5.0
膝を正して読んでしまう
無料分だけ読んでいます。
正直、登山なんて、あんな大変そうな事、全然興味ないし、危険もあるし…と思うけど、それでもこの話に惹きつけられてしまって、ちょっと安全な低い山を登ってみたくなります。
遭難したり怪我をしてどうしようもなく不安に陥ったとき、三歩さんみたいな人が助けにきてくれたら、ものすごくホッとするだろうな。
本当に強い、勇気がある人ってこういう人なんだな、と思ったりしています。
- 0
無料分だけ読んでいます。
正直、登山なんて、あんな大変そうな事、全然興味ないし、危険もあるし…と思うけど、それでもこの話に惹きつけられてしまって、ちょっと安全な低い山を登ってみたくなります。
遭難したり怪我をしてどうしようもなく不安に陥ったとき、三歩さんみたいな人が助けにきてくれたら、ものすごくホッとするだろうな。
本当に強い、勇気がある人ってこういう人なんだな、と思ったりしています。
連載当時からの大ファンで、掲載の週刊誌を通勤電車で読みながら涙してました。
縁のない山ですが、綺麗事だけでは済まない、それでも雄大で圧倒的な自然と、人と、生命と、三歩の優しさで、言葉数少ないなかで魂に刺さりました。
ここで読めるとは… 数十年ぶりに読めて感謝です。
学校の宿泊学習でしか登山をしたことは
ないですが家族が百名山の番組が好きで良く見ています。いつも道具を揃えて登山をしてみたいなと思いつつ、素人が行ったら遭難や滑落したらたくさんの人に迷惑を掛けてしまうなぁと諦めてしまいます。でも三歩さんがいた穂高の景色を山頂から見てみたいと本当に思いました。三歩さんの最後は悲しいものでしたがみんなの中に生きていて本当に良かったです。
街の喧騒などとは無縁の山の世界のお話しは読んでいて清清しい。清清しいけど、山の厳しさ、事故の恐ろしさはストレートに描かれています。クレバス、雪崩、落石など、知らない危険にゾッとしました。
最初はそーゆー衝撃的な描写が印象的でしたが、読んでいくと人間ドラマの描写に惹かれます。個人的に好きなお話しは、阿久津が隊員として自覚したときの回、おばちゃんの富士登山の回なと。
正直、私は登山の素晴らしさを理解できていないタイプの人間だし、今後も理解できるとは思えません。
ただ、この主人公の素晴らしさは本物のそれであるし唯々、頭の下がる思いです。
山を愛し登山に魅せられた人というのは、それを知らない人間には計り知れない何かを持っている気がします。
軽い気持ちで入山して遭難する人。
充分に気をつけたけれど遭難した人。
どんな人にでも、自分のありったけで向かい合う主人公の姿に惹かれない人はいないと思います。
こんな人が現実にも確かに存在していて、助かる命があるんだなとしみじみ感じられる作品です。
つらいシーンも多く、楽に読めるものではありませんが、文句なく胸を打つ良い作品なのは間違いありません。
何故人は危険な山に挑むのか。
なぜ人は美しい山に幻を見るのか。
どうして自然には抗えないのか。
生きたくて山に登り
新しく生まれ変わりたくて
神々しい景色を目に焼き付ける。
時としてその代償は重い。
その命をかけて命を救い上げる、山岳救助という過酷な現場。
確かな画力と熱のこもったストーリーに、心が共鳴し震える…
岳の世界を通し人生を振り返ろう。
桜の頃の新緑が見ていて一番ホッとする
それを過ぎると緑が猛々しくなって生命が強すぎて圧倒される
森林限界を越えた高原から岩山など本来は人間の領域ではないとすら感じる
だから生活のたつきの為でもないのに山に登る人がわからない
古来、山は信仰の対象であったはず 只人が入ってはいけない人外の領域だと今も思っている
ご遺体を背負って山を下りる三歩の姿は修行に身を投じたかに見える
人は死のうと思ってもなかなか死に至らない 死のうと思っているうちは果たせない
なのに、ほんのわずかにつまづいただけで、呆気なく虚しゅうなる
本作は山に送り出した残された家族の描写が細やかで
なぜ人は山に登るのか、50話まで無料だというので読んでみたが、さっぱりわからない
昔の名作と名高い村上もとかのクライマー列伝は全編悲劇だった
私は山に登ったことはありませんが、自然の恐ろしさだけでなく、自然の美しさやパワー、自然が人へもたらすさまざまな影響を感じることができる作品です。主人公の三歩の、前向きな姿勢や、自然に対する尊敬の姿勢、その基盤にある過去の様々な経験を感じ、ついつい読み進めてしまいます。数話ずつの読み切りなので読みやすいです。
山に全く興味のない者です。
読み進めていくうちに、ただただ山の厳しさを痛感させられます。
自然のあまりにも大きな力に、淘汰されていく命があること、そこにどんな意味があるのかをいまだ模索しながら、それでも山に魅了されている三歩さんの胸のうちに何があるのか、いつか分かりたいと思いながら、読み進めています。
遭難のニュースを見るたびに、なんでそこまでして山に登りたいのかな、救助にもお金がかかるのに、とモヤモヤしていました。でも、この漫画を読み終わる頃にはこの気持ちも少し変わるのかな、と思います。登山の漫画って斬新だな、と思って楽しいですし、三歩さんの知識や技術もスゴイなと思います。キャラもなんだかいいですしね。楽しんで読んでいます。