ソムタム田井のコスプレリポート:キャットスーツの「NIKKE」コスプレ 胸元が開いた衣装は密着感&光沢感にこだわり
配信日:2025/04/26 20:11

コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿で紹介するのは、2024年12月29、30日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催され、約30万人が来場した「コミックマーケット105」に参加していた、「勝利の女神:NIKKE」のキャラクターに扮(ふん)するはなりさんと、まきほさん。
同作はコスプレ界隈でも非常に人気が高く、2022年11月のリリース以降、どのイベントに行っても必ずコスプレ参加者を見かけるくらい定番のタイトル。キャラクターごとに種類は異なるものの、複数のバージョンのコスチュームがデザインされているため、「お気に入りのキャラに扮した上でさまざまな衣装が着られる」ところも、コスプレーヤーにとっては魅力的なポイントだという。
今回撮影させてもらった二人は、ゲーム内のストーリーイベント「PHANTOM THIEF VS DETECTIVE」に合わせて実装された、“怪盗”バージョンのキャラに扮してイベントに参加。胸元が大きく開いたコスチュームが印象的なクエンシー:エスケープクイーンに扮するはなりさんは、衣装の質感にこだわったと話す。
「今回のコスプレで注目していただきたいのは特製のキャットスーツです。ゲーム画面やイラストと照らし合わせながら制作して、こちらの衣装ならではの密着感と光沢感を再現しました」
インパクトのあるお団子ヘアの再現にもこだわりが光る。
「ウイッグに関しては、このバージョンのクエンシーの特徴でもある“二つの大きなお団子”を忠実に再現することにこだわりました。サイズ感や固定する位置にも気をつけて、可愛らしく仕上げられたんじゃないかなと思っています」
ファントムに扮するまきほさんは、キャラクターを象徴する多彩な小道具を用意しつつ、髪色の再現にも注力したという。
「薔薇や仮面といった小道具を用意して、キャラの再現度を高めました。ウイッグは“怪盗らしいふんわりとした軽いシルエットにしてほしい”と注文して、オーダーメイドで制作してもらったものなんですけど、すごく素敵に仕上げてもらえて大満足です。三つ編みのインナーカラーも忠実に再現しているので、注目してもらえるとうれしいです」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB