5.0
宝塚みたい
宝塚みたいに、女の子達が音楽学校から入って、男役と娘役に成長していくのだけど、その過程で出会う様々な人が、それぞれに持つ人間臭い感情が昔の作品だけど、すごく共感できる。演じるということも、天性の才能がある人もいれば、コツコツ努力を重ねる人もいたり、コネで役を掴む人もいたりする。役を掴むために、むき出しの感情がぶつかって、周りの人や自分自身の嫉妬や敗北感やプライド、達成感などに戸惑いながらも、女優として成長する主人公。男役や娘役の世界の外でも活躍する女優に成長しながらも、最後は自分の原点の宮苑という宝塚のような歌劇団での、舞台に立ち、ずっと好きだった脚本家の先生の舞台で開幕するというところで終わる。独特の世界観や主人公の魅力に惹かれて、昔全巻持っていたのを思い出して購入。やっぱりいい!とても好きな漫画の一つ。
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