4.0
作者さんはおもしろいマンガをたくさん描くなぁと思う。
さすがです。
物語の中の登場人物が本から飛び出してきて悪さをするっておもしろい。
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作者さんはおもしろいマンガをたくさん描くなぁと思う。
さすがです。
物語の中の登場人物が本から飛び出してきて悪さをするっておもしろい。
童話のキャラクターに人格を付与して、実体化させた時の行動が面白いです。アイデンティティーに悩んで苦しむキャラクターが好きです。中でもシンデレラが好きです。王子さまに頼らない自我に目覚めるシンデレラが好きです。
ある月の青い夜。月光と演劇部の前に、おとぎばなしの住人・鉢かづき姫が、いきなり本の中から現れた。彼女は、不思議な月光でねじれてしまった「おとぎばなし」の世界をもとに戻すべく、「月光条例」を執行する人間を求めてやって来た使者だった。
とても面白いです!様々な物語が読めるけれど一本筋が通ってます。正直漫画本で読んだほうがよいかもですが、一度めちゃコミでも読んでください。
エンゲキブさんと月光、名前も独特だし、ハチカヅキさんと言うのも面白い。
物語の中ではハチをとったら美女さんなんだよね。
執行者とか道具とかの設定も気になるし、月光とエンゲキブさんの恋の行方もきになります。
相変わらずこの作者様の頭の中が不思議。
週刊誌ではあり得ないですが、途中からの読み始めでは絶対ついていけません笑笑
絶対単行本で丁寧に追いかけるか、初めから読み始めるしかない!
なぜなら作品の1話1話に丁寧に伏線を張り巡らせ、それを後半にかけて一気に丁寧に回収していくので。
この方の作品は、本当に登場人物一人一人に人生がある「主人公」であり、まさにこの作品「月光条例」が「おとぎばなし」の主人公たちで構成されたように。
ぜひ読んでください。
鉢担ぎ姫が武器に変身するなんて、その発想はすごい(笑)
童話を主体としたお話になるのですが、決してワンパターンにならず、ヒロイン、主人公ならこう思っていたかも、ここに不満があったかも、の解決を月光が解決していく事に爽快感を感じます。
かぐや姫を基本ストーリーにしてお伽話の世界を導いてくちからを持った主人公とその仲間の冒険活劇漫画です。
前作前々作と比べると少しとっつき難いかなと思います。
同じ作者さんなので当たり前かもしれないが、最初の武器を手に入れる下りや物語の始まり方が似てる…。うしおととらは大好きだし、からくりサーカスも大好きで全巻持っているけど、月光条令はなんだか世界観が飛び過ぎてて、説明が多く、伏線に継ぐ伏線がありそうで…、壮大なドラマは作品の魅力だと思うんだけど、ちょっと感情移入する前にお腹いっぱいになってしまった…。残念です。
この作者の作品はみんな凄く緻密に練られたファンタジーで、話の展開がどんどん変わるのが魅力ですが、この作品は『条例』の内容がイマイチ分かりにくいかも。