【ネタバレあり】イノサンのレビューと感想(2ページ目)
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5.0
耽美の極致
残酷描写かなり多め。まるで中世ヨーロッパの宗教画を見ているようです。(ルーブル美術館にある中世〜ルネサンス期の豪華絢爛な宗教画コレクションには、斬首されたり矢を射られたりしている殉教者や、聖書なら「嬰児虐●」の一節など、目を覆いたくなるような血生臭い絵が山ほどあります)血、糞尿、唾液、人体の熱いエキスが迸るような生々しい画でありながら、繊細で華奢で優美なロココの時代を描くのに、これ以上の漫画家はいないと言い切れる美麗な描写。ベルばら世代には嬉しいことこの上ない、そして尚且つ思い切り旧来のイメージを裏切る衝撃のキャラクター設定!えっ、まさかあのデュ・バリー夫人とシャルルが?!えっ、まさかあのジャンヌとマリーが?!オリジナルキャラ感の強いマリーについては賛否両論ありますが、どう考えても幼児への折檻の仕方がやばすぎるドS婆さんを「ババア!」と罵倒した瞬間から、私はマリーの虜になりました。(史実に即してないというご意見もご尤もですが、それを言っちゃったらオスカル様だって架空の人物ですからね笑)でも本作品の主人公はシャルルのはずなのに、マリーに完全に食われちゃった感は否めません。
美しいだけでなく、貧困層のモブの絵がまた異常にリアルなところも凄い漫画家さんです。貴族のまとう美しい袖口のレースと同じくらいの精密さとリアリティをもって、パリの最下層の男たちの歯の抜けた汚い口元を描く、その視座が素晴らしい。
あと、シャルルが路地を馬車で回ってコンドームを夜の女性たちに配ってるところとか、とても良いシーンだったと思います。そこに幼い息子(イノセントだったシャルルの息子もまたイノセント。象徴的)を同行して回ってるところが良いんだな。by 赤い雲-
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4.0
自由と平等を望んだフランス革命の闇に生きた執行人。こういう階級の人が施行しているとは知りませんでした。庶民は娯楽の気分でギロチンを観覧していた、と聞きましたが 恐ろしい時代でしたね。感覚もマヒしてしまうかも。絵が繊細で凄みがあります。
by ドンデンちゃん-
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2.0
あまりの衝撃で
フランス革命の背景に処刑を請け負う一族がいたことを初めて知りました。
こどもならば長じるにしたがってわが身の運命を呪うことでしょう。
最後まで読まないと解らないでしょうが、読み進める勇気がないです。by earlgrey-
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5.0
つらい
辛く悲しい人生です
癒されたり、楽しいかったという
記憶はあるのかな?
歴史がわかりとても面白い作品ですby シンクンヘ-
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5.0
1話短いけどポイント安いので、出来たら合算して手間掛けさせず読ませて欲しい
絵がとにかく美しい
事実かどうかは気にならなくなる程by なんですって-
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5.0
残酷で儚くて美しい。耽美な世界観にどっぷり浸りました。人が、人を処刑するという使命を持って責任を果たすということ、人が死ぬということについてを深く考えさせられました
by さまなん-
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3.0
処刑人と言う運命…
フランス革命、前の処刑人と言う職業についての漫画があることが知って、とても興味がわきました。ちょうど舞台を見に行こうと思っていたので、その予州にと思いましたが、とても美しい絵柄に目を奪われました。精密画のような美しいひとこまひとこまがとても好きですが、なかなか1話の内容が少ないので残念でしたが、とても興味深いお話です。
by k_koki-
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5.0
良作(名作)。
他に見ない世界観にハマりました。作画もストーリーも展開もいい。別視点から見たフランス革命。にも注目です。
by ホノルル。-
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5.0
グロイシーンもなんだか上手に読ませてくれます。シャルルも男になってからがなんだかカッコいい。それよりもマリーがかっこよすぎて惚れる。
by しろんま-
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2.0
気になる
18世紀、「自由と平等」を望み、現代社会の出発点となったフランス革命。 その闇に生きたもう一人の主人公シャルル-アンリ・サンソン。
by ヒナタウラス-
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