みんなのレビューと感想「月影ベイベ」(ネタバレ非表示)

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5.0
NEWしっとり、じっくり読める。
伝統芸能、「おわら風の盆」名前だけ、知っている程度の知識で、作者が好きで、試し読みでした。
やっぱり、この人の作品は、いい!設定もエピソードも自然に、丁寧に描かれていて、町の人々の生活に伝統もしっくり溶け込んでいて、じっくり味わい深く楽しめる作品です。by にゃん吉くん-
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5.0
静かで熱い!
面白い! こんな伝統芸能で大丈夫?って思ったけど。「おわら」がこんなにカッコよく見えるなんて。踊りだすと空気が変わって、その所作も美しくて。動いてるのに静って感じ。対して、登場人物たちは動。皆、おわらに対する気持ちがとにかく熱い。人のつながりって不思議。一瞬にして距離が縮まることがある。この作品のヒロイン蛍子に女友達ができた時みたいに、ぶつかってたのがキッカケ一つでガッと仲良くなれる。踊りと物語がいい塩梅でかけ合わさってグイグイ引き込まれる。まさに傑作だと思う。カッコよくて美しくて熱い、きらきらとした群像をぜひ!
by su1ara-
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5.0
情緒あふれる作品だと思います
おわらという古風な日本の踊りを通して、過去の恋愛などがからむ作品です。ヒロインがそこまでお母さんに似ていることに違和感があるけど、話に入り込みやすい。そしてまさか彼が母のかつての想い人だったとは。私が良いなと思うのは、いじめや陰湿なことがなく、心がきれいなキャラが多いこと。すれ違いや誤解があっても、それを乗り越える。
by 蜜蜂333-
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4.0
ノスタルジックな物語
ノスタルジックなお話。母と見た目がそっくりのヒロインと、彼女が気になる同級生。そして、実は母の恋人だったという年上の男性。彼らがおわらという踊りを通して、繋がっていく。あとにならないと話の全貌がわからないという不思議な物語。
by ともみ147258-
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5.0
ピュアな感じの物語です
おわらという日本古来の踊りを通して描かれるピュアな恋愛ストーリーです。母の繭子は高校生の頃に円さんに恋していた。そして今も円さんにだけは目に見えるという不思議な現象。そして娘の蛍子が母にそっくりなので、祖父や祖母が泣いてしまう。また同級生の光が、蛍子に恋をして、感動のキスシーン。とても良い作品だと思う。
by アーカーシャーガルパの娘-
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5.0
じわる文学作品
母の恋した円さんを恋愛対象として見てしまう螢子には賛否両論ありそう。一方で、おじさんの年齢になってもなお、好きな思いが消えない円さんには共感する。そんなに魅力的だったのかは疑問だけど、好きという執着って案外、説明できないものだから仕方ない。あと光があまりに良い子で、逆にリアリティがないなんて思ってしまったのは、私がひねくれているからです(苦笑)。文学作品のように味わい深い作品でした。ただ方言が雰囲気出してるけど意味がわかりにくいところがありましたね。これは私の読解力の問題かな。長編が好きな方にオススメ。
by まつり縫いさん-
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5.0
おわら風の盆が眼の前に!!!
踊りだけでなく、景色、橋の欄干までが、おわらの街並みそのものにみえました。
長年にわたり念願だった風の盆に伺えて、9/1の夜は胡弓や三味線の調べに胸がドキドキ、
踊りてさんのきれいな動きが手先までなされているのに感動。夢のような一夜でした。
この作品には、おわら風の盆へのオマージュを感じました。
お話がどう展開されるのか⁈ 楽しみです。by majiko-
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4.0
地方の文化
地方の文化をリアルに描いて、そこに暮らす人の心を現すのがとても上手な作家さんだと思いました。そこに暮らしたらこんな空気を吸ってこんな日常があるんだと思わせてくれる大好きな作品です。
by ワタママ-
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5.0
名作
全話読みました。
ちょっと最近読んだことないくらい名作でした。
おわらと、主人公たちの心情や環境が見事に絡み合って、流れるように物語が進んでいきました。
光一家の男子が妙にモテ男ムーブするのが不自然に思っていたら、ちゃーんとその源の種明かしもあって、納得してしまいました。
絵もとてもきれいだから、紙の単行本を買いたいくらいです。by 山ねこ-
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5.0
おわらの風景が目に浮かびます
富山の八尾のおわら風の盆は有名なお祭り
本当にこんなドラマがあったのかと思わせるようなお話で
実際の風の盆に重ねて作品を読んでいます
一人一人のキャラクター設定が丁寧に描かれていてドラマを見ているような錯覚に陥る作品でした
最後はほっとして
ああ良かったなぁと胸を撫で下ろしましたby まっくゆき-
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