嵐莉菜:谷口悟朗監督「パリに咲くエトワール」でアニメ声優初挑戦 「ちはやふる」共演の當真あみと夢を追う二人の少女に
配信日:2025/08/26 6:00

アニメ「コードギアス」シリーズや「ONE PIECE FILM RED」などで知られる谷口悟朗監督のオリジナル劇場版アニメ「パリに咲くエトワール」に俳優の嵐莉菜さんが声優として出演することが分かった。嵐さんがアニメの声優を務めるのは初めてで、主人公のフジコとパリで出会う少女・千鶴を演じる。俳優の當真あみさんがフジコの声優を務めることが発表されており、當真さんと嵐さんは、連続ドラマ「ちはやふる-めぐり-」(日本テレビ系)で共演している。「パリに咲くエトワール」では、當真さんが画家を夢見るフジコ、嵐さんがバレリーナを目指す千鶴を演じ、夢を追う二人の少女を演じることになった。
嵐さんは「小さい頃から声優に憧れていましたが、自分が挑戦できる日が来るとは思わず、本当に夢のようです。千鶴はなぎなた一家の一人娘で跡取りですが、幼い頃に出会ったバレエにひかれていく少女。私も幼少期にバレエを習っていたので、共通点を感じつつ、葛藤を越え夢へ突き進む彼女の強さにとてもひかれました。演じることができると分かった時は、心も体も飛び上がるほどうれしかったです。声だけで感情を伝える難しさに苦戦しながらも全力で演じさせていただきました。年齢性別関係なく、夢を追う方も、立ち止まっている方も、きっと背中を押され、自分の人生を大切にしたくなる作品になっていると思います」とコメントを寄せている。
俳優の早乙女太一さんが、青年ルスラン役として出演することも発表された。ルスランは、フジコと同じアパルトマンに暮らすロシア人。早乙女さんは「この物語に登場する人物たちが厳しい環境下でも、ひたむきに懸命にチャレンジして生きて行く姿に、薄れてしまっていた情熱や勇気を思い出させてもらいました。人を思う心や自分を信じる心、たくさんの美しさが詰まった本作品を、ぜひ劇場でご覧ください」と話している。
特報映像がYouTubeで公開された。「私は画家になりたいの!」という力強いフジコの言葉から始まる映像で、かつて横浜で踊っている千鶴を見かけたことを思い出したフジコ、「踊っていると幸せなの」と気持ちを打ち明ける千鶴の姿が描かれている。
同作は、「魔女の宅急便」「崖の上のポニョ」などスタジオジブリ作品のキャラクターデザイン・原画を務める近藤勝也さんがキャラクター原案を担当し、谷口監督と初めてタッグを組む。吉田玲子さんが脚本を手がけ、アルボアニメーションが制作する。
20世紀初頭初頭のパリを舞台に、困難な時代の中、諦めることなく星(エトワール)に手を伸ばそうとする日本人の二人の少女の物語が描かれる。画家を夢見るフジコとバレエに心ひかれる千鶴は、横浜で偶然出会い、運命に導かれるようにパリで再会を果たす。二人は夢を追い求め、奮闘する……というストーリー。2026年3月13日公開。
提供元:MANTANWEB