現役ママ絶賛「育児漫画」おすすめ11選
更新日:2016/08/26 10:00
子育ては毎日イライラの連続です。思い通りにいかないことばかりのうえに、独身時代と違って発散する時間も機会もなくストレスが爆発しそう!ついついわが子にあたってしまい反省して涙を流すこともあります。
そんなあなたには育児漫画がおすすめ。ほっこりするエピソードは共感を与えてくれるだけでなく、子育てのヒントにもなります。
今回は、人気育児漫画をランキング形式でご紹介しつつ、男の子を育てている方・女の子を育てている方に分けておすすめの子育てエピソードの漫画をお届けします。
現役ママに大人気の育児漫画ランキングTOP5
共感と感動、そして子育てのヒントが満載の大人気育児漫画から、めちゃコミックで★評価が高く、筆者ママ友12名から高評価のおすすめタイトルを勝手にランキングしてみました。
読破したママさんからの感想もまとめております。ぜひ参考にして選んでください。
【人気5位】出産から新生児・乳児~大学生子育てすべてがまるっと分かる「私たちは繁殖している」
【レビュー件数4件、評価平均3.8(2016.11.14現在)】
育児漫画では長編のタイトルがめずらしい中、なんと出産前から息子(第一子)が大学生になるまでという長いお話です。
「私たちは繁殖している」 (内田春菊/ぶんか社) の主人公、春菊ママは初めての出産とは思えないくらい落ち着いていて、陣痛が起きていてもノートパソコンで仕事をしていたり…。彼女の器のデカさに圧倒されます。
1巻の初版が1994年、つまり平成6年なのですが、保健師の育児方針が昭和な感じで驚かされました。
生後1か月ごろ、行政から育児指導員の方の訪問があるのですが、その方が「果汁とかおみそ汁のうわずみとかあげて」とアドバイスするシーンがあります。体重4キロの赤ちゃんに、です! 信じられませんね。
その後、病院で看護師からは「果汁は早過ぎます」と言われていました…。
保健師、医師、実母、義母、先輩ママ友でみんな言うことが違い、初めての育児は何を信じていいのか戸惑うママが多いのですが、春菊ママは常に自分のカンを信じています。
そんな春菊ママの強さを見て、自分の育児方法を見直す機会になりました。
ママの声
- 生真面目に育児していたころは、適当でも育つ!というのを見て気が楽になったりしていました。ほかの育児漫画にはないオープンさと自信満々な感じが好きです。(35歳 6歳男の子、4歳男の子)
【人気4位】高齢出産と子育てがテーマの「妊娠17ヵ月! 40代で母になる!」
【レビュー件数21件、評価平均3.1(2016.11.14現在)】
予想外の妊娠から、死産を乗り越えて再妊娠そして出産。「妊娠17ヵ月! 40代で母になる!」 (坂井恵理/講談社) は重そうなテーマなのですが、内容は「あるあるある!」の共感、主人公恵理のセリフに含まれる悟りに頷かされる作品です。
「母になる」まで、つまり出産シーンがメインの漫画なのです。
5年同棲しているパートナーに妊娠を告げたときの相手の言葉は「俺、父親になる覚悟なんてないよ~」、それに対して恵理は「私もねえよ」…(笑)。
今まで特に子どもを欲しがらなかった夫婦が徐々に子育ての素晴らしさに目覚めていく姿が微笑ましく、こうしてみんな母親・父親になってゆくのだろうと心が温まる漫画です。
ママの声
- 自分も高齢出産だったので、子どもに対する気持ちや愛情の向け方が似ていました。「日本が少子化になる理由」を恵理さんが時々つぶやくのですが、それが毎度激しく同感でした。(42歳 4歳男の子)
【人気3位】超泣ける、感動的な子育て漫画をお探しの方に!「だいすき!!~ゆずの子育て日記~」
【レビュー件数3件、評価平均5(2016.11.14現在)】
自分は「子育て上手だ」と胸を張って言えるママさんっているのでしょうか?
多くのママが自信のない中手探りで子育てしているのです。筆者も不安いっぱいで月数回育児相談に通っていました。そんな子育ての不安に寄り添ってくれる漫画があります。
「だいすき!!~ゆずの子育て日記~」 (愛本みずほ/講談社) の主人公は、軽度の知的障害を持つ「ゆず」26歳。大好きな彼の突然の死と同時に妊娠が発覚します。
ゆずを付きっきりでサポートしてきた母親は大反対し、「あたしたちが死んだらあの子(ゆず)はどうやって生きていくの?」「もし生まれてくる子にまで障害があったら」と泣き崩れます。
しかし、赤ちゃんを産むとかたく決心しているゆずは、自分で自分のことができるようになろうと初めて母親に反抗。母親はその情熱に負けて一緒に子育てをすることを決めます。
しかし、予想通り赤ちゃんのお世話は困難を極めます。
授乳した回数や、おむつ交換した時間などを覚えられないゆずに、保健センターから家庭訪問に派遣された保健師に「できていないこと」をたくさん指摘されてしまいます。
落ち込むゆずに、障害支援センターのスタッフはプロならではのアイデアを用意。
ゆずは、優しい両親と兄、支援センターのスタッフに支えながら少しずつ子育て力をつけてゆきます。
ママの声
- 私も初産で里帰り出産だったので、新生児育児を支えてくれた母親を思い出しました。ゆずの一生懸命さと、それを支える母親、父親、兄の家族愛が溢れる漫画で、泣きながら読みました。(41歳・5歳男の子)
この漫画から学ぶことは、ママは決して独りじゃないということ。たくさんの人に支えられていることを改めて感じさせてくれる作品です。
【人気2位】面白男児ごっちゃんのキャラが話題!育児漫画のテッパン「ママはテンパリスト」
【レビュー件数7件、評価平均4.1(2016.11.14現在)】
笑える育児漫画と言えば「ママはテンパリスト」 (東村アキコ/集英社) と言われるくらい知名度の高いタイトルです。
特にツボなのが主人公のテンパリスト=ママ独特の妄想や作戦。
ジュースをこぼして遊んでいるごっちゃんを叱るか叱らないか迷ったママが、ごっちゃんから見た「ジュースを取り上げた自分」…という妄想をするシーンで筆者は大爆笑しました。確かに大人にとってはいたずらでも子どもにとってはミッションなのかも知れませんね。
他にも断乳作戦や鬼作戦など、肩が揺れるレベルで笑いが込み上げるネタが多々あり、大笑いしてストレス解消したい方におすすめです。特に魔の2歳児を育て中のママにとって、心の栄養になること間違いなしです。
こちらは4歳になったごっちゃんがおもちゃの刀で攻撃したときの、ママの迫真の演技。鬼が乗り移ったという設定で、刀で攻撃することを止めさせようとしますが…その結果は、025話「TP.22 やさしいおに編」でお楽しみください。
ママの声
- とにかくごっちゃんのキャラが最高!予想を上回る行動、男の子あるあるな行動に大笑いしながら読みました。テンパりながらもごっちゃんとと一緒に泣いたり笑ったりしながら奮闘する作者の姿に、ありのままでいい、肩の力を抜いていいんだと思える作品です。(37歳・9歳の女の子・5歳の男の子)
【人気1位】これから出産・新生児を育てているママにもおすすめ!「ユンタのゆっくり成長記 ダウン症児を育てています。」
【レビュー件数7件、評価平均3.9(2016.11.14現在)】
障害のある子どもを育てること…自分事として考えたことはありますか?
ダウン症のお子様を育てながら漫画家として活動している作者のたちばなかおるさん。彼女のポジティブさ、強さに心を打たれます。
長男として生まれてきた「ユンタ」はダウン症の可能性があると担当医師から知らされます。「何か質問はありますか?」と医師に問われた瞬間、彼女から出てきた第一声は「私はもう仕事できませんか?」でした。
障害のある子どもを持ってしまったら、仕事は続けられないんじゃないか…?筆者もそう思っていましたが、そんなことはないのです。症状にもよりますが、行政の支援もあり、仕事を続けていらっしゃる方も多くいらっしゃいます。
作者のたちばなさんも、その後さらに男の子2人を出産し、仕事を続けながら家事・育児と両立していらっしゃいました。漫画の随所で「無事で元気」をコンセプトに前向きに子育てされていて、勇気を与えてくれます。
ダウン症の子どもは成長がゆっくり。育児書の「いつまでにこんなことができる」…なんてまったく当てになりません。
健常児でも「ハイハイをする」「つかまり立ちをする」「歩ける」「しゃべる」などの始まりには差が大きく、一般的な数字を載せる育児書のせいで焦るママさんをたくさん見てきました。
「ユンタのゆっくり成長記 ダウン症児を育てています。」 (たちばなかおる/双葉社) は小さなことで悩まない、焦らない…広い心で楽しく子育てするコツも教ええてくれます。
ダウン症のお子様を育てていらっしゃる筆者ママ友さんからのコメントもいただきました。
ママの声
- つい自分や我が子と重ねてしまい共感できる分涙が込み上げました。あるあるネタもかなりあって沢山笑えます!ダウン症児を授かったばかりのご夫婦にもぜひ読んでもらいたいと思いました。(40歳・5歳女の子)
新生児から未就学児を育てるすべての方におすすめの育児漫画です。
いかがでしたか?筆者調査から人気ベスト3を紹介しましたが、どれも読んでみたい漫画ばかりではないでしょうか?
次からは男の子・女の子に分けてさらにおすすめ育児漫画を集めました。
男の子を育てるママにおすすめの育児漫画
女の子より育てるのが数倍大変と言われがちな男の子。ママと性別が違うせいか予想もしない出来事が次々と起こります。
特に1歳~3歳ごろまでは地獄で、信じられない事件が多発。そんな「男の子あるある」を共感したいなら、男の子育児漫画をどうぞ。
ギャグの中にもヒントになるエピソードがたくさんあります。
2歳~3歳のイタズラ男児あるある!「ごんたイズム 子育てバトル365日」
【レビュー件数5件、評価平均4.2(2016.11.14現在)】
男の子は信じられないくらいイタズラをし、事件を起こします。筆者も男児を育てておりますが、何度声が裏返るくらい叫んだことか…。
「ごんたイズム 子育てバトル365日」 (カツヤマケイコ/双葉社) の主人公、柊太(しゅうた)2歳児はとっても元気でヤンチャな男の子。
在宅ワーカー(イラストレーター)の母親に対してハンパない被害を与えてきます。
2時間作業して保存していないパソコンのデータが消えるという最悪の事態も…。コンセントカバーはつけましょうね(涙)。
このような、男の子あるあるを笑いとともに届けてくれるギャグ漫画ベースの育児日記です。多動でイタズラ好きの2~3歳児を育てている方におすすめです。
男兄弟の苦悩を分かち合いましょう「長男・次男・三男・夫よ 早く大人になってくれ!!(震え声)」
【レビュー件数4件、評価平均4.0(2016.11.14現在)】
男の子は1人でも大変なのに…それが3人兄弟だったら?おまけに夫まで子どもっぽい。
「長男・次男・三男・夫よ 早く大人になってくれ!!(震え声)」 (たちばなかおる/双葉社) は、そんな4男との逆ハー生活をコミカルに描いた作品です。
先に紹介した「ユンタのゆっくり成長記 ダウン症児を育てています。」 (たちばなかおる/双葉社) の作家、「たちばなかおる」さんの作品で、「男兄弟育児」に焦点を当てたお笑いテイスト。
とにかく、4男の言動にあるある…と頷きなら「なんなの?」とツッコめる、気持ちいいストーリーになっています。
いやぁ…たちばなさん、本当にお疲れ様です。
妖怪メダ○にハマるパパに、見向きもしない3男と相談した結果、週末の行き先が「車でメダ○販売店、帰りにコンビニに寄る」。
全く統率が取れていないわがままな男たちですが、そのなかにも個性と可愛さがキラリと光ります。
男の子兄弟を子育て中の方にぜひ読んで欲しい漫画です。1話1話が短いので、育児で時間がないママさんでも気軽に読むことができます。
どちらの作品も、男の子を育てることの楽しさと辛さを上手に表現してくれています。読んでいるうちに、自分が描いた漫画なのではないかと錯覚するほど。
一話完結・短編になっているので、時間がない方でも気軽に読めることも嬉しいですね。
女の子を育てるママにおすすめの育児漫画
女の子は男の子より育てやすいと言われていますが、また違った難しさがあります。
女の子なりの反抗や怒り・悲しみ、屈折した表現、そして大人ぶった発言。女の子らしい思いやりや優しさ、成長がかわいらしい素敵な漫画を集めてみました。
女の子の成長と美味そうな料理に心もほっこり。「甘々と稲妻」
【レビュー件数23件、評価平均4.7(2016.11.14現在)】
育児漫画…という分類ではないですが、女の子の成長が愛らしい漫画ということでおすすめします。
妻を亡くした数学教師がひとり娘に美味しいごはんを食べさせようと奮闘する姿に心癒されます。
女の子は食べることが大好きな子が多く、美味しい食べ物ですべてが解決することもあります。女の子ママはそんな経験もあるのではないでしょうか?
「甘々と稲妻」 (雨隠ギド/講談社) では、料理が苦手なパパが娘のために自炊することを決意し、ファミレス・コンビニ食と冷凍食品に別れを告げ、一生懸命料理をする姿が描かれています。
母親を失っても明るく前向きに生きる娘のつむぎちゃんと、愛娘のために美味しい食事を作るパパ。心がほぐれる温かいストーリーをぜひお楽しみください。
レビューからは「実家に帰りたくなった」というような声も。
私もこの漫画を読んで、出汁をとって豚汁を作って息子に食べさせてあげた次第です。愛情たっぷりの料理を作りたくなる、食べたくなる、そんな漫画です。
まるで男の子!?活発な女児をお育てのママにおすすめ!「お陽さまっ子のお絵かき帳」
【レビュー件数0件、評価平均-(2016.11.14現在)】
“女の子は比較的おとなしい”
「お陽さまっ子のお絵かき帳」 (なかやまさち/大都社/秋水社) は、そんな常識を覆す元気な長女「もげ子」の子育て日記漫画です。
赤ちゃんの頃から活発な女の子ですが、随所に「あ、やっぱり女の子ね」という慎重な性格も出ていて笑いを誘います。
おもちゃはツンツンと触って確認してから遊び出す、段差は後ろ向けに下りる…などなど、女の子らしい一面も。
出産シーンから0歳~2歳までのお話なので、女の子を出産されたばかりの方におすすめです。
イヤイヤ期・魔の2歳児期について詳しくレポートされているので、これから反抗期を迎える女の子(=1歳前半)を育てている方にもぜひ読んでいただきたいです。
[おまけ]子育てを別の角度から考える漫画
育児漫画はママかパパと子ども…という観点で語られるべきと筆者は考えています。しかし、子育てのヒントをくれるのは生みの親ではないことも多くあるのではないでしょうか?
おまけの番外編として、新たな家族のカタチにおける子育てシーンが素敵な漫画を挙げてみました。
双子が可愛い漫画「LOVE SO LIFE」
【レビュー件数37件、評価平均4.4(2016.11.14現在)】
「LOVE SO LIFE」 (こうち楓/白泉社) は、育児漫画というより少女漫画になりますが、双子の子育てシーンが可愛く、印象的な漫画です。
主人公は孤児院で育った16歳の少女詩春(しはる)。保育士になることを夢見て施設に併設する保育園でアルバイトをしています。
その関係で、25歳イケメンアナウンサーが保護者である双子のベビーシッターを頼まれてお世話をすることに。
16歳詩春さん…育児テクニックがすごいのです。
ヤンチャな双子たちを笑顔で手なずける姿に本業の保育士さんも驚くのではないでしょうか?彼女の子どもに対する態度には、育児のヒントがいくつも隠れています。
誰よりも家族のぬくもりの大切さを知る詩春の言葉は、育児中のママの心にも刺さります。そして2歳の双子がとてもかわいい。癒される漫画です。ハンカチをご用意して読んでくださいね。
超怖い魔王(=おっさん)たちの爆笑子育て「育てち魔おう!」
【レビュー件数15件、評価平均4.9(2016.11.14現在)】
「育てち魔おう!」 (飯島浩介/講談社) は、恐ろしい魔界になぜかやってきた3歳の男の子「マリス」を魔王たちが育てるという異色の子育て漫画です。
最初は「処刑だ!」と大騒ぎしていた大魔王デス・マスクは、そのイカツイ見た目からは想像できない程の子煩悩なオッサンへと変化してゆきます。魔王3人が3歳の子どもに振り回されっぱなしのストーリーは、笑いと癒しを届けてくれます。
魔界の生活に慣れてきたマリスに、公園デビューの機会が訪れます。魔界の子どもと仲良くなれるのか?ドキドキしていた魔王たち。
意外とあっさり仲間入りしたマリスに、魔王たちは大喜び。強面のオッサンたちが、子どもの姿に一喜一憂している親バカな姿が面白い作品です。
最後に…
いかがでしたか?どれも育児中ママの心の栄養になるものばかりです。
筆者も子どもが3歳になるくらいまでは必死で、一日一日を乗り切ることに精一杯でした。そんななかでも時折夜更かしをして漫画を読んで息抜きをしていました。
目の前のことでいっぱいいっぱいになると、真実が見えなくなってしまいます。子どもにつきっきりだと誰かに相談する時間もないですよね。
そんなときは漫画がおすすめ!同じような経験・エピソードは共感と励ましになりますし、子育てに気付きを得ることもあります。
ストレス発散と同時に、育児アイデアももらえる育児漫画はママの必須アイテム。あなたに合う育児漫画を見つけてぜひ読んでみてくださいね。
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作者
おゆきまる
兵庫県姫路市出身。多動ヤンチャボーイを育てながらウェブマーケッターとして働く兼業主婦、サンデーライター。趣味はスノーボード、温泉。温泉ソムリエ認定資格保有。 好きなマンガは、コウノドリ、宇宙兄弟、NARUTOなど青年・少年漫画。記事タグ
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