ONE PIECE(ワンピース)名言・名シーン集(4ページ目)
更新日:2016/08/05 10:00
心が揺さぶられる!胸熱な名シーン
ONE PIECE(ワンピース)の冒険譚のなかでは数えきれない名シーンが存在します。 多くの名シーンを誕生させた秘密には、キャラクターそれぞれの真っ直ぐな気持ちが心を揺らすからかもしれません。
今回は多くの名シーンから回答が多く集まった名シーン9選をドン!と紹介。
アンケート回答
アンケート回答では、仲間を想う気持ちや、本音が出たときのキャラクターなど、心揺さぶられるシーンに回答が多く集まりました。
王女ビビと麦わら一味の左腕の仲間の印
アラバスタ編。共に闘ったビビを仲間に誘った麦わらの一味は、東の港タマリスクにてビビを待っていた。
約束通り港にやってきたビビであったが、王女として国に残ることを決意し、麦わらの一味との別れを告げる。
王女と海賊。繋がりを知られてはいけない関係であった麦わらの一味は、共に闘ったときに腕に付けた×印を高らかにあげて「仲間」であることを静かに伝え別れるシーン。
ユーザーの声
- 「すっかり忘れていた腕のマークの伏線が、こんな使われ方をするなんて思わなかったから感動した。」
- 「バツ印付いた腕を掲げる姿が今も脳裏に浮かびます!言うまでもなく、お前は仲間だと伝えてるシーンに感動しました!その後も、ルフィ達を心配するビビの姿は、今でも仲間なんだと感じます。」
- 「何も語らなくても、印が仲間であることを伝えるシーンは、何度見ても泣いてしまうぐらい感動しました。今でも大好きな大切なシーンです!」
筆者の声
共に闘った仲間でも王女と海賊。関係を持ってはいけない両者を繋げたのは、言葉ではなく仲間の印。そんな状況下で後ろを向きながら別れる姿は、カッコよさと絆を強く感じるシーンで、私も連載で読んだときには心揺さぶられました。
不器用な本音が心に刺さるサンジの旅立ち
バラティエ編。ドン・クリークとの激闘を制したルフィに着いて行くことを決意したサンジ。幼少期から過ごした海上レストランを離れることになり、相変わらずのそっけない態度で仲間達にもろくな挨拶もせずに船を出そうとする。
しかし、普段から衝突ばかりしていたゼフからの「カゼひくなよ」との思いがけない優しい一言に、涙が溢れたサンジは頭を下げながら感謝の言葉を叫び別れるシーン。
ユーザーの声
- 「サンジとゼフの男の関係に涙が止まらなかった。乱暴な事を言ってもお互いを思いやってる関係が羨ましかった。」
- 「"クソお世話になりました"は、言葉の使い方からふたりの親密さ、信頼関係が感じ取れてジンとしました。」
- 「互いに憎まれ口しか叩いてこなかった二人が最後に本音を出した所がグッときた。絆を感じた。」
筆者の声
このシーンはワンピースの話のなかで初めて泣いたシーンでした。サンジとゼフの普段からの不器用なぶつかり合いを見せられてきて、ゼフが最後にやさしい言葉をかけるのはずるい(涙)。それぐらい不器用だけど感謝があふれる男の別れは心動かされました。
冒険の始まりと受け継がれる意志
冒険の始まり。憧れの海賊シャンクスとの出会いから海賊王を夢見るようになった幼少期のルフィ。束の間のシャンクスとの出会いも終わり別れのときがやってきた。
ルフィはシャンクスへ向けて「海賊王」になる夢を高らかに叫ぶと、シャンクスは大切な麦わら帽子を「いつかきっと返しに来い」と約束を交わして、麦わら帽子をルフィに託す。
ユーザーの声
- 「ワンピースの原点だと思うから。」
- 「シャンクスとのシーンこそ冒険の始まりである目指す高みだと思うので。」
- 「シャンクスに助けられてルフィの海賊への夢が始まる大事なシーンだから。」
筆者の声
ルフィがシャンクスからの帽子を受け取るシーンは、やはりワンピースを語る上では外せないシーンです。「自分の大切なものを相手に託す」という行動が一人の少年を大きく動かし、大きな物語に発展していく。王道で実直な良いシーンです。
海賊よりも大事な兄弟の絆
マリンフォード編。自分の救出のために目前まで来たルフィに対して、エースは「海賊は思うままに海へ進むはずだ」と、自分を助ける理由はないとルフィに呼びかける。
しかしルフィは「海賊のルールなんておれは知らねェ」と、海賊よりも兄弟の絆を優先して助けに来た理由をエースに届くほどに大きく叫んで伝えるシーン。
ユーザーの声
- 「船長であるよりも海賊であるよりも人として兄弟としての言葉だと感じた。」
- 「エースとルフィの兄弟の絆がとても強く感じられたから。」
- 「ルフィとエースの兄弟関係は本物の兄弟の絆よりも尊いと感じます。」
筆者の声
助ける理由を問うエースに対し、「海賊」でもなく「戦友」でもなく「弟だ!!」と一言放ったこのシーンは、兄弟の絆を固く崩さないルフィの「想い」が伝わる感動シーンです。夢は海賊王。それでも目の前の兄弟を救うことを何より優先するルフィに感激します。
強がりが崩れたナミの本当の「助けて」
アーロンパーク編。アーロンの策略によって、ココヤシ村を救う為に集めてきたお金を失ったナミは、腕に付けたアーロンの刺青をナイフで突き刺し自傷行為を始めてしまう。
そんな絶望的な状況を見たルフィは静かにナミの手を止める。
一度ルフィ達を裏切ったナミであったが、一人では何もできなくなってしまった状態のなかで、ルフィに初めて弱みを見せて涙の一言。
ユーザーの声
- 「今まで誰にも頼ることなく戦い続けてきたナミが初めて“仲間”になりたいと思った相手に助けを求めるシーン。」
- 「気の強いナミがルフィに助けを求めるとこ。」
- 「それまで、跳ねっ返りであったナミが、恥も外聞もなく自分に素直になって心からの言葉を発しているから。」
筆者の声
悲しみも苦しみも全て一人で抱え込んで闘ってきたナミが、それまで頑なに隠していた「本音」を、溢れだすようにルフィに助けを求めるシーンは、サンジの別れのシーンに続いて泣いたシーンでした。ベルメールさんの過去を含めてナミのアーロン編は必見!!
アンケート回答以外で声が多かった回答
アンケート回答以外のコメントでは、名キャラクターの「死」や「仲間」との別れ、物語中での意外な結末など、物語のターニングポイントとなるシーンに回答が多く集まりました。
航海を共に旅した大切な“仲間”との別れ
エニエス・ロビー編。ゴーイング・メリー号との別れ。
今までの航海の記憶を思い出しながら、燃え行くメリー号の最後を麦わらの一味は見届けます。
メリー号からは感謝の言葉が聞こえ出し、麦わらの一味が大切な「仲間」の一人との別れを告げるシーン。
筆者の声
一番多くコメントを頂いたのがメリー号との別れのシーン。たしかにこのシーンは、これまで航海を共にした「仲間」との別れという、麦わら一味の新しい航海へ向かうターニングポイントともなる重要なシーンでした。
メリーが喋った時点で涙無しでは見られない!!
偉大なる大海賊、白ひげの大往生
マリンフォード編。頂上戦争にて多くの傷を負った白ひげは、最後の命が尽きた状態でも立ったままの勇敢な姿で海賊としての最後を飾った。
その海賊人生を誓った背中の刺青には、誇り高く生きた人生の証として一切の逃げ傷が無かったとする白ひげ最後のシーン。
筆者の声
頂上戦争にて命を失った大海賊白ひげ。頂上戦争の締めくくりともなったこのシーンは誇り高く生きた白ひげの「偉大さ」が溢れ出て、これからの「新しい世代」への引き継ぎにもなるワンピース史上でも重要なターニングポイントでした。
アラバスタの守護神ペルの、国を守るための決断
アラバスタ編。広場爆破の砲撃を危機一髪で止めたビビだったが、その爆弾は砲撃が失敗した場合でも時間差で爆破される時限式のものであった。
絶体絶命の事態。しかしそこにやってきたネフェルタリ家の護衛兵であるペルは、爆弾を持って上空に飛び立ち、国を守るため自身の命をかけたシーン。
筆者の声
爆弾が時限式で絶望的な状況に落ちたビビを助けたのは、王家に仕える護衛兵ペルでした。
ビビに対して護衛兵であることを誇りに思うと告げたペルが、命を賭けて王国を守ろうとする姿に、心揺さぶられる名シーンでした。
二人の医者が見届けてくれたチョッパーの旅立ち
ドラム島編。ルフィと共に島を出る決意をしたチョッパー。Dr.くれははチョッパーとの別れ際にヒルルクの研究成果を空に打ち上げる。
それは、空気中に赤い塵を飛ばし雪に付着をさせることでピンク色の雪を降らせるという、かつてヒルルクが不治の病を治したきっかけになった「桜」を象徴させるものであった。
そしてその桜を見せたくれはがチョッパーとの別れに一言を送るシーン。
筆者の声
初めて心を通わすことができた最愛のヒルルクとの出会い、そして別れ。
チョッパーの、純粋が故に失ってしまったその命の尊さは、医者としてチョッパーに受け継がれます。そしてそれまでの伏線が最後の別れに繋がっていくシーンは、名シーン中の名シーンです。
ONE PIECE(ワンピース)の数々の名言や名シーンが、多くの読者の心を揺さぶる理由には、「他人を強く想うこと」と「自分を強く信じること」のふたつがあるからかもしれません。
「他人を強く想うこと」で、それは「仲間」「友情」「絆」へと結びつき、「自分を強く信じること」で、それは「夢」「信念」「希望」への道しるべとなっていきます。
そしてそんな「強い」キャラクター達でも、どこかしらに「弱さ」があることでのギャップこそが、人々の心を掴み老若男女に愛される国民的人気漫画の所以なのかもしれません。
今回紹介した名言・名シーンはほんの一部。読んだことのある人は今一度、読んだことのない人は今すぐに、ONE PIECE(ワンピース)の世界観に入り込んでみませんか?
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作者
アナゴ
「アナゴさんの%表示マンガ感想」というマンガ紹介ブログを不定期に更新中。インドア趣味がマンガで、アウトドア趣味がロードバイクの1988年生まれ。好きな漫画家は「荒木飛呂彦先生」「福本伸行先生」「浅野いにお先生」「柴田ヨクサル先生」です。面白いマンガには「リアリティ」がある。それは「世界観に引きずり込む力」。そういうマンガに出会えたとき、マンガを読み続けて良かったと心から思えます。記事タグ
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