人は学ぶ必要がある生き物ってところでしょうか。
     どーしよーもない男たち(例えば、九卿父)もそれなりに出ていますが、やはり、このお話の真骨頂は、悪くて嫌味なライバル女子たちを、知恵と度胸を使い分けた九卿が、涼しい顔でやりこめていくところ。まだまだ困難はありそうですが、この先も理不尽に屈することなく、林越と幸せになるラストまで突っ走ってほしいと思います。

    • 3
  10. 評価:5.000 5.0

    タグに「純愛」とありますが

     タグに「純愛」とありますが、決してプラトニックというわけではありません。きちんと?「体験」もしています。それでもこの二人、「純愛」なんです。特に、この男子の一途さは、全ての女子にとって超理想、超嬉しい、超夢のような展開です。あー、誰かたった一人でいい(ただし、必要最低限の好みの基準は満たして欲しいけれど…)、こんなに想ってくれる相手がいたら、それだけで生きていけそう…。
     漫画としては、面白い手法。どちらかというと、一枚絵にたくさん「ほのぼの」を詰め込んだ感じ。これ、簡単そうで、結構大変でしょ。だって、どの台詞も絵に合っていないといけないから。二人の声の感じを想像しながら読むと、すっごく楽しいので、この読み方、ぜひおすすめします。
     画の雰囲気も、大好き。水彩画調の優しい色彩のためか、カラー漫画にありがちなべったり感がなく、繊細な画を引き立てています。「プロポーズ」までいったので、もう最終話?!と焦りましたが、どこからでもエピソードを広げられるこの作品、まだまだ私たちを楽しませてくれそうです。
     ところで、この主人公二人の名前、どこかで紹介されてましたっけ?

    • 9

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