5.0
登場人物はみんな不器用で一生懸命生きてる人ばかり。クローズアップされる一品はさして珍しいものでなく、簡単で家でも出来るものだったりするけど、マスターの気風の良さと温かさがエッセンスになり、最高に美味しい料理に仕上がっているんだろうなと思う。あと、常連さんたちのおしゃべりと。時々、何を食べればいいのかわからなくなる。まるで道に迷ったみたいに途方にくれる。「こんな時、深夜食堂があったらいいのにな」っていつも思う。
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登場人物はみんな不器用で一生懸命生きてる人ばかり。クローズアップされる一品はさして珍しいものでなく、簡単で家でも出来るものだったりするけど、マスターの気風の良さと温かさがエッセンスになり、最高に美味しい料理に仕上がっているんだろうなと思う。あと、常連さんたちのおしゃべりと。時々、何を食べればいいのかわからなくなる。まるで道に迷ったみたいに途方にくれる。「こんな時、深夜食堂があったらいいのにな」っていつも思う。
なんか手配書の絵みたいな、独特なタッチで描かれるこの漫画の最大の魅力それは、「隣の実在しそうな誰かさんの物語」である。簡単な誰にでも描けそうな(失礼)漫画の中身は、大変優しくてしょっぱい日本人の文化、「人情と思いやり」だ。一人一人がそれとなく生きてるけど、深く生きてるわけではないのに、深いと思わせてくれる。何故なら人一人の一生はとても深いのだ。と言うことを教えられる。誰にでもドラマはある。
そして他人には小さくても、本人にとってはめちゃめちゃ深い。それをサラっと教えてくれる。
いいなぁ。昔の日本人ってこんなだったよね。
野球もタバコもヤーさんも皆優しくて、「いいじゃねーか」って思ってくれてたもんね。今は違うよね。でも居酒屋やこう言った下町の飯屋にはまだまだ魅力がある。
日本人の魂があちこちで疼いてる。
上手くそれが描かれている。
学生の頃渋谷の道玄坂にある居酒屋でのバイトを思い出しながら、読んでいます。
この個人で切り盛りする居酒屋独特の雰囲気、常連、掛け合いが好きです。その人その人の人生を少し見せてもらえるような感覚なのかな?
店主のプライベート部分の描写はほぼなく、お店のお客を店主から見た視点でのストーリーが私には合ったのかもしれません。絵は好きでも嫌いでもないですが、ストーリー性と絵のタッチの相性が絶妙で、妙に落ち着きます。生々しいタッチだと、ストーリーよりも食べ物や登場人物の話に持ってかれてた気がするので。
様々な料理が出てくるのでお腹も空きますが、孤独のグルメとは違った視点での料理マンガで人間模様を楽しめるのも面白いです。
登場人物はみんな色々な人生をそれぞれ抱えている。マスターは優しく温かく出しゃばることなく見守っている。そこにはそれぞれマスターお手製の料理が絡んでくる。マスターの料理を食べる人はみんな幸せそう。
こんな素敵なマスターの居る店
なら夜な夜な通いたい。
つまらない愚痴もただ黙って聞いてくれて、最後にマスターの作ってくれた美味しいごはん食べたら、また次の日からも頑張れそう。そんなおもいになれるお話です。
タイトルがメニューになっているので、バラバラでも読みやすいです。ストーリーも1話完結で、各話が「めしや」に集うお客さんが主役になっていて、その人とタイトルメニューが繋ぐエピソードで心が暖まります。マスターの淡々とお客が所望する料理を作って提供する、そこまで介入しない、かと言って突き放しもしない、そこも本作の魅力だと思います。読み終わった後には次の日のメニューが決まっています。
タイトルがいいなぁ〜と思い、さらに無料話があったので読んでみました。
イラストはほっこり系です。
キラキラした少女マンガ系のイラストではありませんが、味があっていいですね。
何と言ってもストーリーの温かさにキュンときました。
殺伐とした世の中にも、こんなほっこりできる場所が本当にあれば…と癒されました。
ちょっと疲れた心をほっこりさせてもらえる、そんな素敵なマンガです。
グルメ漫画というほどのものじゃない。なんてことないふつーのご飯が出てくる深夜食堂。
誰もが懐かしくて思い出す変哲にない何気ないメニューが、常連客を魅了する。
誰かがリクエストしたお皿から、また別の人間模様も浮かんでくる。
誰もが一品は持ってるそんな一皿をサラリと会話するように物語が繋がっていく。
繁華街の片隅にある飯屋は、どこの街にもあるような気がする深夜食堂です。
ドラマで深夜食堂を知りました。無料で数話よみハマりました。独特な絵柄とストーリーが日常的で気持ちが入りやすく実話っぽいところが好きです。紅生姜の天ぷらがあるってこのマンガを読んで知りましたし、春雨サラダを読んだ次の日春雨サラダ作ってしまったりちくわぶもこのマンガを読んでいたら食べたくなり始めておでんに入れました。当分はこのマンガでポイントを使いそうです。
深夜食堂って女性一人なら入りにくいイメージありましたがここのご主人面白いし、メニューどれも美味しそう✨グルメとか関係ないけど懐かしくて食べたくなるから不思議です✨絵は好みあるかもしれないし、時々あれ?いくら常連さんでも他のお客さんの個人情報を話して良いの?と思う事はあるけどお陰でハッピーエンドになる場合もあるしなんかあったかい気持ちになれます。
しばらく休んで、読んだことのあるストーリーをまた読む。
何度読んでもグッと胸に懐かしさのようなものが湧きおこり、飽きることがない。
深夜の食堂とは、パブでもなく、もちろんワイワイにぎわう居酒屋でもない。ほんと儲からないだろうな。店主だいじょうぶか、と心配になる。
常連たちが互いの人生をチラ見させるほどの内輪空間はかつてどの町の片隅にもあったのかもしれない。令和の時代にはこんな店吹き飛ばされてしまってるんじゃなかろうか。
ノスタルジー溢れるこの空間、漫画でだけでも味わえるのが嬉しい。