4.0
暴力と憤りとどうしようもなさ
岡崎京子は何を暴きたいのか。何を掘り出したい、あるいは晒したいのか。この人の話はいつもパサパサに乾いている。シャがかかって色があるはずなのに古い写真のようなモノトーンに見えてしまう。苦しい苦しい読書体験。しかし本当に終盤のコマでこの苦しさを再び追体験したくなってしまうのだ。
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岡崎京子は何を暴きたいのか。何を掘り出したい、あるいは晒したいのか。この人の話はいつもパサパサに乾いている。シャがかかって色があるはずなのに古い写真のようなモノトーンに見えてしまう。苦しい苦しい読書体験。しかし本当に終盤のコマでこの苦しさを再び追体験したくなってしまうのだ。
私は岡崎さんの一見ラフにも見える白い感じの画面が大好きです。ライトな感じだからドロドロでも大丈夫っていうか、不思議とスルッと入るんですよね。オシャレにさえ感じる。りりこは色んな捉え方できると思うんですけど、なんだろう最後までこうだって言い切れない揺らぎがあるところがこの漫画の魅力でもあると思います。
1巻目が無料だったので、かつて映画でみたこともあり懐かしくなって読んでみました。映画のストーリーはすっかり忘れてしまったので、主人公の高飛車さを改めて感じて面白く読めました。続きも読んでみたくなりましたが、全部購入すると結構な値段になるので迷い中…。
映画は見ていないので、先入観はなく読んでみました。内容はなかなか面白かったけど、個人的に絵があまり好みではなかったので、残念、、、
沢尻エリカさんで実写映画化されましたが、やはり原作ファンとしては少し物足りなかったです。綺麗だったけども。
作品の中でのりりこは私の永遠の憧れ。
あんな風に強く美しく、誇り高く行きて行けたなら。
彼女は私の憧れであり、目標です。
辛い時期に何度も読み返していました。
人間の醜さを集約したようなキツイストーリー展開なのに元気をもらってた。
りりこはむちゃくちゃなんだけど、なんだか憎めなくて応援したくなっちゃう不思議。
古さを感じない。岡崎京子さんワールド。
アンノモヨコ先生が昔アシスタントをしていたということと、映画にもなったので興味があり、購入しました!今よりも若い頃に読んだ時はよくわからなかったけど、今見返すとリアルなりりこの壊れた精神面がよくわかります。
映画を先に観て、原作はどんなだろうと思って読みました。絵があまり好きではなかったので、星は4つにしました。
映画よりも、りりこの心の内を丁寧に表現していると感じました。
予言的な作品だと思います。90年代なかばに描かれた作品ではありますが、作品の世界で異常だったことが、今は日常になりつつある。
ヤバいほどの整形とか、「ビューティーコロシアム」でたくさん見ましたしね。
一気に最後まで読んでしまいました。
「受け付けない」と思っていた絵も、却って、きれいすぎないからこそ、伝わることが多いと思いました。メッセージ色が強いけど、お説教っぽくはないし、唯一無二の作家さんだと思いました。