4.0
モヤモヤ
少しモヤっとします。仁菜ちゃんは京介くんに気持ちを伝えて、その時にキスをされそうになります。でも、その前に、京介くんが同じ高校の女の子にキスされてしまったところを目撃した場面を思い出し、拒否してしまいます。
その辺りから2人の歯車はズレていってしまうんですが、京介君もホースの水から彼女よりも幼馴染をかばったり、怪我をした時に誰よりも早く保健室に連れて行ったりしてたのに、何故そこでもっと自分の気持ちに素直にならなかったんだろう?と読んでいて切なかったです。だって、最後も京介くんが南高を選んだエピソードも出て来てたし。
確かに京介君に彼女が出来た後は何回も挫けそうな時があったから、そんな時にあんな一途に想ってくれている人が現れたら、気持ちが動くのは分かりますが。だからって、ずっと好きだった人が時間はかかり過ぎだかもしれないけど、自分を好きだって分かった時に、そんな結末になるんだろうか?とモヤモヤしました。
本当の恋を知ったってゆう体にするんなら、そこの所をもう少し丁寧に描いてもらわないとすんなり納得は出来ませんでした。どこで憧れてただけで、恋とは違ったって結論がでたのかがよく分かりませんでした。
全体としては良く描かれていて読みごたえはありますが、良かったぁー!とはなりませんでした。
- 30