4.0
死者の夜
懐かしい「死者の夜」が読めてよかったです。これはホラーというより哀愁のあるヒューマンストーリー。少女たちは幸せだけど、この世にいるお父様がかわいそう🥺
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懐かしい「死者の夜」が読めてよかったです。これはホラーというより哀愁のあるヒューマンストーリー。少女たちは幸せだけど、この世にいるお父様がかわいそう🥺
なんか。昭和初期の話なのかな?
時代考証がよくわからないけれども、それがかえって謎めいた、というか。よくわからない?けど何となく惹かれる物語に仕立てています。
怖い話の恐怖系じゃなく不気味系不思議系の王道みたいな感じの絵柄とストーリーの短編集。
読みやすいし続き物じゃないからちょろっと読むのにちょうど良い。
作者さんの話は、昔、怖くて読めませんでしたが、大人になった今、読んでみると、怖いだけでなく、悲しい話でした。
ミステリーというか、ホラーというか、オカルトというか。
全てを内包しているとも考えられるけれど、どこかしら無理な展開があって、どうにも中途半端な印象。
お迎えがくるよ、の世界観の怖さにゾッとしつつストーリーに引き込まれてしまいました。おそらく深刻な高齢化社会なんだろうなあ。宝くじを買うみたいにくじを買って生存年数の権利を得なければ政府に連行されてしまって…まあおそらく処分されると作中ほのめかされていますが…。
しかし家族が険悪になることなく思い合ってる家庭で良かったと思います。孫があれだけ必死に頑張ったのと同じ分量、おばあちゃんも家族を思ってたんだろうなあ
短編なので読みやすいです。昔よく読んでいた方なので、懐かしさもあります。今は、こんな感じの漫画を見かけなくなったなぁーと思います。
現代版のうばすて話からスタートします。
彼の必死な気持ちと、おばあちゃんの孫を思う気持ちが切なかったです。
こんな事が現実にならないようにしたいですね。
曽根先生の作品は、絵がとても綺麗で読みやすいけれど、その分怖さも増します。内容も少し後味の悪い感じがしますが、つい読みたくなる内容です。
いつも人間の心理をつかみ取って巧みに描かれるので、ついつい最後まで読んでしまいます。昔からのファンです