瑠璃宮夢幻古物店

あらすじ

寝ている間に願いをかなえる木彫りの小人人形…他人の声を拾うラジオ…。美人店主・瑠璃宮真央が営む、静かな住宅街の片隅にひっそりと佇む古物店には、不思議な力に吸い寄せられるように客がやってくる。 しかしみなさん…その古物の取り扱いにはじゅうぶんな注意が必要です! 奇妙な力を秘めた古物を手にした客たちが向かう先は、天国か地獄か。謎の美女と古物が誘うホラーサスペンスストーリー。

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みんなのレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    得たいの知れない古物店女主人

    面白い!引き込まれます☆
    世にも奇妙な物語っぽいストーリー好きな方に
    お薦めです

    摩訶不思議な力を秘めた古物ばかり揃えた
    瑠璃宮古物店の女主人は 客に奥歯にモノが挟まった
    ような忠告しかしない
    不思議な道具を使用した結果もたらされる禍福は
    全て その客次第。。
    人間の醜くて汚い身勝手な欲望と 美しく温かい
    そして哀切溢れる人間ドラマに 一気読みです

    はじめの数話は オムニバス形式ですが
    その後は いくつかの話が繋がった後日談として
    ストーリーが進みます
    個性的な同業者たちも登場し 謎多きヒロインの
    詳細が明らかになっていくのが楽しみです

    • 21
  2. 評価:4.000 4.0

    道具は人間次第

    世にも奇妙な物語」路線の作品だが、個々のエピソードの完成度が高い。
    話の展開の「ひとひねり」が丁寧に作られていると感じた。
    ちょっとしたことなのだが、特にこのような連作短編形式の漫画は、そのちょっとした差が、大きな違いを生むのだろう。

    また、単に奇妙な世界を描くのではなく、「道具」を作品の真ん中に置くことで、「道具の価値や意義は結局、使う人間次第だ」という一貫したテーマが、綺麗に作品に乗っている。
    「道具は使っても、道具に使われてはいけない」という教訓は、次から次へと便利すぎる道具が産み出される現代社会において、結果的にだが、辛口の警鐘にもなっている気がする。

    by roka
    • 15
  3. 評価:1.000 1.0

    う〜ん

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    無料だけ読みました。絵の雰囲気などは嫌いじゃないのですが…。お店の品にかかわる人がみんな不幸になっていくのはちょっと…。

    どんな人でも完全な善人ではなくて、みんな弱さをどこかに持っていて、でもきっかけがなければそんな弱さや黒さをださなくても生きていけます。

    でも、このお店の商品はそういったわざわざ引き出す必要のない感情、思いを引き出すパターンが多いのではと思います。

    続きは読まないな。

    • 8
  4. 評価:5.000 5.0

    ネタバレ レビューを表示する

    最初に無料分を読んで、お店に来た人が全員不幸になるし雰囲気も怖い作品だと思っていました。でもクマのぬいぐるみから流れが変わってきたように思いました。
    話を読み進めて行くうちに怖い話から、人の考え方や、思いによって古物と共鳴していくので言霊などスピリチュアル系の話になっていくように思いました。
    最初に出てきた人たちも何度か出てきて、その人なりの幸せを見つけていきました。見つけれずにいた人もいるので全て、まるくは収まらないこともありました。
    最後には皆いなくなってしまって(高齢になり老衰などで)店主の女性が残りました。
    彼女は人間ではなかったのですが、人との関わりで変わっていき残された彼女は今までか関わってきた人達の孫達と一緒にまた新しくお店を営んでいく感じで終わりました。
    続きがあったら、また読みたいです。

    • 3
  5. 評価:4.000 4.0

    怪しさと懐かしさと危うさ

    ネタバレ レビューを表示する

    古物=アンティークの持つ謎めいた魅力がミステリアスな女主人と共に存分に発揮されている作品です。
    恐らく、『それ』を必要としている人しか見つけられないお店なのだと思います。そして『それ』を手に入れた人にもたらされる幸せは、まるで薬と毒のように、適量を誤ると一変してしまう危うさ。
    どこかで何度も目にしたことのあるようなテーマですが、優しいタッチの作画だけに、ショッキングな結末が余計に胸に響きました。
    なかなかの佳い作品ではありますが、惜しむらくはデッサンが微妙な箇所が散見されたことで少し星ひとつマイナスとさせて頂きました。

    • 4

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