アルキメデスの大戦

あらすじ

戦艦「大和」を阻止せよ!!! 日本の未来を1人の数学の天才が変える!? 時は1933年。日本海軍の中枢・海軍省の会議室で、次世代の旗艦を決める新型戦艦建造計画会議が開かれ、2つの陣営が設計採用を争う事に。これからの海戦を見据え、高速の小型戦艦を打ち出す“航空主兵主義”派に対し、海軍内で権力を握る“大艦巨砲主義”派の計画は、世界でも類を見ない超巨大戦艦の建造だった――!!

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みんなのレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    違和感あったんです

    映画化された作品ですね。

    大変興味深く読んでおります。

    あの戦艦・大和や武蔵などの形には、半端なく違和感を感じていました。

    なぜあんなお城の天守閣のような、
    大袈裟な戦艦を作らなければならなかったのか?

    あれじゃあ敵の軍機の格好の標的に、進んでなりに行くようなもん
    じゃないですか。
    マリアナの七面鳥撃ちになるわけですよね。

    あんな大仰な戦艦を製作する背景に
    このような海軍の熾烈な軍閥争いがはびこっていたことを
    知ることができて嬉しいです。

    その気持ちとともに、
    非常に悔しい、腹立たしい気持ちにもなりました!

    私も、あんな派手な軍艦を作るくらいだったら
    潜水艦を作る方がよっぽどマシだと思っていました。
    目立ったら、負けになります。

    日清・日露戦争の時代の大艦巨砲主義では
    通用しない時代になってきていますよね。

    外見はカッコよくても、実用性が無い。

    こんなことに国家の軍事予算がつぎ込まれて、
    本当に生活に困っている貧しい人々が、さらに苦しい状況に追い込まれていく姿は
    見るに耐えられません。

    何が国家のためになるのか、
    何が国民にとって幸福になるのか、

    お国を率いる立場にあるリーダーの判断1つの誤りで、
    多くの人々の運命が左右されるという
    事の重大さに気付かされる、得難い作品だと思います。

    まだ無料分しか読んでいませんが、
    ずっと読み進めていきたいと思います。

    • 6
  2. 評価:5.000 5.0

    ネタバレ レビューを表示する

     主人公だけが架空の人物で、それ以外は史実を元にしているのだとネットに書かれていました。
     天才数学者の主人公の活躍のおかげで、
    戦艦がどのように作られるか、
    そして何に重点を置いて作るべきかが
    よく分かりました。

     それにしても、軍部が本気で国を守ることを
    第一に考えて一枚岩で結束していたら、
    歴史は変わっていたのだろうな〜、と
    思いました。
     日本には素晴らしい頭脳を持った人間も
    優れた技術もあったのに、それを正しく活用せず、
    ただただ派閥争いに明け暮れ、
    巨大戦艦は時代遅れであることを認めず、
    それを強行。
     自分の権威を守ることが第一で、世界が全く見えてない井の中の蛙たちが牛耳ってるんだから、
    そりゃ〜負けるよね、話ですよね。

    • 0
  3. 評価:2.000 2.0

    う~ん。

    ネタバレ レビューを表示する

    無料だったので6話まで読んだけど、感想としては「う~ん?」って感じかな。

    主人公の櫂が海軍に入る決断を下したきっかけは「戦争を止めさせたい」みたいな感じになってた。でも、実際はそんな大義名分ではないと思う。その前の話から察するに、ただ単に彼は、このまま負け犬みたいにアメリカに逃げる様な自分の姿が嫌になったからではないかとも思う。実際は、どんなだったかは分からない。漫画家さんのキャラに対する心理描写が少し足りないのではないかと思った。

    後、6話まで読んで止めた理由は、どうしても戦艦大和が悪く描かれている所。「時流を読めない軍人達が、見栄や名声の為に、時代外れで巨額の建造費がかかる戦艦を造った」みたいな流れが頂けない。実際は、どうだったのだろ。本当に、そういう話で造られたのかな?疑問が残る。

    だって、実際に、あの巨大戦艦に乗って戦った方々が大勢いるのに、どうして、そんな話を易々と聞き入れて納得出来るだろうか。

    他所からみたら荒唐無稽な話だったかもしれない。でも、自分が勝手に思うに、戦艦大和は人ではなく時代が造ったのだと思う。つまり、大和は造られるべくして造られのだと思う。だからこそ、今でも有名漫画家を始め多くの人達に敬愛されているのだと思う。そこで起きた悲劇も含めて。

    だから、漫画の中で「当時の軍人が後の世の名声やロマンの為に造った」みたいな単調な描かれ方が何だか悲しい。確かに、あの当時は、今では馬鹿げてると思う事が平然と行われてた時代だったと思う。でも、自分が読んでて「へ~、そうなんだ」と納得出来る様な要素が欠けてる作品だなと思った。

    後、どうしても気になったので書いておくけれど、この漫画家さん。この作品に限定して言わせてもらうけど、自分が描いてる漫画のキャラが好きではないのかなと思う。6話しか読んでないけど、全体的にキャラが悪く描かれてる印象があった。

    • 1
  4. 評価:4.000 4.0

    ネタバレ レビューを表示する

    映画を一回見て読んでます。
    数学の天才は、船に関する知識0からなのに、似たような設計図と自分で測った資料を元に、軍艦の総金額を割り出して凄い事と、発想がそもそも自分には思い付かず、感心しました。

    また、ただ軍艦の総金額を暴くだけでなく、戦争による当時の日本の背景等、考えさせられる作品だと思いました。

    • 3
  5. 評価:4.000 4.0

    面白いです

    この頃は、まだまだ形や威厳が重視されてたのですね。
    航空機で戦艦を撃沈すると言う、英国も米国もそんなんムリってバカにした新戦法を、あっさりやってしまったのに。
    造形美にこだわるのは日本の良いとこでもあるかな?無用の長物ではありましたが
    大和は本当に美しい艦だと思います

    • 1

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