5.0
一言一句素敵で言葉になりません
「小説は読むのが大変」「やっぱり漫画派」っと、言う方にも是非読んで頂きたい一冊です。
恋愛詐欺師の蓮は金持ちの男性から、金を巻き上げる毎日を過ごしていた。今回のターゲットは病院の長男で医者の加賀谷。
生真面目で穏やか、自分にはないものをもっている加賀谷にだんだん心引かれるが、自分は詐欺師。加賀谷を好きになることは出来ない…。
上記が前半のストーリーになります。加賀谷を騙しているが、この居心地の良い空間をどうしても壊せない。あと少しあと少しと…。蓮の幼少期~現在までがあまりにも可哀想で、そういう人間になっても仕方ないよね。っと、号泣しなごら前半読み切りました
後半のストーリーは蓮にとって『初』のイベント、クリスマスにお正月。
ただ単にイベントの話を取り上げるのでは無く、○○者と言う事が凄くキーワードとなってきます。(○○者は前半のピークのネタバレになるので…)
「BLだから!!!!!」っと、そんな世の中甘くないですね。妙にリアルで。誰が悪いわけでもないし、もし自分が○○の立場なら心配するだろうし…っと、考えながらもまた号泣。
この作品は決してハッピーエンドとは言えません(ハッピーはハッピーですが…。)
ヘビーな内容もありつつ、でも希望もあり。
『幸せ』とはなんぞや?っと考えながら読み進めた時加賀谷さんの言葉に全て救われました。
上手くレビュー書けなくて、スミマセン。
でもこの作品、1人でも多くの方に読んで頂きたいです。
- 8