5.0
懐かしいコミック
10年ほど前にアニメでみました。そして、最近も再度アニメで拝見させてもらい、コミックにたどり着きました。アニメよりも原作の方がコミカルな部分があり、また違った雰囲気で楽しめました。
- 0
10年ほど前にアニメでみました。そして、最近も再度アニメで拝見させてもらい、コミックにたどり着きました。アニメよりも原作の方がコミカルな部分があり、また違った雰囲気で楽しめました。
アニメも漫画も宝塚もどれも魅力的ですが、とにかくオスカルとアンドレが素敵過ぎます。特にオスカルがアンドレへの想いに気付くところは何度読んでも胸キュンしてしまいます。フランス大革命という時代の荒波とジェローデル、フェルゼンなどの叶わない恋に胸を焦がしつつ夢中になれる作品になっていると思います。これを読めばフランスがそして世界史が好きになるので特に高校生にオススメです!
始まりは、姉が愛読していて、絵が綺麗! マリー・アントワネットが可愛い! ドレスが素敵! と感動して飛びついて自分も虜になりました。
ここでは、マリーも、オスカルも、アンドレも、フェルゼンも、ロザリーも、激動の世を情熱的に生き抜いている。誰一人として平凡で穏やかな人生を望むことなどできない。特に、オスカルとアンドレの最期は劇的で、やっと結ばれたというのに、その幸せは儚くて、ただ無情の風が二人の命を奪い取っていく。だけど、愛は永遠なのだ、二人は天国にいる、悔いなどなく幸せだったんだ、と、当時は自分に強く言い聞かせました。
アニメの主題歌「薔薇は美しく散る」(草むらに 名も知れず 咲いている 花ならば……私は薔薇の定めに生まれた 華やかに激しく生きろと生まれた……気高く咲いて…美しく散る……)
オスカルたちの宿命に重ねて聴くと、泣いてしまいます…時々、口ずさんでしまいます。
ところで、宝塚の劇中のマリーのセリフ「私は、フランスの、女王〜なのですから!」は、よく真似していました…今、思い出しました。
この作品を作り出してくださった池田先生には心から敬仰するばかりです。
日本、いや、世界が誇れる感動の名作で間違いありません。
懐かしい!ちょうど私が小学生か中学生くらいの時に大好きで読んでたマンガです。なのに、今読んでも、絵はもちろん綺麗だと思うし内容も本当に壮大でドラマチックです。さすが、宝塚の演目になるほどの名作。この時代のマンガは皆それぞれの作者さんの個性がハッキリしていたし、他のマンガ家の真似みたいな作品も少なかったように思います。池田理代子先生の男装の麗人はいつも素敵です。当時のドキドキ感を思い出しつつ無料分読んでます。課金しちゃうかな。
久しぶりに読みましたが…間違いない作品!!
気高さとか美しさをギャグ要素として扱われることも多いし、自分もそうしちゃうこともあるけど笑
読むとあっという間に引き込まれて、本気読みになる。読まず嫌いの人たちにもぜひ一度は読んでみてほしいです!
ベースはコテコテキラッキラの王子様お姫様の世界だけど、
読み出すと不思議と古臭く感じない。クスッとつい笑っちゃうコマもあって 緩急のバランスの良さ・ストーリーの展開の上手さと、「ベルバラ」の世界観がもう確立されてるからかな?
唯一無二の作品だと思います。
歴史を勉強しただけだと悪印象で終わっちゃうマリーのことも、人間味を感じてついつい好きになっちゃいます。
恋と歴史は池田理代子!というべき歴史的傑作です。
歴史物を扱うという時点で、当時(1972年)としてはハードルが高い作品だったようです。
新人の女性作家が自由に作品を描けるようになったという点では、後の24年組の先駆けになったのではないでしょうか。
少女漫画の歴史に残る作品ですが、歴史漫画としても素晴らしい。
創作もありますし、マリー・アントワネットとフェルゼンの関係性とか、近年の研究とは異なる部分もあります。
とはいえフランス革命の流れを知るにはとても有益な作品だと思われます。
フランス革命の史実を元にしているが、架空の人物である主人公のオスカルを通すことで、急変する時代での正しい考え方や行動を学べ、史実側の愚かな人々の行動によって醜い社会の摂理に読者が気づけるようになっている。
24歳でこんな世を達観し、数多くのシーンで読者の胸を震わす作品を描いたなんて池田理代子先生は天才!50年前の作品?今、現実に起きてることにもなんか似てるじゃん!でも伝え方に力があるなぁ。面白いシーンや親しみの持てるシーン、恋に揺れるシーンも盛り沢山ですいすい読めるし。
驚きの史実としては、貴族という特権階級は税金を使うだけで払わなくて良いこと、自分は競って贅沢をしていて、市民が飢えていても心が傷まないというより、当たり前と思っていること。弱者の味方として贅沢な王族を倒した革命家のロベスピエールも政権を手に入れると恐怖政治家になったこと。こういう人達、組織の偉い人にたくさんいるよね。で、オスカルみたいに心をくだきすぎる善良な人は背負い過ぎて病気になっちゃうしね。
有名なマリー・アントワネットの息子シャルルへの壮絶な虐待なんて、今起きている戦争とまるで同じ。攻撃する理由なんて、なんでもいい。人が自分や自分の同類以外と対立し争いだすと、どこまでも恐ろしい犠牲をだす。そして、元はと言えば本当にくだらない意地の張り合いだけが原因なんだよね。ほんと偉い人って馬鹿ばっかり。子どもの犠牲だけはやめとくれよ、ほんと息が詰まる😢。
小学生の頃、友達から借りたマーガレットコミックスのベルばらを読み終えた感想は、こんな悲しい結末ってあるの?!でした。栄華を極めた王妃が歴史の転換期にぶち当たり、何もかも、命さえも失っていく運命に衝撃を受けました。
中学生になってフランス革命関連の書籍と、ベルばらを照らし合わせて、よりベルばらを深く理解できた事が嬉しかった記憶があります。
この漫画には、いくつになっても楽しめる要素があり、卒業したという気にはなれません。世代を超えて読み継がれていってほしいです。
何十年ぶりかに読んでいます。
小学生の頃にアニメにハマっていました。アントワネットの可愛さ美しさに、そして何よりドレスの華やかさに憧れました。
それからも何度となく思い返してみる作品でしたが、いま読み返すとイライラするキャラクターも多くて不快な気持ちにになります。でも読み進めることがやめられない、不思議な魅力でいっぱいです。
この作品を思う時、必ず浮かぶある想い、それは「知らない事の恐ろしさ」です。
アントワネットはとても純粋な人物像なのになぜこんな悲劇のヒロインになってしまったのか。それはきちんとした教育を受けず、知識が不足していた事に起因しているのではないでしょうか。また国民がいまどのように感じ、どんな生活をしているのか、確かな情報を彼女に与えていれば、、、もしもっとオスカルと親しく想いを共有できていれば、本来の素直さ、優しさで、素晴らしい皇后になれたはずなのに、と思わずにはいられません。
実在のアントワネットがどんな人物だったのか、知りたくなりますし、実在するベルサイユ宮殿への憧れも増しますね。
時代の荒波に運命を激しく翻弄された。
マリー.アントワネットとルイ.16世……
優しき。ルイ.15世の妃の、マリー.レクザンスカ王妃(ルイ.16世の祖母)と。ルイ.16世の父。ルイ.フェルディナン王太子の妃。マリー.ジョセフ王太子妃(ルイ.16世の母)が存命であったなら……
マリー.アントワネットとルイ.16世を優しく導き、フランス革命は、もしかしたら起こらなかったのでは……
たられば。を言っても仕方が無いと分かっていても……歴史は時に残酷ですね。
過酷な運命に翻弄された、オスカルとアンドレの人生。愛。
フェルゼン。ロザリー。など魅力的な登場人物たち、それぞれの人生を描いた、壮大なる物語。
何回も何回も読見返しても色褪せない。
読む度ごとに、違う人にスポットを当てて読むと違う発見がある、素晴らしい物語。