5.0
私の涙腺クラッシャー
この時代背景だからこその立場や葛藤があって二人がすれ違う度にやりきれない気持ちになります。
なかなか思いが通わずに焦らされますがエロよりストーリー重視の人は是非読んで欲しい!
エロはちょいちょいあるけどメインではないですが、空気感が良い。
桂木が想いを打ち明けるシーンでは涙が…
二人が引っ付きそうですれ違う度に胸が痛くなります。
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この時代背景だからこその立場や葛藤があって二人がすれ違う度にやりきれない気持ちになります。
なかなか思いが通わずに焦らされますがエロよりストーリー重視の人は是非読んで欲しい!
エロはちょいちょいあるけどメインではないですが、空気感が良い。
桂木が想いを打ち明けるシーンでは涙が…
二人が引っ付きそうですれ違う度に胸が痛くなります。
BLというより、明治期の階級社会から実力社会へと切り替わる転換期を生きた男たちの歴史浪漫大作といった趣でした。
「憂鬱な朝」というアンニュイなタイトルが似合わないほどの骨太な内容。
この「朝」というのは、実力主義社会の黎明期、幕開けという意味での朝でもあったのかな。そういえば、主人公も暁の人と書いて暁人ですからね。
個人的な恋や愛の話におさまらず、激動の時代を血のつながりに翻弄されながらも乗り越え、新しい世界を切り拓いていく二人の姿に感涙。
桂木が紡績工場の人たちのために教育を与えるよう指示するところや書生達を連れての英国留学など、教育、つまり人が次世代を作ることを徹底して描いており、そこも好きでした。
そもそも、桂木を教育したのは先代で、その桂木が教育したのが暁人ですからね。そして桂木と暁人がまた次世代を育てる。こうして大切なものは脈々と受け継がれてきたし、受け継がれていくわけですよね。
効率ばかりを重視しているとこういうことはできない。日本の政治家にも読ませたい作品。
続編があったらぜひ読みたいです。
日高先生の作品は他にもいくつか読みかけのものがあるので、ゆっくり楽しみながら読んでいきます。
ああ、面白かった。
大・大・大好きな作品です!!
日高ショーコ先生の作品はほぼ読みましたが「憂鬱な朝」だけは長編のため後回しにしていました。
その結果のレビュータイトルです。
ここで電子購入後、紙で揃えるほど心打たれました。
一途な愛をつらぬく暁人様と、その愛に揺れうごき葛藤する桂木の物語です。
家柄や身分など高すぎる壁をどう乗り越えていくのか、どう二人が歩み寄っていくのか、心の動きが丁寧に繊細に描かれています!
何度も読み返したくなる名作です。
時代物の話で、とてもよくできていて読み終わったは、ずっしりと確かな重厚感がありました。
暁人の成長と桂木との変化を中心に、周囲の時代の流れが丁寧に描かれています。難しい内容なので少し集中力が必要ですが、その分満足感があります。その後の久世家について、シリーズもしくは番外編があったらいいなと思います。
BL漫画、その描写の頻度は多くないものの、暁人と桂木の絡みもだんだんと甘くなって濃厚になっていくのも良かったです。
作者が好きで読み始めたのは随分前のこと。
あらすじで書いてあるように、財閥や華族、貴族の時代物のストーリー。
子供ながらに家の後継ぎになったあきひとと教育係り桂木との話。
実は桂木は先々代の妾の子?と疑惑あり、家督争いで話は続いていく。
クールな桂木のギャップ萌え、あきひとの桂木への一途な愛にキュン。
115話で配信終わったけど
もう少しきちんとハッピーエンドにして欲しい、続けてよみたい。
難しいストーリーでもプロット登場する脇のキャラまで設定しっかりしてるので何度も読める作品です。
ストーリー重視の方、きれいな絵でおすすめ!!
初めてBLといわれる分野の作品を読みました。
「日に流れて…」を読んで、日高先生の他の作品を読んでみたいと思いました。
BL作品って書かれてたので、なんだか敷居が高い気がして買う時は躊躇しましたが、お試しを読んでからは一気に課金。
課金して良かったです。
時代背景が特殊なので、言葉がわからなかったりして、戻っては読み進み…という感じで、時間をかけて読みました。作品は10年連載していたと書かれてあり、当時を知らずに一気読み出来て良かったと思います。こんな壮大な作品、待てない!
本当に余韻に浸りまくってます。
純愛でハマりました。
出てくる人物、全員魅力的!
最後まで楽しめました。
ありがとうございます。
最高です。
ストーリー展開が面白い!
想像してない事がどんどん展開されて、魅力的な登場人物たちで、本当に映画にしても良いくらい楽しめました。
暁人のまっすぐさ、行動力、自由な考え方、愛の表現もまっすぐで魅力的です。
智之の采配力、策略、信念と執念。
暁人の愛ある言葉で、智之の冷たい氷のような心が溶けて、愛しあう表現が優しく熱く、胸がギュッとしました。
読み応えのある良い作品に出会えました。
私的BL史に残る名作の一つ。。
作者さんの描く線の細い男性が漫画界で1番タイプです。(笑)
桂木の色っぽさにはじめはズキュンでしたが!
大人になった暁人のカッコよさと(桂木に切れ切れと言われている長めの髪が最高)、小さい頃から桂木を思ってずっと変わらないとにかく真っ直ぐさにもキュンでした!
そして物語の重厚さは、BLという括りの可能性を広げているなあと感じます。
キャッチーなえちえちさやが売りになってる作品も多い界隈で、ストーリーでも魅せる作品が増えたなと感動しています。w もちろん冒頭の通り絵も見目麗しく完璧なんですけどね〜。こんなにもどっちも完璧な作品は珍しいです。
こうしてつい語ってしまうほど大好き。じっくり読むことをおすすめしますよ。きっと思い入れのある作品になっているはず!そして胸キュンしてあったかい気持ちになっているはずです!
昔リアルタイムで単行本を買っていて、最近またここで読み返して課金が止まらない(笑)
さらにまた単行本も揃えました。それくらい大好きです。
久世と桂木の話なのはわかるけど、この二人どうやってくっつくの!!?ってくらいの敵意からの大恋愛。もうどう表現していいかわからないくらい好き。
素直になれない堅苦しい受けが好きな人には本当におすすめです。しかめっつら大好き。
今からもう一度読み返します。それくらい好き。
日本の貴族にまつわるお話。
今では考えられないくらいに身分の違いがあった頃の物語だが、家と個人、お金と心、権力と愛、など今を生きる人間も向かい合わなければいけないテーマがしっかりと描かれている。
西洋化がすすむ激動の時代をどう生きぬき、また自分の心をどう抱きしめて、人をどう愛していくのか、ずっしりとした読後感のある素晴らしい本格長編でした。
他の方も書いてらっしゃいましたが、映画化希望します!