みんなのレビューと感想「イノサン」（ネタバレ非表示）（39ページ目）

イノサン(=無垢な)死神の伝記漫画

　今から約300年前のパリの陰に生きた「ある職業」を受け継いだ青年・シャルルの伝記と時代背景が、絵画の様に美麗かつリアルに描かれた作品です。
　華やかなドレスや宝石を纏って贅を尽くす貴族と、重い税に苦しんで明日をも知れない大勢の平民。
そんなご時世では犯罪者が後を立たず、執行人の家系の跡取りにして超ナイーブな性格のシャルルの苦悩と哀しみは止むことがありません。
　残酷なシーンが余りにリアルなせいもあって、読んでいるこっちも心が痛くなってきますが、気が付けば引き込まれて読破してしまっていました。

美しく

とてもグロテスク。ただ引き込まれる絵柄の耽美さとストーリー展開に魅せられます。最初はたんに中世の作品が昔から好きで、軽く読んでみて判断しようとしたのですが。ハマりました！ズッポリと。私は今から夢中でこの作品を集め、眺め、残酷さと美しさに身悶えするのでしょう。漫画ではなく。これは芸術作品だと私は思っています。

繊細な映像美

まるで映画のような、美しい映像を見ているかのような時間を過ごせます。漫画という概念を越えていて、興奮させられます。ストーリーもしっかりしていて、引き込まれました。残酷で気持ち悪いシーンも無くはないですが、繊細なタッチでかきこまれているので、気持ち悪さより先にキレイだなあと思うほどです。イメージの膨らませ方も独特でおもしろいと思います。

残酷な美しさ

画力に圧倒されます！美しくも残酷な描写は 血生臭いのではなく 次にどうなるかの興味の匂いに 代わってしまいます。
歴史上実在された
人物をモチーフにされているとのことで
同時の 歴史的背景なども 織り交ぜられ
あー この辺り学校の勉強したなぁ と言う部分もあります
早く次を読みたい どうなってしまう？
と 映画を観てるような ドキドキした感じが おすすめだと 思います

フランス革命時代の処刑人一族のお話だそうです…
マリーアントワネットやルイ16世その他王家貴族のお話は小説や漫画や舞台などで見たことはありましたが、処刑人の人物像なんて考えたこともありませんでした。
続編の「イノサン Rouge」も含め話数が多く読むのを躊躇しましたが、他の方のレビューを読んで面白そうなのでエイヤッ！と踏ん切りをつけて読んでみました。
確かに読み続けたいと思う好きな分野で面白そうとは思いますが、ストーリーの進行がおそーーい！5分の描写に何話かかるのー!?
あと絵は写実的で隅々まで細かく繊細で美しく見応えがあります。ちょっと暗めでわかりにくいところもありますが…

綺麗

絵が綺麗。残酷でグロいですが綺麗に描かれておりギリギリで見れます。カラーなら見れないかも。話は本当に斬新で面白いです。この時代のものが好きです。

凄い

絵が凄く素敵で一目惚れしてしまい、ポイント追加追加で読んでしまいました…
(まだ最後まで読んでないけど)
大人になるまでが純粋で、美しくて…

家柄が家柄だけに読み進めて行くと目を瞑りたくなるシーンもありました。

父親を嫌っていたのに、自分も同じ立場になり、理解し、父親のようになっていく。
悲しいけど受け入れていかなくてはいけないんだなーとジーンとしました。

フランスの

歴史的背景に基づいた作品なのかどうかはべつとして、良くも悪くもフランスの歴史に興味が持てるようになりました

内容が濃い

絵が綺麗で、内容が非常に分厚いです。
処刑人という重い立場が、細かい心理描写で書き込まれています。
内容が重たいので、読むのに時間が掛かるだろうなと思っていましたが、非常に読みやすく、いつのまにか全巻読み終わっていました。

読み終わった後も余韻に浸れる作品です。
続編も出ていますので、ぜひ読みたいです。

怖い？

無知だったのか、こんな仕事を伝統として継いでいる家系が歴史にあったのかと思いました。というか、本当にあったかわかりませんが信じてしまってるほど生々しくて、緻密なストーリーだなぁと思います。絵もリアルだけれども美しいので、超残酷なシーンの絵でも耐えられました。しかし、貴族ってやっぱりこんな感じなのかなぁっというサブキャラ。