御手洗家、炎上する
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あらすじ
代々病院を経営する御手洗家が全焼するという不幸な事件があった。原因は妻の火の不始末とされ彼女は燃えさかる家の前で土下座して謝罪した。13年後、村田杏子は家事代行として御手洗家に勤務となる。出迎えたのは後妻の真希子。厳しい基準を課されたが杏子は契約までこぎつける。しかし、彼女が御手洗家に潜入したことには真の目的があった――。期待の新鋭が挑む、ある一家の火事から始まる本格ホームサスペンス!
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みんなのレビュー
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物足りなさの理由
主人公は十分すぎるくらい同情に値するし、ストーリーもシンプルで端正で、読む側としては「やっちまいな!」という復讐モードには入りやすい。
しかし、私はどうにも入り込めなかった。
なぜだろう、と考えて、多分、主人公が普通すぎる、というか、まともすぎるからではないかと思った。
当たり前のことだが、本当の復讐には多大な労力がかかる。
相手が手強ければ尚更だ。
時間とコスト、だけではなく、自分の人格や人生そのものをある程度は犠牲にしなければ、復讐に生きるなんて、無理だ。
私はそう思う。
「いたってまともな」女の子が、復讐なんて出来るわけがない。
一見まともに見えたとしても、少なくとも一定量は、悪魔に魂を売り渡さなければ。
そういう影も闇も、この漫画からは感じられなかった。by roka- 35
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5.0
続きが楽しみです
なかなか面白いサスペンスで引き込まれます。早く続きが読みたいです。
昔、佐々木病院の娘だった杏子は、当時、妻だった母親の火の不始末とされる火災で家を出されてしまいますが、その後、後妻としておさまったのが、当初、母の友達だった地味で貧乏なシングルマザー。
今は地味な面影も無く華やかに暮らしている。その真相を探る為にかつての自分の家にお手伝いとして入り込むが、色々な事が明かになり、なかなかスリリングな展開に!早く続きが読みたいです。by 甕- 15
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5.0
事件の真相、犯人が二転三転して最初から最後の最後までハラハラが止まらなくとてもおもしろかったです。伏線が散りばめられたものも、途中で回収されたと思いきやそれもまた別の真実か隠されていたり、最後まで飽きさせなく作者さん天才と思いました。登場人物もみんな表裏すごい。たくさん騙されました。
最終回まで読んでから、また初めから読むとまた違った見方ができておもしろいですし、だからこんなことしてたのか、と矛盾点なく読めました。
個人的には希一さんにもってかれましたw
話的にラブはないかと思ってましたが途中もラストもラブストーリーだったんだ!と錯覚させてもらえましたw
終盤の、え、希一さん…まさか…のときは本当にショックでした。
マキコも相当ですが、お父さんにいちばんイライラしました。
いろんな意味の炎上の怖さが描かれていましたし、サスペンスもラブも最高でした。by 匿名希望- 7
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3.0
ありそうでなさそう
ママ友どうしのマウンティングなどが話題になっている時代なので、こんな話があったとしても驚かないような気もしてしまいました。
母の悪事を知ってからか、息子が引きこもりになっているようなのですが、親として間違ったことをすれば子どもに分かってしまった時、ひどく傷つくんだろうなと思いました。
それにしても、お父さんは色々気づかないんだろうか?そこにもモヤモヤする。by 匿名希望- 10
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5.0
売れるべき!!!
最近読んだ作品で一番面白かったです。
サスペンスものも読みますが、後味悪いものは苦手なタイプです。
まず作品タイトルになっている「御手洗家、炎上」の「炎上」は火事のことだと読み進めますが、中盤からSNS時代の「炎上」とかけられていることが分かります。
また昨今はSNSを題材にした作品も増えていますが、本作はすごく自然にSNSが物語中に入ってきてSNSが主軸ではないのです。
登場人物の心情や物語の展開が良いテンポで進むので、SNSの存在感が悪目立ちしません。そのため安っぽくないのです。
「隣の芝生は青く見える」といいますが、皆其々に思い悩み他社を羨ましく疎ましく思い、それが募っていて(作品中では「たくさんの人がくべた薪」)最終的には小さな火が大きく燃え広がる、という模様が描かれています。
ほどよく恋愛的な要素もあり、家族の思いやりも多く描かれていて暖かくもなれる作品です。完結が待ち遠しいです。by 全部枝毛- 6
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3.0