【銀魂の名言&神回】泣いて笑ってまた泣こう!
更新日:2016/04/13 10:30
週刊少年ジャンプ(集英社)2004年2号から現在も連載中で大ヒットの「銀魂」 (空知英秋/集英社) は、時代劇風のSF世界観を舞台に繰り広げられる人情コメディ作品。ドタバタギャグの路線をしっかりと突き進みながらも、ときには人情話で仲間や友情の大切さをシリアス展開で見せてくれる。作者の空知英秋先生はこの作品を「SF人情なんちゃって時代劇コメディ」と位置づける。
そんな他作品にはない、笑えて泣けるギャップは「銀魂」 の面白さを象徴する一番の魅力。今回は数ある回のなかから、感動を誘う震える名言から、面白くて笑える迷言!?まで、「銀魂」 を知っている人も知らない人も楽しめる珠玉のシーンを紹介!!
目次
「銀魂」ってどんな漫画?
かつて侍達がいた江戸の空には、異郷の船が飛び交い、町中には異人が歩く。
宇宙から来た天人(あまんと)による開国によって、さまざまな文明が混じり合うかぶき町で万事屋を営む坂田銀時は、剣術道場の跡取りである志村新八と、馬鹿力で食いしん坊の戦闘種族の神楽と共に、様々な依頼や事件に次々と巻き込まれていく…。
坂田銀時(万事屋銀ちゃん)
坂田銀時は本作品の主人公。いつもは「銀さん」の愛称で呼ばれ、かつて攘夷志士としての活躍をした過去があります。
普段は怠惰でやる気のない性格だが、義理人情に熱く、自分の信念や仲間のためには命をかけて行動にでる強い心を持っています。
「ギャーギャーギャーギャー やかましいんだよ 発情期ですか コノヤロー」
(c) 空知英秋/集英社
異人達に絡まれる志村新八を助けるという、主人公らしい初登場の記念すべき銀さん初めてのセリフ。
かなり重要な主人公の初セリフに、こういうユーモアを選ぶ空知先生のセンスに惚れます。
「俺は 自分の肉体が滅ぶまで 背筋のばして生きてくだけよっ!!」
(c) 空知英秋/集英社
とある依頼で央国星の皇子のペット(巨大未確認生物)の捕獲をすることになった銀時。無傷での捕獲を命じられていたが、新八がペットに襲われ、依頼よりも仲間を助けることを優先し自分の武士道を貫く。
どんなことが起きようとも、自分の信念を貫こうとする銀さんの姿に引き込まれます。
「子が親に会うのに 理由が必要なのかよ」
(c) 空知英秋/集英社
極道「魔死呂威組」の組長と息子の跡取り問題に関わることになった銀さん。若頭である京次郎に跡取り問題の話しを聞くなかで、銀さんが潔く語った一言。
義理人情にとことん熱い銀さんだからこそ出てくるこういうセリフは、やっぱりかっこいい!
「世の中何でもテイルズオブっときゃ間違いねーんだよ」
(c) 空知英秋/集英社
発売直前のゲームをハッキングし改変させようと動く坂田銀時の発言。この投げやりなセリフが銀さんらしくて面白い。
ゲームネタのギャグが結構多く出てくるのも「銀魂」 のギャグセンスの魅力なんです。
「護る背中が減っただけさ」
(c) 空知英秋/集英社
将軍暗殺を謀った高杉との真剣勝負が始まるなか、高杉の「お前はもう一度全てを失う」という言葉に対し、かつての戦友でもあった相手に対して銀さんが決意を示す一言。
このセリフは「銀魂」 の数ある名場面のなかでも、最高の「粋なセリフ」です!!
志村新八(万事屋銀ちゃん)
志村新八は銀さんが営む「万事屋銀ちゃん」に勤める従業員で、実家が剣術道場の少年。普段は地味な印象ですが、剣術の腕前は次第に上達し、侍魂を心に秘めた真っ直ぐな信念を持っています。
普段は数々のギャグシーンに対してのツッコミ役を担当していて、本作品のなかでは数少ない常識人です。
「侍は 一旦 護ると決めたものは 死んでも護る」
(c) 空知英秋/集英社
機械家政婦「悦子ちゃん」を助けるため、新八が自分の信念を語る。
普段は数々のボケにツッコミ担当として頑張る新八も、ここぞの見せ場ではやる男なんです!
「僕は 銀さんという侍の下で 日夜ムラムラしています」
(c) 空知英秋/集英社
海岸で偶然拾った空き瓶に入った「うらら」という女性からの手紙を拾った新八が、返事を書く際に悪ノリ仲間たちに色々と文章をいじられたなかでの一節。この回の悪ノリ感は必見です。
銀さんとあともう一人男性キャラが悪ノリでボケだしたら、下ネタが始まると言っても過言ではない!
「僕等は笑う それがどんな困難な道でも」
(c) 空知英秋/集英社
尾美一(オビワン)との戦いに苦戦する銀さんに対してかけつけた新八は、銀さんや信頼できる仲間の心強さを語りながらこの一言。
普段から銀さんに助けられることが多かった新八が、自分自身で強大な敵に挑もうとする名場面です!
神楽(万事屋銀ちゃん)
神楽は志村新八と同じく万事屋に勤める従業員で、最強の戦闘種族「夜兎族」の末裔。
普段から天真爛漫な性格で周りを巻き込んで大騒ぎになりますが、銀さんや新八と行動を共にしていくにつれて、地球への愛着や仲間への想いが強くなっていきます。
「私は 自分の戦場は自分で決める 血ではなく魂で」
(c) 空知英秋/集英社
吉原桃源郷での戦いのなか、偶然にも同じ戦闘種族である夜兎族と闘うことになった神楽が、「今の自分は昔とは違う」という決意と決別を含めたセリフ。
普段とは違うまっすぐな表情は、神楽の名場面のなかでもオススメのシーンです!
「こんな漫画ダラダラ40巻も続けてる理由をそろそろハッキリさせといた方がいいアル」
(c) 空知英秋/集英社
万事屋のポスターをつくることになった万事屋。
そこで神楽はこの漫画作品の生々しいキャッチコピーを例にあげて、ヒロインらしからぬ暴言を吐く。
神楽の暴言や行動は、ジャンプ歴代ヒロインのなかでも随一の威力を放っています!!
「私はこの地球で生まれた神楽アル 誰にも 私の故郷を好きにはさせない」
(c) 空知英秋/集英社
兄・神威との兄弟ゲンカが勃発し、その絶対的な実力差に苦戦を強いられる神楽。
しかし、これまで地球での多くの仲間たちや経験を通して強くなれた自分自身を奮い立たせるようにこの一言。
地球を故郷と称して決死の覚悟を見せるこの台詞は、普段のお調子者とは違うギャップに心動かされる名言です。
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作者
アナゴ
「アナゴさんの%表示マンガ感想」というマンガ紹介ブログを不定期に更新中。インドア趣味がマンガで、アウトドア趣味がロードバイクの1988年生まれ。好きな漫画家は「荒木飛呂彦先生」「福本伸行先生」「浅野いにお先生」「柴田ヨクサル先生」です。面白いマンガには「リアリティ」がある。それは「世界観に引きずり込む力」。そういうマンガに出会えたとき、マンガを読み続けて良かったと心から思えます。記事タグ
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