ジーン・ハワードさんの投稿一覧

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作品レビュー
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1 - 10件目/全104件

  1. 評価:4.000 4.0

    こういう人ってむしろ男性に多いような

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    ただの失礼をオープンマインドと勘違いしてたり、悪口を毒舌と言ったり、女性よりは男性に多いタイプだと思います。
    自分を客観視出来ない人も男性にはとても多いですし。
    「ああ、いるなぁこういう人」って思う場面はありましたけど、基本的に思い浮かぶのは男性でした。
    個人的には主人公の網浜奈美がどうしてこういう性格になっちゃったのかな?っていう背景が気になります。
    学生時代に女子グループに入りたかったけど、入れなかった反動とか、不美人だが巨乳(太っているがゆえの)なので男子には下心で仲よくしてもらったのを勘違いしちゃったとか。
    そこらへんをきちんと描けていたら、物語に味わいが加わると思うのですが。

    • 8
  2. 評価:5.000 5.0

    理不尽さと都市伝説

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    異形のキャラクターに徹底的に追い詰められる恐怖もあるんですけど、あまりに理不尽に事件に巻き込まれていく怖さ、そして悲劇的な最後すら「噂」として消費されていく怖さや、忘れ去られてしまうこと……等、後からじわじわとくる恐怖もあります。
    この時代はストーカーって言葉もなかったし、都市伝説という言葉もそれほど一般的ではなかったです。この種のジャンルのサスペンスホラーとしては古典的な部類でしょうね。

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    これが人生なんじゃないかな

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    あれこれ美化したり、逆に悲劇のヒロインぶるわけでもなく、ある程度淡々とした描き方が「リアル」だと思いました。
    恋愛って最初はキラキラしてるけれど、時間がたてばたつほど、色あせてきて、「暮らし」の染みもこびりついてくる。
    それでも一緒にいる安らぎとか信頼関係が築けているなら、つき合った当初のキラキラした時期よりずっと味わいのある生活がおくれるのですけど。

    • 2
  4. 評価:5.000 5.0

    長くつきあって、そして

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    長い間つき合ったカップルが、色々あって別れるというストーリーは、江國香織さんの「落下する夕方」に似ているかもしれません。
    江國さんの小説はドラマチックな展開でしたけど、こちらの作品は誰にも思い当たる節があるような、身近な印象の話でした。
    そのぶん、リアリティがあって読んでいて胸が痛くなった人も少なくないと思います。
    わたし自身も個人的に男性側にも女性側にも共感する部分ありましたし、ちょっと似たような経験したことあります。
    どちらが悪かったとか、間違っていたとかでもないし、うまくいけば結婚できていたかもしれないとか、早めに別れておけばよかったとかでもなくて、この2人はこうなる運命だったのかな?って思っています。

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    少女漫画の金字塔

    恋と歴史は池田理代子!というべき歴史的傑作です。
    歴史物を扱うという時点で、当時(1972年)としてはハードルが高い作品だったようです。
    新人の女性作家が自由に作品を描けるようになったという点では、後の24年組の先駆けになったのではないでしょうか。
    少女漫画の歴史に残る作品ですが、歴史漫画としても素晴らしい。
    創作もありますし、マリー・アントワネットとフェルゼンの関係性とか、近年の研究とは異なる部分もあります。
    とはいえフランス革命の流れを知るにはとても有益な作品だと思われます。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    モラ男あるある

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    不倫がメインテーマの作品ではありましたけど、ダンナのモラ男っぷりがリアルで、その母親もかなりモラ母でした。
    一度破綻した夫婦が関係を再構築するのってすごく難しいでしょうね。
    余談ですが、バツイチの人が結婚する時、新郎新婦の経歴紹介をする際、離婚歴を「貴重な人生経験をふまえて」と紹介されることがあります。(そもそも言わないことがほとんどですが、再婚だとみんなに知られている場合、触れないと白々しくなることもあるので)
    この作品の主人公の場合、まさしく「貴重な人生経験をふまえた」っていう例だよなぁと思いました。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    本家にも影響与えた?

    ここ最近(と、いっても割と前からなんですけど)本家でも網浜の個性が魅力的に描かれる展開になっています。本田麻衣との関係も以前ほど険悪ではないですし、案外こちらのスピンオフの影響で本家も路線変更したのかな?と思いました。ドラマの影響もあったでしょう。
    パロディ作品としては愛に満ち溢れていますし、そこでそうくるか!という展開もなかなかよいです。何よりギャグのスピード感が素晴らしい!
    こういうスピード感のあるギャグ漫画って若い人向けなんでしょうけど、中年が読んでもじゅうぶん楽しめます。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    母親たちの背景にあるもの

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    いきすぎてちょっとおかしくなった母親たちの物語ですが(2話めは単なる王道バカ母ですね)、背景にあるものをきちんと描けている感じはします。
    何でもいきすぎはよくないですが、周囲の人に「ダメ」の烙印を押されてしまうと、きちんとしなくちゃ!って意識が強くなりすぎてしまうんです。
    子育てするお母さん方には厳しい時代ですが、お母さんたちは気負わなくていい。そして周囲の人たちよ、もっとお母さんたちに優しくなれ!と思いました。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    少し古めのお話

    表題作は「ゴミトイプー」の港区女子編の原型になっているようにも思えます。
    使ってるSNSがFacebookっていうところが微妙な古さを感じさせますね。
    3つめの作品はかなり古いですが、SNSという言葉が一般的ではなかった頃のお話です。
    携帯やネットを介したコミュニケーションと、自己顕示欲や承認欲求って古くて新しいテーマですよね。
    むしろそういうデバイスが登場する前からあったし、これからも続いていくのでしょう。

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

    不思議でクレイジーな精神世界

    いわゆる24年組の中でも、萩尾が少女漫画の世界を広げていったのに対して、大島弓子はより「深化」させたというのがわたしの個人的な評価なんですけど、この作品集は少女漫画でしか表現できない、それでいて奥が深い作品だと思います。
    他のジャンルで描こうとすると、クレイジーな人たちにしかならない。 作品発表当時はなかった言葉ですが「不思議ちゃん」ばかり。
    そうした人にも独特の精神世界があるっていう、当たり前のことを気づかせてくれます。

    • 0
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