みんなのレビューと感想「黄昏流星群」（ネタバレ非表示）

黄昏時を迎える「地上の星達」に乾杯。

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始めに言っておきますが、本作は主に男性向け雑誌に連載されている物であり、作者も「島耕作シリーズ」で有名な漫画家の方です。つまりは、どちらかというと男性よりの目線で描かれていると思います。(偏見や差別の意味で言っているのではありません。あしからず。)

本作を読んで「男女が関係を持つ事に、いささか急過ぎる」と思う人もいるかもしれませんが、中高年になれば、漫画の中の登場人物達に共感する様になるかもしれません。その年齢になってみれば色々と気づき、分かる事もあるかもしれない。

宇宙にある星が寿命を迎えようとする時、その一生の集大成の様な、鮮烈な光を最後に発する事があると云います。この作品で表現される男女の情愛も、それに似て激しいものなのかもしれません。なんてたってタイトルが「黄昏流星群」ですから。

人生の「黄昏時」に立った時、人は一体何を思うのでしょうか？過去への回想か、見果てぬ夢への飽くなき挑戦か。人それぞれだと思います。しかし、各人が辿って得てきた思い出と人生は、辛い事も良い事も全部含めて美しいものではないかと思います。何故なら、どの人の人生も一生に一度。その人でしか体験出来ない貴重なものなのだから。

そう、その輝きは、まるで「地上に輝く星」の様ではないかと思います。

「天海(宇宙)」ではなく、この地上という「苦海」の中を、時にはのまれながらも輝き続ける人の命。一日一日を大切に。

登場する女性にリアリティがない

歯医者さんの待合室にあり、ちょこっと読んだらおもしろかったので、無料分を読んでみました。

さすがにお話もしっかりしていて、おもしろい漫画だし、読みごたえはあるんだけど、女性の描き方、時に妻という立場の女性の描い方が悲しいほど薄っぺらいなと思いました。
中高年の恋を描くというのは画期的でいいと思いますが、そこに夫婦の愛、が驚くほど欠落していてかえって不自然さを感じます。

この年代の男性たちには当たり前の世界観なのか、ある意味で夢の世界なのかもしれませんが、中年既婚女性の私から見たらドン引きしちゃう男性が多かったです。

私は50過ぎの主婦です。気持ちは若い時と何ら変わってないので目の前に素敵な人がいて非日常な環境が揃っていたら恋に落ちるだろうかと考えました。
いくつになっても恋心をもつのは良いと思いますが中年の男女の恋模様をはたからみるとあまり心地いいものじゃないですね。
ひとり同士ならまだしも不倫となるとリスク大きそう。でも今後どうなるのか気になります。

ある程度の年齢になっても誰かを大切に思ったり好きになったりする事は無くならなくて、皆自分が子供の頃に思い描いていた大人にはなかなかなれなくて。。。普通の生活の中で起きそうな普通の出来事が描かれていてとても身近に感じながら読んでしまいました。

中年と言われる世代の体の書き方がリアルです。43歳の独身女性はもう少しキレイだとは思いましたが💧不倫を純愛のように描かれているのは時代もあるのかなぁと思いました。
年齢も経験も重ねたのもあって、昔読んだ時とは受け止め方が変わりました。

メインとなる男女が美しすぎないところが、リアリティがあります。
男性のお腹が出ていたり、老人だったり。
今は憧れはしないけれど、自分がもう少し歳をとったらまた見方もかわるのかなぁと思います。
5年後にもう一度よんでみようと思います。

くすぐったい。

良くも悪くも、ビックコミックっぽいなぁ、という印象。
絵がちゃんとおじさんおばさんなので、良くも悪くも、美化されすぎていなくて、現実味があります。笑
昭和な感じ、くすぐったいけど、嫌な気持ちになれずに読めると思います。

漫画というより小説です。

弘兼先生の作品、島耕作が有名ですが、この作品もドラマになっていたりと、こちらのファンも多いと思います。この作品の良さ面白さは、若い人達より年相応の人、人生経験がそれなりにある人達が分かるのではと思います。

弘兼氏の漫画が好きで

弘兼さんと、奥さんの柴門ふみさん、お2人とも好きな作家さんなので、読みました！若い頃の、若気の至り的な恋もいいけれど、人生後半戦になってからの熱い恋もまた、違った意味で良し…という、感慨深い作品だと思います。

テレビドラマを見て

原作を読みたくなりました(^^)
ドラマは現代にアレンジされてますが、原作の絵はやはり少々古めかしいですね。
今のアラフィフよりは、老けた印象です。
定年前の一花、というよりリタイア後の初老のイメージでした。