5.0
世にも奇妙な物語的な?作品。
1話完結でそれっきりと思いきや、前に出た登場人物がところどころ後のお話に出てきたりしていて、最後まで楽しめました。探偵さんが軸になったあたりから、まんまと先が気になってしまいました。
あの会社が結局何なのか明らかにして欲しい気もしましたが、そこはこの作品の世界の前提として、いつからか元々そこにあるものである、と理解しました。変に説明されても納得できないかもしれないし笑
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世にも奇妙な物語的な?作品。
1話完結でそれっきりと思いきや、前に出た登場人物がところどころ後のお話に出てきたりしていて、最後まで楽しめました。探偵さんが軸になったあたりから、まんまと先が気になってしまいました。
あの会社が結局何なのか明らかにして欲しい気もしましたが、そこはこの作品の世界の前提として、いつからか元々そこにあるものである、と理解しました。変に説明されても納得できないかもしれないし笑
自分が死ぬ。その時に流れる走馬灯を映画で!もしくは、他人の目線を観れたり…。そこで繰り広げられる人間模様。人の心の暗いところ、明るいところ、それを目の当たりにした時にどう動くのか。毎回主人公がかわる単発連続もののようですが
あとから繋がってきます。全体を5分割したとして、大体の設定掴むなら前半1/5。後半の3/5〜で、核心部分って感じでしょうか。
無料お試しだけ読みましたが、面白かったです。ホラー系の部類に入るのでしょうか。
その人が生まれた時から歩んできた人生を映像で振り返ります。いいこともあれば消し去りたいくらいの過去もある。最初の主人公は自ら犯した過ちのせいで大切な家族や自分の人生までもがめちゃくちゃになるという話。因果応報ですよね。
自分にも何度も思い出したくなる嬉しかった過去、逆に消し去りたい過去もあります。しかし、人生の最期には生まれてきてよかったなぁと思える走馬灯をみたいなとしみじみと思いました。
人の心の機微を描くような作品が好きな人やそれを期待している人にはオススメしません。
短編集みたいなものだから仕方ないのかもしれませんが、基本的に登場人物の設定や人格が浅く感じます。
所謂、レッテルや設定、の域を出ずそこに人格性は感じません。
が、お話は、人生がすべて記録されたDVDを見ることによって人それぞれ何かを感じたり後悔したり悔い改めたり次の未来に繋げたりといったような話ですので、ストーリーの性質上その浅さが正直致命的に感じます。。基本的に事件や設定の上にキャラが配置されていると言うだけです。
テレビのバラエティーでたまに流れる15分の感動ストーリー、以上のものは何もありません。
後半につれ掘り下げられて行くのは株式会社本体のこと。
そもそも株式会社そのものの設定なども非常にSFファンタジーで、 練り上げられていると感じるような説明や設定も特にないし、設定で塗り固められた登場人物等、不条理なパニック漫画みたいなものに共通する娯楽性があるかと思います。
ちょっと陳腐な位スキャンダラスにストーリーが作られているところがありますので、好奇心的な娯楽欲は満たされるかもしれません。私には全く向かない漫画でした。
作り込まれた設定やキャラクターの魅力で読ませるのではなく、
シンプルな設定で人間の内面や人生を描いていくような漫画なので、
漫画が好きではない人でもショートショート感覚で楽しめると思います。
基本的には1,2話完結の読み切りなのですが、
読み進めていくうちに、完結した物語のキャラクターが話の中に登場したり、
そのうちに走馬灯株式会社やディスクが壊れて人生が無くなってしまった人たちの謎が解けていきます。
壮大な伏線回収が感じられてドキドキしました。
後ろの方の話で、走馬灯株式会社を探す探偵が世の中を見回しながら
「この中で走馬灯株式会社に行ったことのある人はどのくらいいるのだろう」と眺める雑踏の中に
前話までに読んだ登場人物たちが沢山いるというシーンは、
もしかしたら私の身の回りにも走馬灯株式会社に行った人やとても不思議な体験をした人たちが普通に混ざっているのかも…と思わされる、普遍的な奇妙さがありました。
個別のエピソードで好きだったのは、雪村莉絵、山本たまこ、妹尾舞、笠置修道、今泉安彦、柴秋人です。
本当に全然結末が読めないストーリー展開でした。
全部を有料で読むのは大変ですが、
全編通したラストの物語も、頭がしばらくボーッと引きずられてしまうような、忘れられない読後感です。
物悲しくて空虚さもありつつ少し救いも感じる、静かなエピローグでした。
もし読み切りではなく本編を追いたい場合は、「喜島茂輝」「澄川探偵事務所」「秋月楓」「風見匠」「光明寺輝人」「澄川耕作」「羽宮理乃」「走馬灯株式会社」の順(できたら「今野満男」も)に読んでいけば、全部のエピソードを読まなくてもエピローグまで読むことができます。
ここ数年で読んだ漫画の中で一番面白かったと思います。
序盤は短い読み切りストーリーばかりですが、終盤は澄川探偵の話が展開していき、走馬灯株式会社の謎に迫ります。
慌ただしくいろんな設定やらルールが出て来て、一気に終わってしまいましたが、走馬灯株式会社の全てが明らかになったわけではないですし、また続編を期待したいです。
自分や関わった人の人生を見返す事ができる(リアルタイムで見ることもできます)設定が、パッピーエンドにもバッドエンドにもなり、読み終わると、自分の昔の出来事など思いだして、見返す事ができたらどうだったのだろうと想像してしまいます。
ちょっとした現実逃避には良いと思いますし、それが気分転換になってました。
本当に残念です。
個人的には、澄川探偵の話はスピンオフにして、走馬灯株式会社は続けてもよかったかなと思います。
短編ミステリーのような感じかと思い、正直なところいつでも購読やめられるな~と考えながら読み始めました。
しかし、途中から過去の登場人物のエピソードがリンクし始め、予想をこえる展開にとてもやめられなくなってしまいました。
エンディングがどうなるのか期待していましたが、ハッピーエンドとは言えずちょっと悲しげで切ないラスト、そしてまだまだ続きのストーリーがあるような思わせぶり。
十分に楽しめました。
どんどん読み進めれます。非常に面白いです。自分だけではなく、関わった人の人生まで観ることができるのがいいですね。後味が悪い話も多いです。人の記憶は曖昧なものなのだと痛感します。知らなければ幸せなままのはずだった人物がほとんどかと思いますが。案内人の神沼さんは普通の人間ではなさそうですが、理乃があっさり社員になることができたので、え?人間なの?神沼さん!ってとこで無料の100話が終わってしまい、今後そこの謎も分かってくるのかなぁというところです。続きが気になります。
全話購入してしまいました。
漫画じたいは現実とはかけ離れた内容ですが、視点が違うと見える世界や事実は全く異なると言うことを改めて気づかされました。
この漫画をきっかけに相手の立場になって考えるということがより一層できるようになった気がします。
澄川さんの最後はとても切なかったです。
ハッピーエンドを期待する方には悲しいかもしれませんが、走馬灯株式会社の謎を残しつつ終わったのもこの漫画らしいように思います。
全編完読。1つ1つのオチがおもしろい。展開が予想外すぎてわくわくするし、終わったと思いきや、前の人物が別のストーリーにまた現れたりして、話が拡がる。後味悪い終わり方もだんだん癖になってくる。
だいたいの人物は欲望が渦巻いてて因果応報な終わり方だけど誠実な澄川と理乃、光明寺にとても救われた。救われただけに澄川の最後が切なすぎる。思い出を失った、思い出をもう作れないって、どんだけ切ないの。他人の人生をビデオで観て疑似体験するしかない人生なんて想像するだけで寂しい...。
第二弾やってほしいな。次作では澄川に救いの手がさしのべられてほしい。あの3人のコンビをまた見てみたい。
第一弾はストーリーを忘れかけたころにまた読み直したい。