4.0
酷いお話なんですけど
主人公とそのお姑さんの方はうまくいってる描写もあったりして、極悪非道みたいな人が出てくる話の中で、ほんの少しホッとする場面もあります。
緩急つけるのが上手な作家さんですよね。
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3259位 ?
主人公とそのお姑さんの方はうまくいってる描写もあったりして、極悪非道みたいな人が出てくる話の中で、ほんの少しホッとする場面もあります。
緩急つけるのが上手な作家さんですよね。
そのぶんリアリティがあって、妙な怖さがある作品でもあります。
この家族の物語は、もしかしたらわたしの親しい誰かの話だったかもしれない。
憎まれっ子世に憚るとはいいますけど、この姑のレベルに達すると自らを滅ぼすことになると思われます。
絵柄は昔の少女漫画風なのでえぐい話もサラリと読めますね。
周囲の人はどうなんだよ?って思う作品がおおいです。
表題作は「こりゃダメだけど、お母さんたち大変なんだから、こういうの追い詰めることにならない?」って思いました。
2本目の作品は主人公がお人好しすぎて、いつまでやってんだよ!って気持ちになりました。三行半つきつけるのもタイミングあるよなぁとは思いましたが。
3本目の作品は、姉妹関係がどことなく「ゴミトイプー」に似ているので、この作品の影響も少なからずあったのかもしれませんね。
視点が姑っぽいというか、むしろ舅っぽい感じの作品が多かったです。
出てくる女性たちは確かに愚かかもしれませんけど、作り出したのは社会なんだけどな……って、そんなに真面目な視点で読むような作品じゃないとは思います。
うーん、でも何だかちょっとね。
娘も娘だが、夫は酷すぎる。
そのぶん最後はスカッとするというよりは、何となくホッとするような感じでした。
「格下の女」は朝野さんらしい作品で、最後のどんでん返しが秀逸です。
「ほめ◯される嫁」はかなりホラー展開です。
井出さんの作品は大袈裟なんだけど妙にリアルな感じで、月屋さんは困った人の特徴よく捉えてるなって感じがします。安武さんは個人的には歴史物の方がすきです。それぞれの作家さんたちのギャルママ像がユニークです。
かつての「ビューティコロシアム」や整形YouTuberの動画を見ると、「整形だけで人生変わるほどの絶世の美女になる」っていうストーリーに無理があるよなぁって率直に思います。
とはいえ「美容整形モノ」としてはそれなりに面白いでしょうね。
ちょっとグロめの描写もありますけど、お金持ちとか小金持ちの驚愕!もしくはあるある(?)な話ですね。いずれの作家さんも視点が異なりますが、楽しく読める内容です。
思春期の少年たちの、繊細すぎる愛の世界が描かれています。
単なる青春ものとしてはヘビーすぎるかもしれませんが、子どもたちがいつか考えないとはいけない人生とか愛とか、そういうものについて考えるきっかけになるようにも思えます。
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うばすて山