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[小説]普通のひと

あらすじ

頭のどこかが、諦めたくないとざわついている……。コンビニのおにぎりなら『赤飯』。それがマイルールの花島光也は、ある夜、最後のひとつの赤飯おにぎりを見知らぬ男から譲ってもらった。『お洒落』よりも『誠実』という表現が似合う、でも、どこにでもいるような男だ。数日後、編集経験があると偽って入った出版社で光也はその男、的場宗憲と再会するのだが!? 普通に生きてきたはずが、恋した相手が同性だったら? 臆病な大人たちに贈る、思わず恋がしたくなる物語! ※挿絵は収録されておりません。ご了承ください。

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  1. 普通のひと
    木下けい子 / 榎田尤利
    必要ポイント:1150pt

    頭のどこかが、諦めたくないとざわついている……。コンビニのおにぎりなら『赤飯』。それがマイルールの花島光也は、ある夜、最後のひとつの赤飯おにぎりを見知らぬ男から譲ってもらった。『お洒落』よりも『誠実』という表現が似合う、でも、どこにでもいるような男だ。数日後、編集経験があると偽って入った出版社で光也はその男、的場宗憲と再会するのだが!? 普通に生きてきたはずが、恋した相手が同性だったら? 臆病な大人たちに贈る、思わず恋がしたくなる物語! ※挿絵は収録されておりません。ご了承ください。

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みんなのレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    普通のラブストーリー。それがまた良い。

    偶然出会った2人がいて、
    お互い気になり
    恋に落ち、ヤキモチを焼いて、
    喧嘩して、仲直りをする。
    しかも、背景はよくあるであろう日常。

    いわゆるラブストーリーです。

    しかし、不思議なことに
    男性×男性になると、
    この、いわゆるラブストーリーがものすごく
    濃く感じます。
    きっと、聞き慣れている男女の恋愛よりも
    悩みや障害が多いからでしょうか。


    例えば、
    「好き」という単語は
    「狂おしく、辛いほどに好き」
    その感情の濃さを感じたので、頭で読んだと言うより、
    気持ちで読み進んだ感じでした。

    一つの事象に対して、
    主人公2人の、それぞれの感情や考え、思いやる心や行き違いが、
    話の内容をより密にしていて、
    じれったさを感じ、それがまた面白かったです。

    by 匿名希望
    • 6
  2. 評価:4.000 4.0

    ネタバレ レビューを表示する

    不器用な大人の恋の話でした。
    最後、幸せな様子の二人を見せてもらって読後感もいいですね。
    BL小説を読む時に、所謂ノンケと言われる女性が恋愛対象の男性が、どうやって自分と同じ男性に恋に落ちていくのかという点に注目し、そこが読みたくて読んでるようなところがあります。的場と花島が徐々に惹かれ合い、近づいていく様子は自然で恋に落ちていく過程もしっくり理解できます。
    読み進めていくと、当初はそつのないしっかり者に見える的場が、かっこつけでかつ、年齢や職場の先輩という立場からやきもちや心配な気持ちを言葉にして伝えられず、二人の間がこじれるのでだいぶヤキモキさせられます。しかし、後半に出てくる恋のライバル経済学者の青野を殴った場面はかっこよかった。ライバル青野は嫌な奴なのかと思いきや、インテリ、お金持ちの学者先生で付き合ったならスパダリになりそうないい男でした。青野は振られた上殴られ気の毒でした。青野や花島の親友若宮が幸せを掴むところも読みたくなりました。
    星は5よりの4です。

    • 0

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