みんなのレビューと感想「女王の花」（ネタバレ非表示）（4ページ目）

性別人種身分を超え…至高のフェミニズム

作品だと思います。
王・将軍もののサクセスストーリーはこれまでにも好きで読んできましたが、女王を主人公に、また人種や身分(家柄)を超えた「人間」をテーマにしたストーリーに本当に感動しました。誰もが人間である、と言うメッセージのこもった、これぞ最高のフェミニズム作品の一つだと思います。
素晴らしく聡明で才能ある人物に男女の能力の差異などないこと、一方、恋愛という男と女としての人間的な部分に現れる性差、そしてその二つの面での葛藤…など、今男性社会の壁を壊すべく闘う女性たちにとっても共感する部分が沢山あるのではないでしょうか。
また、古い時代がテーマだし当然男性中心社会の中での女性の葛藤が描かれてはいるのですが、日本の宮廷や明治から昭和の社会のように「女だから」、「女のくせに」とグダグダ嫌がらせやボロクソ言う人物が出てこないのも好感が持てます。最初は抵抗していても、その能力と才能、人物を前にしてきちんと認めている。
現実社会も、こうであって欲しい。

登場人物に、あらゆる人種、そしてアルビノを始めとする身体の特徴を持った人たちが描かれていて、それを「美しい」と表現する主人公を通したルッキズムへのアンチテーゼも、多様性への強いメッセージだと感じます。

亜姫のような優秀な女性がこれからも沢山現実に出てくるでしょう。
彼女が目指した、能力により誰でも王になれる社会を実現していきたい。

様々意見ありますが私にとっては星５つ

とても素晴らしいレビュー！が沢山ありますので
もう今更　何も言う事は無いのですが…

星１つの意見は？と気になり読んでみました
はぁ〜　そう思うのね
えっ　そこ気になるの？
…私はこの作品が好きなので　星１つのレビューは読んでいてチョット凹みました

でも　いろいろな意見があって当然
逆に100人中100人が星５つ付けたとしたら気持ちわるいカモ
そういう時　私は敢えて星２つ位を付けちゃう

まぁ結局　何でも読んでみないと分からない

私は読んで泣いて涙拭いて鼻かんで
また読んで泣いて涙拭いて鼻かんで
を繰り返してへとへとになりました

面白いと思うので　また読み返したいのですが
時間と気力がある時でないと難しそうです

読みごたえのある中華ファンタジー

十二国記や彩雲国物語のように中国の文化や制度を下敷きにした漫画。
政治、恋愛、戦争と色々な駆け引きが面白い。
主人公の姫はとにかく機転がきくし、幼なじみは駄犬から忠犬へ成長、師匠は勘所を掴んで教えるのが上手い。敵陣営もよくあるステレオタイプかと思いきや、意外な側面があって生き生きしたキャラクターになっている。
わりと重い展開もあるけど、ちょくちょくコメディ要素もあるので胃もたれせず読める良作。

課金しまくったぁー

無料分だけ、って思ってたのに。あっという間に、課金しまくって２日で読了。。。その間、家事、育児、仕事、睡眠はほぼ無視。(ちゃんとしなさい、って話ですが。)

そして、随所随所で号泣して涙腺崩壊からの、涙が枯れるという事態に。

マンガにありがちなご都合主義という展開がほぼ無く、奇跡的なことが度々起こるということもあまり無く、実際にあった史実なのかな、と思わせるストーリーが、より物語に入り込ませてくれたように思います。

たぶん、またすぐに最初から読み返すこと必至かな(笑)

最初、何気なく読んでみたらハマりました。あきとはくせいの強い絆からどうか結ばれて欲しい…って思ったたのに、最後が悲しすぎます。
読み終えてとても悲しかったし、しばらく引きずっていました……。
でも身分差の恋って、なんで結ばれないの？いや、結ばれてもなんでこんな悲しい終わり方？
ちょっと納得出来なかったけど、時代背景や政治情勢等など考えると、こんな終わり方もあるんだよなって思わされました。
本当に感動するお話です！

とにかく面白い！

さすが和泉かねよし先生のマンガでございます。結論からいうと全巻読んでしまうと思います。それくらい読み応えありです。
舞台は中国。亜国の姫、亜姫と付人、薄星を中心に繰り広げららる歴史的ストーリー。もちろん人間ドラマだけでなく、恋愛要素もあります。伝えたくても伝えられない身分の者同士が、自分の身よりも大事な存在を守るために奔走する姿は心をうたれます。
亜姫は王道をいくお姫様ではなく、王宮で邪魔な存在として育った人。いろんな人からの愛情を受け、不遇ながらも困難に突き進む彼女がどのような王妃になるのか…
面白いです！

伊達じゃない4.5評価！まるで壮大な映画

読んで良かった！読んでて何度も涙を流した‼︎
登場人物すべてが、端役ですら、それぞれの人生を感じ、生き様を感じ、粋な心もあった。
面白すぎて一気に読んでしまったけれど、ストーリーの展開が、早すぎもせずもたつかず、戦国モノにありがちな、複雑な関係性も理解できて、夢中になった前後編の映画を観たような壮大さがありました。
どう生きるか、決める心や葛藤を支えられ乗り越えて行く様、運命と生命の循環… テーマも大きく、笑いもあり、出逢えた良かった作品です。

感涙！！

ベルばらと共通するものあり。（ベルばら大好きです！！）
しっかりと最終話まで考え抜かれたお話で、変に伸ばしたりなどの余計なことをしていない、
中だるみもせず、最終話まで無駄のない完璧なストーリーだと思います。
全話読み終えて3日経ちますが、余韻が残っています。
何回読み返していることか・・

絵はきれいな作家さんで知ってはいましたが、
好きなジャンルと違ったので読んだことがなかったのです。
今回の歴史ラブロマンスですっかりはまってしまいまいました。

何度も読み返したくなる名作

ほほ毎話末路が分かるイントロを読まされてるのに、読んでいてどう転ぶのか展開にドキドキさせられます。

復讐に生きるヒロインも宿敵も、味方なのかよく分からない人達も皆キャラが立っててそれぞれにとても魅力的で、ストーリーも何か動きがある度予想を裏切ってくれるので飽きません。
何年も前に最終話まで購入しましたので結末も誰が生き残れるのかも知ってますが、もう何度も読み返して泣ける位に中毒性あります。

これは本当にオススメ！知らない人いたら是非読んでみて欲しい！

ロマンティック大河ドラマ

面白くて購入ボタンを押す手が止まらず、待てば無料を待てずに一気読みしてしまいました。設定に新しさがありつつも王道の純愛モノで、ハマります。
各国事情や登場人物のエピソードをもっと細かく膨らませて長くすることも出来たと思うけど、主人公2人の話を真ん中に据えてそこから逸脱せずに最後まで纏め切っているので途中で散漫にならず、充実感、満足度がとても高いです。ご都合主義的設定がゼロでは無いけど、それはきっと細部を省いているからで、説得力がそれなりにあるので感情移入出来ました。おススメです！